春日神社 (高浜市)
春日神社(かすがじんじゃ)は、愛知県高浜市春日町に鎮座する神社。旧社格は郷社。高浜の総氏神である。
春日神社 | |
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所在地 | 愛知県高浜市春日町2丁目1番地8 |
位置 | 北緯34度56分01.2秒 東経136度59分08.1秒 / 北緯34.933667度 東経136.985583度 |
主祭神 | 天津児屋根命 他6柱 |
社格等 | 旧郷社 |
創建 | 不明 |
別名 | 春日神社・八剱社 |
例祭 | 10月第1週の日曜日とその前日 |
主な神事 | おまんと祭り |
祭神
編集歴史
編集創建年代は定かではない。往古は天津児屋根命は大明神山に、武甕槌命は鹿島に、経津主命は古宮に、姫大神は古春日に鎮座されていた。この4柱の神を古春日の地に合祀し、春日大明神と称した。建武(1334年)以降兵乱相次ぎ、春日神社も兵火に罹り旧記を失ったと伝えられる。永正年間(1504年 - 1520年)に鎮座地を今の社地に移した。
春日神社は高浜の総氏神である。古来高浜は十組の集落に分かれ、各組にはそれぞれ鎮守の神祠があって、異なった祭日をもちこれに奉仕していた。春日神社はそれらの各集落の総氏神として、各組挙ってこれに奉仕し、敬仰最も篤かったことが記録に残っている[2]。
祭礼
編集10月の第1日曜日とその前日の土曜日には例祭としておまんと祭り(御馬塔祭り)が行われている。人馬一体となって駆け抜けていく勇壮な祭礼であり、高浜市指定無形民俗文化財に指定されている[3]。
おまんと祭りの記録は享和3年(1803年)の「高浜村祭礼之由来」が最も古い。現在は7町が馬を出し、上は青木町・春日町・沢渡町・稗田町、下は碧海町・二池町・田戸町となっている。このおまんとの奉納にあたり、8月下旬に7町から祭礼のシンボルである「神馬」を出す町が決定される。以後、神馬の町は全責任者である「大目付」のもとに「氏子委員」「馬目付」「若衆頭長」が中心となって祭礼が運営される[4]。
西三河地方の旧碧海郡及び知多半島の知多湾沿岸地域でも「おまんと」などのかけ馬の神事が奉納されているが、中でも高浜の「おまんと」はその規模と若衆の意気において近郷に名高く、祭礼には他地域からも多くの参詣者を集めている[5]。
また毎月の第1、第3、第4日曜日の10:00より月次祭、旬祭が執り行われており、その際に初宮参り、車の交通安全祈願祭、厄払いなどの一般祈祷も合わせて行われている[6]。
境内
編集境内は大山緑地と呼ばれる海抜約17mの丘である。昭和39年(1964年)に建立された陶管焼のタヌキ像は「大山緑地の大タヌキ」と呼ばれる。高さは5.2m、胴回りは8mあり、胴回りの長さは陶管製の像として日本一とされる[7]。
境内には桜や藤、紅葉、松、檜、榊など多くの木々があり、自然豊かである。特に桜は「大山の千本桜」と言われ、毎年ライトアップもされ、桜まつりなども開催されている。また秋にも心字池周辺の紅葉のライトアップも行われている。[8]。
境内社
編集- 八剱社(はっけんしゃ)
- 津島神社
- 高浜神社(旧靖国神社)
- 御鍬社
- 森前秋葉神社
- 山ノ神社
- 金刀比羅神社
- 稲荷社
- 若宮神社
- 秋葉社
- 服部天満宮
- 津島社
現地情報
編集- 所在地
- 交通アクセス
脚注
編集参考文献
編集- 高浜市誌編さん委員会『高浜市誌 第2巻』高浜市、1976年
- 高浜中学校『高浜町の姿』高浜中学校、1957年
外部リンク
編集- 春日神社 八剱社 - 公式サイト