早坂忠
日本の経済学者
人物
編集山形県山形市生まれ[1]。東京大学教養学科卒業、大学院社会科学研究科理論経済学専攻博士課程単位取得退学(木村健康に師事)。1958年、東京大学教養学部助手。外国語部会英語科の講師、助教授を経て、1983年8月、教授。1990年3月、定年を待たずに退職し、4月より学習院大学経済学部教授、1992年5月、退職。1995年、叙正四位、叙勲三等授瑞宝章。
ケインズを中心に研究を行っていたが、東大では教養学部の英語科に所属しており、経済学ではなく英語の教授だった。
著書
編集単著
編集- ケインズ 文明の可能性を求めて 中公新書、1969
翻訳
編集- 需要理論 J.R.ヒックス 村上泰亮共訳 岩波書店、1958
- 自由論 J.S.ミル「世界の名著38 ベンサム/ミル」中央公論社、1967
- 経済学と限界革命 コリソン・ブラック 岡田純一と共訳 日本経済新聞社、1975
- ケインズ経済学の危機 J.R.ヒックス ダイヤモンド社、1977
- 平和の経済的帰結 「ケインズ全集2」東洋経済新報社、1977
- ケインズ 人・学問・活動 ミロ・ケインズ 佐伯彰一共訳 東洋経済新報社、1978
- 経済学の革命と進歩 T.W.ハチスン 春秋社、1987
編著
編集脚注
編集- ^ 大阪工業大学の上久保敏によると、早坂に関する詳細な年譜はないという(上久保敏「早坂忠の日本経済学史研究」大阪工業大学紀要人文社会篇第50巻第1号pp.1-25(NAID 110007605894)の註2)。学習院大学退職までの略歴も上久保論文で確認できる。