旧鴻池本店
旧鴻池本店(きゅうこうのいけほんてん)は大阪府大阪市此花区にある建築物。国の登録有形文化財。
旧鴻池本店洋館 | |
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情報 | |
構造形式 | 木造2階建 |
建築面積 | 90 m² |
竣工 | 明治42年(1909年) |
改築 | 大正3年(1914年) |
所在地 | 大阪府大阪市此花区伝法4-3-55 |
座標 | 北緯34度41分19.4秒 東経135度27分16.4秒 / 北緯34.688722度 東経135.454556度 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2021年11月19日 |
概要
編集和風屋敷に洋館をつけた和洋併置式邸宅で、「アールヌーヴォーの館」として知られる旧松本家住宅との類似から、設計者は久保田小三郎と考えられている[1]。ステンドグラスを用いた装飾や、水洗トイレ、折りたたみ式のベッドなども設備されている[2]。 明治13年(1880年)、鴻池忠治郎がここ伝法に運輸建設業鴻池組を起こし、明治42年(1909年)から昭和43年(1968年)に本社・本店社屋「鴻池ビル」が完成するまで本店として使われた[3]。 2021年11月19日、文化審議会から文部科学大臣に登録有形文化財に登録するよう答申された[4]。
内部は一般公開されていない[2]。
周辺
編集交通アクセス
編集出典
編集- ^ 橋爪紳也『大大阪モダン建築』青幻舎、2007年。ISBN 9784861521287。
- ^ a b “大阪ミュージアム構想 旧鴻池本店”. 大阪府府民文化部大阪ミュージアム構想推進グループ. 2011年12月9日閲覧。
- ^ 三善貞司『大阪史蹟辞典』清文堂、1986年。ISBN 4792423414。
- ^ “創業の地に建つ鴻池組旧本店が登録有形文化財(建造物)へ”. 鴻池組. 2022年2月25日閲覧。