摂陽群談
『摂陽群談』(せつようぐんだん)は、江戸時代に編纂された摂津国の地誌である。全17巻から成り、刊本は『大日本地誌大系』に収録されている。
岡田溪志(おかだけいし)が伝承や古文献を参照に元禄11年(1698年)から編纂を開始、同14年(1701年)完成した。江戸時代に刊行された摂津地誌としては記述が最も詳しく、和歌名所も多く収録されている。
目次
編集- 巻第一 一上 摂陽群談序、目録、摂津国緒暦
- 巻第二 一下 摂津国緒暦
- 巻第三 山ノ部、滝ノ部、岡ノ部、川ノ部
- 巻第四 池ノ部、沼ノ部、沢ノ部、海ノ部、浦ノ部
- 巻第五 浜ノ部、潟ノ部、島ノ部
- 巻第六 江ノ部、湊(港)ノ部、津ノ部
- 巻第七 橋ノ部、済(渡)ノ部
- 巻第八 野ノ部、原ノ部、田ノ部、湯ノ部
- 巻第九 市ノ部、里ノ部、塚ノ部、陵ノ部、城ノ部
- 巻第十 暦世都地古宮(旧首都)ノ部、古地旧屋ノ部
- 巻第十一 神社ノ部
- 巻第十二 寺院ノ部 上之一
- 巻第十三 寺院ノ部 上之二
- 巻第十四 寺院ノ部 下之一
- 巻第十五 寺院ノ部 下之二
- 巻第十六 名物土産ノ部
- 巻第十七 雑類(自然)