掖上駅
奈良県御所市にある西日本旅客鉄道の駅
掖上駅(わきがみえき)は、奈良県御所市柏原上方にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山線の駅である。
掖上駅[* 1] | |
---|---|
1番のりば側の駅舎(2008年9月) | |
わきがみ Wakigami | |
◄玉手 (1.5 km) (4.0 km) 吉野口► | |
所在地 | 奈良県御所市柏原上方723 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■和歌山線 |
キロ程 | 20.9 km(王寺起点) |
電報略号 | ワキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
129人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1896年(明治29年)5月10日[1] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有) |
歴史
編集- 1896年(明治29年)5月10日:南和鉄道が高田駅 - 葛駅(現在の吉野口駅)間で開業した際に掖上駅として設置[1]。
- 1903年(明治36年)5月15日:壺阪駅(つぼさかえき)に改称[2]。
- 1904年(明治37年)12月9日:南和鉄道の路線を関西鉄道が承継し、同社の駅となる[1]。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が鉄道国有法により国有化され、帝国鉄道庁の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、和歌山線の所属となる[1]。
- 1940年(昭和15年)4月1日:掖上駅に再改称[2]。
- 1984年(昭和59年)10月20日:無人駅となる[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる[1]。
- 2018年(平成30年)3月17日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。ICカード専用簡易改札機で対応。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を持つ行違い可能な地上駅である。旧来の木造駅舎は北側の下りホーム側にあり、上りホームには跨線橋で渡るようになっていたが、2020年に新たに上りホーム側に簡易駅舎が設置されたのに伴い撤去された。
王寺鉄道部が管理している無人駅である。貨物を扱っていたため電化後もしばらくは有人駅であった。
旧来の駅舎・簡易駅舎それぞれに、直立型の自動券売機および簡易ICOCA改札機が設置されている。
トイレは、以前は改札内にあったが、現在は、改札外に設置されている。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 和歌山線 | 下り | 五条・橋本方面[4] |
2 | 上り | 高田・王寺方面[4] |
- 案内上ののりば番号は、前述の上りホーム側の簡易駅舎設置に合わせて設定された。
利用状況
編集「奈良県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[5]。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2005年 | 178 |
2006年 | 190 |
2007年 | 170 |
2008年 | 153 |
2009年 | 151 |
2010年 | 167 |
2011年 | 176 |
2012年 | 160 |
2013年 | 161 |
2014年 | 152 |
2015年 | 146 |
2016年 | 148 |
2017年 | 138 |
2018年 | 132 |
2019年 | 129 |
2020年 | 109 |
駅周辺
編集駅周辺は住宅地である。
バス路線
編集- 東コース かもきみの湯方面/御所市役所・近鉄御所駅・老人福祉センター方面 (1日3往復の運行となっている)
隣の駅
編集脚注
編集- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、20-21頁。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、360頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “「通報」●奈良線上狛駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1984年10月19日)
- ^ a b “掖上駅|時刻表:JRおでかけネット”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道. 2022年9月27日閲覧。
- ^ 令和3年度 奈良県統計年鑑 第13章 運輸及び通信-JR輸送実績(xls 30KB)
関連項目
編集外部リンク
編集- 掖上駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道