扶桑駅

愛知県丹羽郡扶桑町にある名古屋鉄道の駅

扶桑駅(ふそうえき)は、愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄にある、名古屋鉄道犬山線である。駅番号はIY12

扶桑駅*
西口
ふそう
FUSŌ
IY11 柏森 (2.2 km)
(1.4 km) 木津用水 IY13
地図
所在地 愛知県丹羽郡扶桑町大字高雄字下山91
北緯35度21分34.5秒 東経136度54分57.35秒 / 北緯35.359583度 東経136.9159306度 / 35.359583; 136.9159306座標: 北緯35度21分34.5秒 東経136度54分57.35秒 / 北緯35.359583度 東経136.9159306度 / 35.359583; 136.9159306
駅番号 IY  12 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 犬山線
キロ程 21.2 km(枇杷島分岐点起点)
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
5,847[1]人/日
-2021年-
開業年月日 1912年大正元年)8月6日
* 改称経歴
- 1913年 高雄駅→下野駅[2]
- 1948年 下野駅→扶桑駅
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町の中ほどに位置し、また近くに扶桑町役場があるなど、同町の玄関駅であるが、列車の停車本数及び利用者数は隣の柏森駅のほうが多い。

歴史

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  • 1912年大正元年)8月6日 - 犬山線開業とともに、高雄駅として開設。
  • 1913年(大正2年)3月27日 - 下野駅に改称の旨届出[2]。扶桑町に「下野」の地名が残るほか、木津用水駅近くに犬山市に属する「上野」という地名が残っている。
  • 1948年昭和23年)2月1日 - 扶桑駅に改称。
  • 1962年(昭和37年)度 - 貨物営業廃止[3]
  • 1987年(昭和62年)5月 - 自動改札機設置[4]
  • 1995年平成7年)3月 - 上下待避線完成[5]
  • 2004年(平成16年)2月15日 - SFパノラマカードユリカが使用可能となる。
  • 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正により、停車列車種別が大幅に変更され、準急停車駅となる。朝の名古屋方面は快速急行を特別停車させる[6]。また、隣の柏森駅の工事に関連して、当駅が終着となる列車が1本設定され、当駅始発列車も1本増発された。なお、朝に設定されている快速急行のすべてが停車していたのに対し、準急の新設に伴い急行は全列車が通過となっていた。
  • 2008年(平成20年)12月27日 - ダイヤ改正に伴い、快速急行の基本停車駅へ昇格、急行も全列車が停車することになった[7]。ただし日中の停車本数は改正前と変わらず上下線とも毎時各6本。
  • 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
  • 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
  • 2015年(平成27年)3月 - エレベーター設置。
  • 2019年(平成31年)3月15日 - ホーム改良工事竣工[8]

駅構造

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島式ホーム2面4線を有する地上駅。有人駅で、終日にわたって駅の係員が配置される。改札口は橋上階に1箇所あり、付近には自動券売機を1台備えている。なお、この自動券売機は定期乗車券の購入が不可能である他、改札内には自動精算機、ICカードチャージ機が設置されていないたため、これらの取り扱いは窓口で行うことになる。

この駅は、布袋~犬山間の途中駅では唯一待避ができる駅となっている。昼間に当駅で緩急接続は行われないが、回送列車が追い越し待ちを行うこともある他、深夜から早朝の間は1、4番ホームを使用して2本の列車が留置される。

1994年に改築が行われており、それまでは犬山方面ホームに面して駅舎がある相対式2面2線であり、駅舎は駅開業時からのものであった。エレベーター、エスカレーターが設置されている。以前はエスカレーターのみ設置されていたが、2015年3月頃にエレベーターが新たに設置された。発車標は2019年3月にLED式のものが設置された(それまではソラリー式だった)。

朝の8時台に1本のみ当駅終着(豊田市駅発地下鉄鶴舞線経由、名古屋市交通局の車両で運転)の列車がある。この列車は1番ホームに到着し、折り返し赤池行きとなる。

のりば
番線 路線 方向 行先
1・2 IY 犬山線 下り 犬山方面[9]
3・4 上り 名鉄名古屋金山方面[9]

配線図

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扶桑駅 構内配線略図

岩倉・
名古屋方面
 
犬山・
新鵜沼方面
凡例
出典:[10]


Sun Flower

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西口ロータリーの中央にSun Flower(サンフラワー)という名前のモニュメントがある。Sun Flowerは町の花・ひまわりの英名。黄色の輪が幾重にも重なっており、全体として天球儀の形にまとまっている。ひまわりと、古代中国において太陽が昇る神聖な木とされた「扶桑」(ただし、町名の扶桑はかつて町が養蚕業で栄えていたことに由来しており、この扶桑とは関係ない)がモチーフ。例年クリスマスシーズンになるとこのモニュメントの両横にクリスマスツリーを模ったイルミネーションが行われる。イルミネーションは扶桑町発展会によるもの。

利用状況

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  • 「移動等円滑化取組報告書」によると、2021年度の1日平均乗降人員は5,847人であった[1]
  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は6,285人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中62位、犬山線(17駅)中10位であった[11]
  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は5,590人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中77位、 犬山線(17駅)中9位であった[12]
  • 愛知県の統計によれば、1日平均の乗車人員(降車客含まず)は、平成19年度で2,901人、平成20年度で2,954人である。
  • 扶桑町の中部地域が主なエリアである。(東部地域は木津用水駅、北部・南部・西部は柏森駅を利用することが多い)

駅周辺

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扶桑駅前郵便局

隣の駅

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名古屋鉄道
IY 犬山線
ミュースカイ快速特急特急
通過
快速急行急行
柏森駅(IY11) - 扶桑駅(IY12) - 犬山駅(IY15)
準急・■普通
柏森駅(IY11) - 扶桑駅(IY12) - 木津用水駅(IY13)

脚注

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  1. ^ a b 令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月6日閲覧。
  2. ^ a b 「軽便鉄道駅名改称」『官報』1913年4月4日(国立国会図書館デジタル化資料)
  3. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、340頁。 
  4. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、570頁。 
  5. ^ 『鉄道ピクトリアル No.624 1996年7月号臨時増刊』 鉄道図書刊行会、p.26
  6. ^ ダイヤ改正に関する別紙資料(1)はこちらをご参照ください。” (PDF). 名古屋鉄道. 2015年4月23日閲覧。
  7. ^ 太田貴之「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第816巻、電気車研究会、2009年3月、44頁。 
  8. ^ 犬山線 扶桑駅ホーム改良工事”. 林本建設. 2022年7月1日閲覧。
  9. ^ a b 扶桑(IY12)(ふそう) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  10. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  11. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  12. ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。 

関連項目

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外部リンク

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