埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線

埼玉県と東京都の道路
志木街道から転送)

埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線(さいたまけんどう・とうきょうとどう40ごう さいたまひがしむらやません)は、埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目および同四丁目の県庁前交差点から東京都東村山市久米川町一丁目および同五丁目の久米川町交差点に至る都県道主要地方道)である。東京都清瀬市内には途中、埼玉県新座市内をかすめる形で支線も存在し、多摩南北道路に位置づけられている都市計画道路府中清瀬線に属する。

主要地方道
埼玉県道40号標識
東京都道40号標識
埼玉県道40号 さいたま東村山線
東京都道40号 さいたま東村山線
主要地方道 浦和東村山線
地図
地図
制定年 1977年昭和52年)
起点 埼玉県さいたま市浦和区
県庁前交差点【北緯35度51分22.1秒 東経139度38分50.5秒 / 北緯35.856139度 東経139.647361度 / 35.856139; 139.647361 (県道40号起点)
終点 東京都東村山市
久米川町交差点【北緯35度46分19.4秒 東経139度28分39.9秒 / 北緯35.772056度 東経139.477750度 / 35.772056; 139.477750 (県道40号終点)
接続する
主な道路
記法
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
埼玉県さいたま市南区別所付近

概要

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当路線の一部の区間は1973年(昭和48年)12月までは「浦和所沢線」本線であったが、1975年にバイパスが建設され、後にそのバイパスが本線となり(現在は国道463号本線の一部)、それまでの浦和所沢線は分割され、当路線(当時は浦和東村山線)の一部、川越新座線の一部、所沢青梅線の一部、及び練馬所沢線の一部[注 1]に分割された。なお、1994年(平成6年)4月1日までは13号浦和東村山線だった。その後2001年平成13年)にはさいたま市発足に伴いさいたま東村山線に改称した。当路線は江戸時代府中通り大山道と似たルートとなっている(この道の通行人は、秋ヶ瀬橋架橋前まで行われていた「秋ヶ瀬橋の渡し」を利用して荒川を渡っていた)。埼玉県内は、埼玉県の「まちのシンボルロード」事業の対象路線に指定されているほか[1]、中浦和駅付近から田島交差点までは都市計画道路田島大牧線の区間である。

路線データ

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全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

歴史

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路線状況

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通称

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  • 志木街道(さいたま市内の全区間、新座市 志木陸橋(南)交差点 - 東京都東村山市 秋津町三丁目交差点)[3][4][5][6][7][8][9]
  • いろは通り(埼玉県志木市 秋ヶ瀬橋交差点 - 志木市役所前交差点)[6]
  • 本町通り(埼玉県志木市 志木市役所前交差点 - 本町3丁目交差点)[6]
  • 昭和新道(埼玉県志木市 本町3丁目交差点 - 昭和新道交差点)[6]
    埼玉県道36号保谷志木線との重複区間の一部
  • 慶應通り(埼玉県志木市 昭和新道交差点 - 新座市 志木陸橋(北)交差点)[6]
    埼玉県道36号保谷志木線との重複区間の一部
  • 立教通り(埼玉県新座市 名称無し交差点(新座市志木市境) - 新座駅南口交差点)[10]
  • 所沢街道(東京都東村山市 秋津三丁目交差点 - 東京都東村山市 久米川町交差点)
    東京都道4号東京所沢線との重複区間
  • 新小金井街道(東京都清瀬市 長命寺前交差点 - 松山三丁目交差点)[8][9]
    ※支線

渋滞・事故・騒音

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片側一車線で信号が全般的に多いことに加え、バスやトラックも多いため、全線で速度が低下しがちだが、特に道路幅が狭い埼玉県内区間で渋滞が頻発する。国道254号や新大宮バイパスなど幹線道路との交差点で大きな渋滞が起きる。

  • さいたま市
    • 別所沼付近の上り線側の歩道。幅が狭く、自転車と歩行者の接触事故が発生している[4]
    • 田島交差点、東行。新大宮バイパス南行への右折待ちの車が多く、その後に続く信号との組み合わせで、秋ヶ瀬橋まで車が繋がり、渋滞時には通過に20分ほどかかる。
    • 田島火の見下交差点。交差点の形状がクランク型かつ一車線のため、両方向の右折待ちの車で渋滞となる。
    • 南区関2-11-25から桜区田島3-7-18および田島5-1-15から田島5-4-1は、国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所が危険区間と認定している[11]
    • 2018年1月31日、本県道の北側を国道17号現道からバイパスまで並行する都市計画道路町谷本太線(市役所通り)が全通した[12]。同線は道幅が広く、かつ交通量が少ないため、本県道などからの迂回に適している。
    • 今後、本県道の北側を国道17号現道から荒川付近まで並行する都市計画道路道場三室線が全通する予定であり、さいたま市内の渋滞は改善される見込みである。
  • 志木市
    • 本町三丁目交差点付近。市街地で交通量も多く一車線なため、右折待ちの車が繋がると渋滞が起きる。特に朝夕は混雑がひどくなる。
  • 新座市
    • 野火止交差点、東行。川越街道との交差点。青信号時間が短い上、国道254号北行の左折車の歩行者待ちで一車線の道が完全に止まってしまうことを起因に渋滞が引き起こされる。また、当交差点は子供の事故が多い[13]
    • 野火止上交差点は国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所が危険な交差点と認定している[11]
    • 現在、新座警察署が交通違反(歩行者妨害等)取り締まり重点路線に指定している[14]
  • 東村山市
    • 秋津町3-55で2008年12月4日から翌日にかけて行った騒音測定では、昼間が66 db、夜間が62 dbであった(車道端からの距離:3.5 m、地上からの高さ:1.2 m)[15]

地理

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通過する自治体

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交差する道路

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本線
接続する道路 交差点名 所在地
  国道463号(県庁通り) 岩槻越谷方面
  国道17号 県庁

さいたま市 浦和区
  国道463号
別所沼通り 南区
埼玉県道165号大谷本郷さいたま線 埼玉県道79号朝霞蕨線 田島火の見下 桜区
  国道17号(新大宮バイパス 田島※立体交差
新開通り
埼玉県道79号朝霞蕨線 秋ヶ瀬橋 志木市
(宮戸橋通り[6] 下宗岡3丁目
(あきはね通り[6] 中宗岡3丁目
(宗岡公民館通り[6] 宗岡公民館前
(せせらぎの小径[6] せせらぎの小径
  国道254号和光富士見バイパス 中宗岡4丁目
埼玉県道36号保谷志木線(宿通り[6] 中宗岡1丁目
- 埼玉県道266号ふじみ野朝霞線 志木市役所前
埼玉県道113号川越新座線(志木大通り[6] 市場坂上
(バルシティ通り) 本線 本町3丁目
埼玉県道244号志木停車場線(本町通り[6]
本線 - 昭和新道
埼玉県道112号和光志木線(昭和新道[6]
(ユリノ木通り) 慶応志木高校
本線 (二本松通り) 志木陸橋南 新座市
朝霞市
埼玉県道36号保谷志木線(三原通り)
(新座中央通り) (志木駅西口停車場) 志木駅南口 新座市
本線 新座市
志木市 境
(愛宕通り)
(東北通り) 立教前 新座市
(鐘の音通り) 立教正門前
(北野入口通り) (トッパン通り)
埼玉県道109号新座和光線(旧川越街道) 野火止
  国道254号川越街道 野火止
- (こもれび通り)
- (産業道路) 菅沢
(あたご菅沢通り)
- (富士見新道)
(桜株通り)
- 支線(新小金井街道) 長命寺前

清瀬市
(市役所通り) -
(けやき通り)
東京都道24号練馬所沢線小金井街道東京都道15号府中清瀬線 郵便局
東京都道127号秋津停車場線 秋津1丁目 東村山市
(武蔵野線通り)
- (栗木橋通り)
- (秋津中通り)
(旧所沢街道 東京都道4号東京所沢線(所沢街道) 秋津町3丁目
東京都道4号東京所沢線・東京都道16号立川所沢線東京都道17号所沢府中線
所沢街道
久米川町
東京都道16号立川所沢線東京都道17号所沢府中線府中街道) 小川・府中立川方面
支線(新小金井街道)
接続する道路 交差点名 所在地
本線(志木街道) 長命寺前 東京都 清瀬市
東京都道24号練馬所沢線(ひまわり通り)
東京都道15号府中清瀬線支線
東京都道15号府中清瀬線(小金井街道) 松山三丁目 東京都
埼玉県 境
清瀬市
東久留米市
新座市 境
(水道道路)
東京都道15号府中清瀬線支線(新小金井街道)滝山・小金井府中方面

重複区間

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交差する高速道路・鉄道・河川

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沿線にある施設など

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施設名 所在地
埼玉県庁

さいたま市 浦和区
埼玉県議会
さいたま商工会議所
埼玉県立文書館
埼玉大学教育学部附属中学校 南区
別所沼公園
JR中浦和駅
JR西浦和駅 桜区
国際医療専門学校
さくら草公園
秋ヶ瀬公園
田島ヶ原
志木市宗岡小学校 志木市
志木市郷土資料館
朝霞警察署いろは橋交番
志木市役所
慶應義塾志木高等学校
東武東上線志木駅 新座市
新座市役所東北出張所
新座志木中央総合病院
立教新座中学校・高等学校
立教大学新座キャンパス
サンケン電気
JR新座駅
新座警察署
新座市立野火止小学校
平林寺
若宮八幡神社
番星寺
八雲神社

清瀬市
屋守神社
長源寺
延年山転寿院長命寺
日枝神社水天宮
西武池袋線清瀬駅
清瀬郵便局
清瀬市立芝山小学校
清瀬中央公園
国立看護大学校
信愛病院
東星学園
東村山市立秋津小学校 東村山市

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ 平成24年 第3回 定例会 一般質問 白井忠雄(新座市議会議員・公明党所属)
  2. ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
  3. ^ 浦和ゴルフ倶楽部会員権センター
  4. ^ a b 平成26年度 南区対話集会開催概要(12月)さいたま市
  5. ^ 市報さいたま桜区版2011年9月号さいたま市
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m 志木の「道」志木市
  7. ^ グーグルマップ
  8. ^ a b 東京都通称道路名一覧表 Archived 2016年3月5日, at the Wayback Machine.東京都建設局
  9. ^ a b 東京都通称道路名地図(東京都全体版)東京都建設局
  10. ^ 志木街道に『立教通り』愛称看板を設置 立教大学
  11. ^ a b 事故危険箇所 決定箇所一覧国土交通省関東地方整備局大宮国道事務所
  12. ^ “長年の悲願 さいたま市役所と国道17号を結ぶ道路開通、半世紀待ちわびた住民ら活性化に期待”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社). (2018年2月21日). http://www.saitama-np.co.jp/news/2018/02/21/10_.html 2018年10月24日閲覧。 
  13. ^ 久保田尚, 山進「一般国道254号新座市野火止交差点及び一般国道299号飯能市栄町地区における総合的な交通安全対策の検討」『埼玉大学地域共同研究センター紀要』第8巻、埼玉大学総合研究機構地域共同研究センター産学連携推進部門、2008年、87-93頁、CRID 1390572174767259392doi:10.24561/00016834ISSN 1347-4758 
  14. ^ 速度取締り指針新座警察署2015年9月掲載
  15. ^ 自動車交通騒音調査結果 平成20年度東京都環境局

注釈

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  1. ^ 現在は川越所沢線と所沢青梅線の各一部


関連項目

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