平原まこと
平原 まこと(ひらはら まこと、本名:平原 智(読みは同じ)、1952年5月2日 - 2021年11月26日)は、日本のマルチサックスプレイヤー。サックスを中心に、クラリネット、フルートも演奏する。
平原 まこと | |
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生誕 | 1952年5月2日 |
出身地 | 日本・大阪府 |
死没 | 2021年11月26日(69歳没) |
学歴 | 近畿大学卒業 |
ジャンル | Jazz・クラシック・J-POP・ロック・演歌・童謡 など |
職業 | サックス奏者 |
担当楽器 | サックス・クラリネット・フルートなど8種類以上 |
活動期間 | 1974年 -2021年 |
レーベル | 日本コロムビア |
公式サイト | Office MAMA |
来歴・人物
編集大阪府出身。3歳から10歳まで長崎県長崎市で過ごす。天理高等学校を経て近畿大学商経学部を卒業。天理高校では全国的に強豪である吹奏楽部に所属し、クラリネットを担当するとともに副キャプテンをつとめた。近畿大学では文化会軽音楽部「P.K.U. アトミック・フォース・ジャズ・オーケストラ」に所属し、主将をつとめる。1974年には自ら関西の大学のオールスターズを結成し、メイナード・ファーガソンオーケストラとも共演した。
大学卒業後、1981年まで岡本章生とゲイスターズにアルトサックス奏者として在籍。
フランク・シナトラ、ナタリー・コールなど、海外アーティストのコンサートにも参加。服部克久率いる東京ポップスオーケストラでカーネギーホールへの出演、宮川泰と名匠「宮川組」でシカゴ公演など数多くのコンサートで成功を収めている。
スタジオミュージシャンとしては、ニューヨークや香港レーベルの依頼により単身海外に出向いてレコーディングするなど、多い時には年間1000曲を超えるレコーディングに参加。
安全地帯、谷村新司、B'z、スピッツ、山下達郎、さだまさしなど、日本を代表する数多くのミュージシャンのレコーディングやライブに参加しているほか、蜷川幸雄演出の『三文オペラ』や三谷幸喜脚本のミュージカル『オケピ!』などにも参加している。『8時だョ!全員集合』にサックス奏者として出演していた時期もある。
NHK連続ドラマ『ちゅらさん』のクラリネット、サックス、フルートの演奏を担当、『さくら』、『まんてん』、TBS系列『はなまるマーケット』、日本テレビ系列『火曜サスペンス劇場』、テレビ朝日系列『警視庁・捜査一課長2020』などでも演奏。
アニメでは『名探偵コナン』、『クレヨンしんちゃん』、『ルパン三世』、『機動戦士Ζガンダム』、スタジオジブリ作品『コクリコ坂から』、『ポケットモンスター』のサントラ等アニメ系の曲にも参加している。ゲームでは『ときめきメモリアル』の藤崎詩織や虹野沙希等のキャラクターソングに参加。
また、本名である「平原智」の名義でも録音を残しており、主に演歌のレコーディングの際はこの名義でのクレジットとなっている。木村好夫や千代正行とタッグを組みレコーディングした。それらの音源は「歌のない歌謡曲」のカセットテープやCDで聴くことが可能である。
2001年3月に創刊されたアルソ出版『ザ・サックス』vol.1から2012年3月発売のvol.52まで、11年間、「Makoto ni Mail de Q !」を連載。
2004年7月30日には、30周年記念コンサートを東京オペラシティーにて開催する。また、綾香とのセッションも実現した。ステージでは、作曲家の宮川彬良との共演「アキラさんとまこと君〜二人のオーケストラ〜」も多い。
2008年10月22日発売の『さだまさしトリビュート さだのうた』では、「ひまわり」を歌う綾香と競演。エンディングでサックスソロを披露した。
2009年から2013年、綾香と共に「長崎ブランド大使」の任命を受けた。
2014年12月13日、40周年記念コンサート「平原まこと40th Anniversary Concert LET'S CELEBRATE!! with AIKA & 平原綾香」を洗足学園前田ホールにて開催。
2020年5月、綾香とともに出演予定だった「TOKYO JAZZ +plus」が新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止が発表されたが、「TOKYO JAZZ+plus LIVE STREAM」として、YouTubeの「AYAKA HIRAHARA OFFICIAL CHANNEL」にてオンライン配信された。
2021年11月26日 午前1時40分、胃がんのため死去[1][2]。69歳没。訃報は同日に平原綾香公式サイトで公表された[3]。
アルバム
編集枚 | 発売日 | タイトル |
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1st | 1998年4月21日 | 月の癒し |
2nd | 2000年7月1日 | 月の癒し〜もっと癒されて〜 |
3rd | 2005年3月23日 | アコースティック ヤマト |
4th | 2007年9月19日 | アキラさんとまこと君 ふたりのオーケストラ |
5th | 2009年5月20日 | Vocalese |
6th | 2010年12月22日 | 月の癒し~想い~ |
7th | 2014年11月26日 | MAKOTO ~The 40th Anniversary~ |
主な演奏
編集脚注
編集出典
編集- ^ “サックス奏者の平原まことさんが死去 娘の平原綾香「最高の父でした」”. SANSPO.COM(サンスポ). 産経デジタル (2021年11月26日). 2021年11月27日閲覧。
- ^ “平原綾香 父でサックス奏者・平原まこと氏の死去を報告「最愛で、最高の父でした」”. スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2021年11月26日). 2021年11月27日閲覧。
- ^ 平原綾香 (2021年11月26日). “みなさまへ”. 平原綾香 Official Website. 2021年11月27日閲覧。
外部リンク
編集- 所属事務所 Office MAMA.
- 新公式サイト
- 平原まこと (makoto.hirahara.5) - Facebook
- 平原まこと (@makoto_hirahara) - X(旧Twitter)
- Makoto Hirahara 平原まこと (@makotomaxhirahara) - Instagram
- 旧公式サイト
- 平原まこと Works
- 公式ファンサイト
- プロ・ミュージシャン・インタビュー
- The Healing Lab