左右田稔
日本の実業家 (1947-)。東建コーポレーション創業者
左右田 稔(そうだ みのる、1947年10月24日 - )は、日本の実業家。東建コーポレーション株式会社創業者・代表取締役会長。号は鑑穂(かんすい)。
来歴
編集愛知県岡崎市生まれ[1]。先祖は明治維新後に岡崎で旅館を経営していた[2]。豊田市及び刈谷市育ち。刈谷市立刈谷南中学校、天理高等学校を経て、東海大学政治経済学部政治学科に入学し、猪熊功の下で柔道選手として活躍したが[3]、ケガにより柔道の継続を断念、実業家を志して1968年に大学を中退する[4]。1970年に地元の刈谷市で鉄骨溶接業の左右田企工を創業する[1][3]。1974年に東名商事を創業し、1979年に株式会社東名商事(現東建コーポレーション株式会社)代表取締役社長となる。2013年、同社代表取締役社長兼会長に就任[5]。2023年12月8日、副社長で次男の左右田善猛が同社代表取締役社長兼CEOに就任し、自身は社長を退任して同社代表取締役会長に就任する[6][7][8]。
人物
編集日本刀と甲冑の一大コレクターでもあり、日本刀を40年に渡って収集してきた。収集品は刀剣ワールド財団に寄贈され、日本最大級の刀剣博物館となる名古屋刀剣博物館「刀剣ワールド」にて展示される予定である[9][10]。
著書
編集※いずれも左右田鑑穂自著
- 『成功へのアドバイス』中日出版社 1984年
- 『おしゃれハウス : 住まいが面白くなる』エフエー出版 1987年 ※全国学校図書館協議会選定図書・日本図書館協会選定図書
- 『土地を活かすリース建築経営 : 土地の有効利用と節税・安定収入』エフエー出版 1988年
- 『賃貸不動産業のe革命』日経BP企画 2000年
- 『建築営業のe革命』日経BP企画 2001年
- 『100歳シニアのイキイキ人生 : 都会か、田舎か、海外か』日経BP企画 2001年
- 『成功へのe革命 : 東建が実証する耐不況ビジネスモデル』日経BP企画 2003年
- 『耐震住宅の建て方・住まい方』日経BP企画 2004年
- 『経営企画力が会社を伸ばす : 発想を必ずカタチにする最強経営術』日経BP企画 2006年
- 『地震に強い家づくり : 安全・安心・快適生活の提案』日経BP企画 2007年
脚注
編集- ^ a b 左右田鑑穂 プロフィール HMV&BOOKS online
- ^ 「左右田社長に聞く 「都市部攻略に高級路線必要」」 2017/11/17付日本経済新聞
- ^ a b 「左右田稔プロフィール」 東建コーポレーション
- ^ 「私の駆け出し時代 (21) 東建コーポレーション社長 左右田稔(そうだ・みのる)さん ケガで柔道を断念、事業家の道へ 自身の苦労がビジネスの契機に」 中部経済新聞2016年10月14日の記事
- ^ 「東建コーポレーション株式会社 有価証券報告書-第43期(平成30年5月1日-平成31年4月30日)」 日本経済新聞社
- ^ 代表取締役社長兼CEO就任のご挨拶 (PDF) - 東建コーポレーション、2024年1月21日閲覧。
- ^ 代表取締役社長退任および代表取締役会長就任のご挨拶 (PDF) - 東建コーポレーション、2024年1月21日閲覧。
- ^ 東建コーポレーション社長に左右田副社長が昇格 - 中日BIZナビ、2024年1月21日閲覧。
- ^ “【東建コーポレーション】7.文化活動 - 東建コーポレーションのCSRへの取り組み”. www.token.co.jp. 2020年10月28日閲覧。
- ^ 静岡新聞 2020年11月19日版 夕刊