島谷幸宏
島谷 幸宏(しまたに ゆきひろ、1955年 - )は、日本の環境工学者。博士(工学)(九州大学、1999年)[1]。九州大学大学院教授。専門は河川工学、河川環境。
しまたに ゆきひろ 島谷 幸宏 | |
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生誕 |
1955年8月13日(69歳) 日本山口県下関市 |
研究分野 | 河川工学 |
研究機関 | 九州大学工学研究院 |
出身校 | 九州大学 |
プロジェクト:人物伝 |
住民参加の川づくり、多自然型川づくり、トキの野生復帰、自然再生、川の風景デザイン、流域全体での治水、技術者の技術力向上などに取り組んでいる。
人物
編集- 山口県に生まれる。子供の時は父親の転勤のため、各地を移動、長崎県立長崎東高等学校卒業。
- 1978年九州大学卒業。
- 1980年九州大学大学院工学研究科修士課程修了、建設技官に採用され旧建設省(現国土交通省)入省。ただちに山梨県河川課に退職出向[2]。
- 1982年建設省土木研究所(現独立行政法人土木研究所) 研究員。
- 1993-2001年 建設省土木研究所(現独立行政法人土木研究所) 河川環境研究室 室長。
- 2001-2003年 国土交通省九州地方整備局武雄河川事務所 所長。
- 2003年- 九州大学大学院工学研究院環境都市部門 教授[3]。
日本湿地学会会長、応用生態工学会副会長、四万十流域圏学会副会長
国土交通省多自然川づくり研究会座長、九州地方整備局風景委員会委員長、東日本大震災の河川・海岸施設の復旧時の景観検討会座長、旧北上川かわまちづくり[4]委員会委員長
関係した主な河川や活動は、宮崎県五ヶ瀬町の小水力発電をつかった町おこし[5]、埼玉県黒目川、神奈川県境川、佐賀県松浦川 アザメの瀬湿地再生、嘉瀬川石井樋の復元,佐賀水みちマップ[6]、鹿児島県川内川激特事業[7]、福岡打ち水大作戦、福岡みずもり自慢[8]、石巻堤防復興、北部九州豪雨復興など。
2015年佐賀県知事選挙
編集→「2015年佐賀県知事選挙」も参照
佐賀県の古川康知事の辞職に際して行われた選挙に無所属で出馬。オスプレイの配備と玄海原発の再稼働に反対する立場を示し、元滋賀県知事の嘉田由紀子から支持を受けた[9][10]。32844票を獲得するも落選、知事には山口祥義が当選した[11]。
著書
編集単著
編集- 『河川風景デザイン』(山海堂 1994.9)
- 『河川環境の保全と復元―多自然型川づくりの実際』(鹿島出版会 2000.3)
- 『楽しく学ぶ川の学校〈10〉豊かな川をめざして』(学習研究社 2002.3)
共著
編集脚注・出典
編集- ^ 論文の題は『河川等の水空間における水の豊かさ、清らかさに関する景観工学的研究』 - 博士論文書誌データベースによる。
- ^ 「ダムインタビュー(47)島谷幸宏先生に聞く「設計をする時に環境設計と治水設計を一体的にすることが一番重要なのです」」
- ^ [1]
- ^ 未来に向かって旧北上川かわまちづくり (PDF) - 国土交通省東北地方整備局
- ^ 「小水力発電で地域を元気に ~見直される“懐かしくて新しい”地域密着型エネルギー~」
- ^ [2]
- ^ 土木学会デザイン賞2013優秀賞 - 土木学会
- ^ 川づくりネット福岡 愛称:ふくおか水もり自慢!
- ^ “原発、沖縄基地、拉致、中韓…加速する安倍政権タカ派路線|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2021年10月20日閲覧。
- ^ “【佐賀県知事選】島谷幸宏候補、発送電分離を見据え「佐賀県民エネルギー会社設立」により「九州電力に対抗できる」地域経済活性化案をアピール 嘉田由紀子・前滋賀県知事も応援”. IWJ Independent Web Journal (2015年1月10日). 2021年10月20日閲覧。
- ^ 佐賀県選挙管理委員会事務局 (2015年1月20日). “佐賀県知事選挙 開票結果(確定23時18分発表)”. 佐賀県. 2021年10月20日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 島谷幸宏 個人ウェブサイト
- 島谷幸宏 (yukihiro.shimatani.1) - Facebook (要登録)
- 島谷幸宏 (@shimatani_y) - X(旧Twitter)
- 流域システム工学研究室(島谷研究室) - 九州大学