山添茂
山添 茂(やまぞえ しげる、1955年8月11日 - )は、日本の実業家。丸紅副会長や、フジテック取締役会議長、日本カザフスタン経済委員会会長などを歴任した。
人物・経歴
編集新潟県西蒲原郡巻町(現新潟市西蒲区)生まれ[1]。1978年一橋大学経済学部卒業[2]。一橋大学体育会卓球部出身。卓球部の3年先輩に河田正也(のちに日清紡ホールディングス代表取締役社長、日本卓球協会会長)が、2年先輩に川嶋文信(のちに三井物産代表取締役副社長)がいた[3][1]。大学卒業後は丸紅に入社し、電力インフラ建設事業に携わった[1][3]。
フィリピン駐在などを経て[3]、2005年電力・プラント部門長補佐、海外電力プロジェクト第二部長。2006年からは執行役員電力部門長を務め[4]、Jamaica Public Service Companyの買収を行うなどした[5][6]。2009年常務執行役員。2010年常務執行役員、社長補佐、機械グループ(輸送機部門、プラント・産業機械部門)管掌役員、投融資委員会副委員長。2010年取締役常務執行役員。2012年取締役専務執行役員。2015年取締役副社長執行役員[4]。
2016年代表取締役副社長、CSO、秘書部担当役員補佐、東アジア総代表、投融資委員会副委員長[4]。2018年空席となっていた取締役副会長に昇格[7][8]。同年丸紅副会長、フジテック取締役[9]、日本カザフスタン経済委員会会長[10]、日本アゼルバイジャン経済委員会副会長[11]、日本トルクメニスタン経済委員会副会長[12]、日本カザフスタン経済官民合同協議会日本側副議長[13]。この他、経済同友会米州委員会委員長[14]、東京交響楽団評議員[15]、日本ミャンマー協会理事なども務めた[16]。
2019年みずほキャピタルパートナーズ監査役。2020年丸紅パワー&インフラシステムズ会長、ビーウィズ取締役。2022年丸紅パワー&インフラシステムズ非常勤顧問[9]、アインホールディングス取締役[17]。2023年にはオアシス・マネジメントによる臨時株主総会における議案で、総会欠席のままフジテック取締役会議長を解任された。直前には引頭麻実取締役が辞任し、会社提案による海部美知らの取締役選任案も否決された一方、三品和広取締役らの解任議案は否決された[18][19]。
脚注
編集- ^ a b c 連載丸紅副会長・山添茂「やっぱり卓球が好き」今も続く卓球部OBの縁|プロフェッショナルと卓球Rallys 2019.10.16
- ^ 山添 茂(やまぞえ・しげる) 山添 茂 丸紅 代表取締役 副社長執行役員プレジデントオンライン
- ^ a b c コマ切れ「時間」活用で英語学習、同期びりレベルを脱出 -丸紅専務 山添 茂氏 PRESIDENT 2011年4月18日号
- ^ a b c 2016年度 (2017年3月期)通期 丸紅
- ^ 山添 茂 「カリブ海・ジャマイカの魅力」経済同友2020年2月号
- ^ 経営ひと言/丸紅・山添茂常務執行役員「ブラジルに期待」日刊工業新聞2010/9/8 05:00)
- ^ 住商は「胆力」の兵頭氏が社長昇格 副社長巡り三菱商事の人事に動き週刊エコノミスト2018/02/06 07:00
- ^ 人事、丸紅日本経済新聞 (2018/1/24 18:00)
- ^ a b 2020年3月期 2020年3月期 第1四半期報告書(458.9KB)フジテック
- ^ 日本カザフスタン経済委員会一般社団法人 ロシアNIS貿易会
- ^ 日本アゼルバイジャン経済委員会一般社団法人 ロシアNIS貿易会
- ^ 日本トルクメニスタン経済委員会一般社団法人 ロシアNIS貿易会
- ^ ロシアNIS経済速報
- ^ 今こそ日米間の草の根交流を海外投融資2018.3
- ^ 財団概要東京交響楽団
- ^ 日本ミャンマー協会 役員名簿(2020年12月現在)日本ミャンマー協会
- ^ {https://pnb.jiho.jp/article/223913 社外取締役に野球日本代表監督の栗山氏アインHD]PHARMACY NEWSBREAK2022/6/30 14:59
- ^ フジテック臨時株主総会、社外取締役3人解任 ファンド提案の4人選任ロイター2023年2月24日
- ^ フジテック、社外取締役3人解任 総会で株主提案可決 新任の4人可決 会社提案の2人は否決日本経済新聞2023年2月24日 11:39
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