山梨市駅
山梨市駅(やまなししえき)は、山梨県山梨市上神内川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である[1]。駅番号はCO 39[2]。
山梨市駅[* 1] | |
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北口(2021年5月) | |
やまなしし Yamanashishi | |
◄CO 38 東山梨 (2.1 km) (2.8 km) 春日居町 CO 40► | |
所在地 | 山梨県山梨市上神内川1561 |
駅番号 | CO39[2] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■中央本線 |
キロ程 | 122.2 km(東京起点) |
電報略号 |
|
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 2面3線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
1,555人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1903年(明治36年)6月11日[1][3] |
備考 | 業務委託駅[4] |
歴史
編集- 1903年(明治36年)6月11日:国鉄中央本線初鹿野駅(現・甲斐大和駅) - 甲府駅間開通時に日下部駅(くさかべえき)として開業[1][3]。旅客・貨物取扱開始[3]。
- 1962年(昭和37年)1月15日:山梨市駅(やまなししえき)に改称[3]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[3]。
- 1985年(昭和60年)3月14日:荷物扱い廃止[3]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3][5]。
- 2004年(平成16年)
- 2005年(平成17年)12月16日:駅舎改修工事が完成し、供用開始[8]。
- 2007年(平成19年)2月26日:指定席券売機設置。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)1月:橋上駅舎化の改築工事に伴い、仮駅舎での営業を開始[11]。
- 2019年(平成31年)3月16日:この日から「あずさ」が全て通過し、特急列車は「かいじ」のみ停車となる[12]。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)2月12日:南口が供用開始[15]。
- 2022年(令和4年)4月24日:南口広場が利用開始[16]。
駅構造
編集大月営業統括センター管内の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)[4]で塩山駅が管理する。 駅舎側に単式ホーム1面1線、その奥に島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅で橋上駅舎を有する。両ホームは一つの跨線橋で結ばれている。橋上駅舎化と同時にセルフレジ形式のNewDaysKIOSKが開業した。
かつては木造平屋建ての駅舎だったが、老朽化が進んだことから2005年(平成17年)に改修された。総工費約6,000万円の内、約5,000万円を山梨市が負担し、デザインコンセプトを「自然の恵みと文化の香りが調和した街=フルーツ・ガーデン・シティ」としており、木目調外壁や西欧風本葺き形瓦採用など、甲府盆地とその周辺景観との調和を考慮した外観となっている[17]。2017年(平成29年)8月28日、JR東日本八王子支社及び山梨市から鉄骨造の地上3階建の橋上駅舎を建設し、南北間の自由通路を設置することで南側からのアクセスを向上させることが発表された[10][18]。旧駅舎は解体され、仮駅舎を経た上[11]で、2020年(令和2年)3月2日に橋上駅舎、南北自由通路および北口の一部が供用開始された[13]。その後、翌2021年(令和3年)2月12日より、南口が供用開始された[15]。
特急列車は一部臨時を除く全「かいじ」と一部「あずさ」が停車する。ダイヤによっては普通列車との緩急接続も行われる。指定席券売機、自動改札機設置駅である。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 中央本線 | 上り | 大月・八王子・新宿・東京方面[19] | |
2 | 待避列車 | |||
下り | 甲府・小淵沢・松本・長野方面[19] | |||
3 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 大月・高尾方面着発 | 甲府・塩尻方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 12両分 | 出発可 | 到着可 | 上り本線 |
2 | 2 | 12両分 | 到着・出発可 | 到着・出発可 | 中線 |
3 | 3 | 12両分 | 到着可 | 出発可 | 下り本線 |
-
旧駅舎(2006年1月)
-
改札口(2021年5月)
-
ホーム(2021年5月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は1,555人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 1,948 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,959 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,920 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,887 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,876 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,858 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,829 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,810 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,793 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,793 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,770 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,748 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,814 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,838 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 1,794 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,809 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,783 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,788 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,736 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,682 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,222 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,322 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)1,444 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)1,555 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集山梨市中心部。駅前広場が整備され、山梨市営バスやタクシーが発着する。
- 山梨県笛吹川フルーツ公園
- 山梨県立山梨高等学校
- 万力公園
- 加納岩総合病院
- 日下部記念病院
- 笛吹川
- ほったらかし温泉
- 山梨加納岩郵便局
- いちやまマート 山梨店
バス路線
編集「山梨市駅」停留所が設置されており、山梨市営バスの路線が発着する。
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集注釈
編集- ^ 恵林寺訪問にも至便。
出典
編集- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 46号 甲府駅・奥多摩駅・勝沼ぶどう郷駅ほか79駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月7日、21頁。
- ^ a b 『中央本線 初狩~小淵沢駅間へ「駅ナンバリング」を拡大しました』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2020年3月23日。オリジナルの2020年3月23日時点におけるアーカイブ 。2020年3月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、181頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b 事業エリアマップ - JR東日本ステーションサービス.2021年9月14日閲覧
- ^ 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「中央本線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第5号、朝日新聞出版、2009年8月9日、27頁。
- ^ a b 『首都圏でSuicaをご利用いただけるエリアが広がります』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2004年8月23日。オリジナルの2019年7月9日時点におけるアーカイブ 。2020年3月25日閲覧。
- ^ 「[ほのぼの@タウン]12月4日=山梨」『読売新聞』読売新聞社、2005年12月4日、東京朝刊、34面。
- ^ 「新・山梨市駅舎 完成記念式典 南欧風のデザイン」『読売新聞』読売新聞社、2005年12月17日、東京朝刊、34面。
- ^ 「「みどりの窓口」営業終了について」(PDF)『広報やまなし 2017年3月号』第145号、山梨市、2017年2月22日、19頁、2021年11月8日閲覧。
- ^ a b “中央本線山梨市駅橋上駅舎が着工/南北を結び利便性向上”. 建設通信新聞 (日刊建設通信新聞社). (2017年9月7日)
- ^ a b 『中央線 山梨市駅が生まれ変わります』(PDF)(プレスリリース)山梨市、東日本旅客鉄道八王子支社、2017年8月28日。オリジナルの2020年4月1日時点におけるアーカイブ 。2020年4月1日閲覧。
- ^ 『(甲府版)2019年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2018年12月14日、1頁。オリジナルの2019年10月14日時点におけるアーカイブ 。2020年5月3日閲覧。
- ^ a b 『中央線山梨市駅の橋上駅舎と南北自由通路および北口の一部を供用開始します』(PDF)(プレスリリース)山梨市、東日本旅客鉄道八王子支社、2020年1月31日。オリジナルの2020年1月31日時点におけるアーカイブ 。2020年1月31日閲覧。
- ^ 『(甲府版)2020年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道八王子支社、2019年12月13日、2頁。オリジナルの2020年2月12日時点におけるアーカイブ 。2020年5月3日閲覧。
- ^ a b “広報やまなし2021年2月号” (PDF). 広報やまなし2021年. 山梨市. pp. 4 - 5 (2021年2月). 2021年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月26日閲覧。
- ^ “広報やまなし2022年6月号” (PDF). 広報やまなし2022年. 山梨市. p. 1・8. 2022年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月5日閲覧。
- ^ 交通新聞 2005年12月20日付記事
- ^ “JR東日本、山梨市駅を橋上駅舎に建て替えへ 2020年度完成を予定 | RailLab ニュース(レイルラボ)”. web.archive.org (2020年3月24日). 2020年3月24日閲覧。
- ^ a b “駅構内図(山梨市駅)”. 東日本旅客鉄道. 2019年8月3日閲覧。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月20日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月19日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月3日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月9日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(山梨市駅):JR東日本
- 山梨市営バス