就眠運動
就眠運動(英語:Nyctinasty)とは、植物に見られる夜に葉が閉じ、日が昇ると葉が開く運動のことである[1]。
歴史
編集アレキサンダー大王の部下Androsthenes of Thasosが、タマリンドの葉の開閉を指摘している[2]。
就眠植物の葉の開閉をコントロールする物質
編集- 就眠物質[4]
- K-PLF1
- Potassium cheridonate
- Phyllanthurinolactone
- トリゴネリン
- potassium D-idarate(D-イダル酸ジカリウム)
- 覚醒物質[4]
- potassium lespedezate
- cis-p-coumaroylagmatine(cis-p-クマロイルアグマチン)
出典
編集- ^ a b 日本大百科全書(ニッポニカ)『就眠運動』 - コトバンク
- ^ Otsuka, Kuniaki. Chronomics and Continuous Ambulatory Blood Pressure Monitoring: Vascular Chronomics: From 7-Day/24-Hour to Lifelong Monitoring. Springer. pp. ix. ISBN 978-4431546306
- ^ “ダーウィン以来の謎、就眠運動の仕組みを解明 生物時計発見のルーツとなった生物現象|お知らせ|東北大学大学院理学研究科・理学部”. www.sci.tohoku.ac.jp. 東北大学. 2023年3月17日閲覧。
- ^ a b Yamamura, Shosuke「就眠植物の葉の開閉をコントロールする物質」『化学と生物』第35巻第10号、1997年、696–698頁、doi:10.1271/kagakutoseibutsu1962.35.696、ISSN 0453-073X。
関連項目
編集- 傾性
- Circadian Clock Associated 1(CCA1) - 植物の生物時計に関する遺伝子。
- Late Elongated Hypocotyl (LHY) - CCA1と共に概日リズムに関する植物の遺伝子。
- リンネの花時計