小針駅
小針駅(こばりえき)は、新潟県新潟市西区小針南台にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)越後線の駅である[1]。
小針駅 | |
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南口(2021年9月) | |
こばり Kobari | |
◄寺尾 (1.9 km) (1.4 km) 青山► | |
所在地 | 新潟市西区小針南台5-12[1] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■越後線 |
キロ程 | 76.3 km(柏崎起点) |
電報略号 | ハリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
2,241人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1960年(昭和35年)6月1日[1] |
備考 | 業務委託駅 |
歴史
編集- 1960年(昭和35年)6月1日:国鉄越後線寺尾 - 関屋間に新設(旅客駅)[1]。駅舎はブロック造で、建設費全額を地元が負担した[2]。
- 1966年(昭和41年)
- 1984年(昭和59年)4月8日:越後線電化に伴い、業務委託駅化[4]。
- 1986年(昭和61年)7月:駅舎改装[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[6]。また、北口を開設[7]。
- 1998年(平成10年)8月4日:平成10年8月新潟豪雨(8.4水害)に伴い、同駅 - 寺尾駅間線路路盤の一部が流出したことから、復旧までの間、同区間で徐行運転を行う。
- 2005年(平成17年)2月3日:自動改札機使用開始[8]。
- 2006年(平成18年)1月21日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[9]。
- 2017年(平成29年):駅舎のエレベーター設置等のバリアフリー化、耐震化等の駅舎改修に着工[10]。
- 2019年(平成31年)2月2日:改札内外のエレベーターと多機能トイレが供用開始され、バリアフリー化が完成[11][12][13]。
- 2022年(令和4年)
駅舎改修工事
編集2017年より、駅舎のバリアフリー化、耐震化等の改修工事を行った。主な工事内容は以下の通り[10][12][13]。
- 1・2番線間のエレベーター専用跨線橋新設(非常用階段付)
- 南側駅舎と駅前広場との間にある階段の改修、エレベーター新設
- 1番線(内野・吉田方面)でのホーム屋根増設・補強
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅。両ホームは跨線橋で連絡している。1番線に面する南側の駅舎、2番線に面する北側の駅舎がある。
新潟駅管理の業務委託駅(JR東日本新潟シティクリエイト(JENIC)受託)。
南側
編集南側駅舎の自動改札機では全3通路でSuica等のICカードが利用可能。改札周辺には電光掲示による発車標、有人改札口、自動券売機(多機能券売機、指定席券売機[15])、待合室[16]等の他、改札内にはトイレ[16]や自動販売機が設けられている。また、駅前広場には整理場(一時駐車場)、2階建ての駐輪場が設けられている。
砂丘地の南斜面に位置するため、南口は駅舎と駅前広場(新潟市道 西3-32号線)との間に標高差があり、駅舎正面に階段が設けられている。駅舎改修が終わり周辺整備事業が終了し、駅の構造上坂の途中にあることから高低差を利用し移設された駐輪場から南口まで改めて降りることなくそのまま入れるようになった。また狭隘だったロータリーも拡張する形で完成した。
2023年4月現在、小針駅南口に区バスを乗り入れるために1段下がった道路(新潟市道 西3-30号線)から市道小針線との接続道路を改良している。 (完成予想図 [1]) 新潟市報道資料[2] )
南口から接続している道路のうちアパートやマンションを抜けて市道小針線までの道路は新潟市道ではなく私道である。(小針駅周辺 新潟市道情報 [3] )
北側
編集北口駅舎は2番線の跨線橋下に設けられている。立地上、建物内部は狭隘だが、駅舎内の自動改札機では全2通路でSuica等のICカードが利用でき、自動券売機(近距離券売機)、精算機[16]等の他、改札内には電光掲示による発車標等が設置されている。北口は住宅地前の幅の狭い市道(新潟市道 西3-29号線)に面しており、広場などはないが、駅舎西側に駐輪場が設けられている。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■越後線 | 上り | 内野・吉田方面 |
2 | 下り | 新潟方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
耐震補強工事前の南口駅舎(2004年7月)
-
南口待合室(2021年9月)
-
南口改札(2021年9月)
-
北口改札(2021年9月)
-
ホーム(2021年9月)
利用状況
編集JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は2,241人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 2,433 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 2,377 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 2,332 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 2,340 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 2,347 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 2,401 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 2,356 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 2,393 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 2,408 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 2,338 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 2,338 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 2,338 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 2,450 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 2,553 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 2,540 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 2,642 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 2,651 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 2,605 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 2,594 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 2,520 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)2,037 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)2,063 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)2,145 | [利用客数 24] |
2023年(令和 | 5年)2,241 | [利用客数 1] |
駅周辺
編集周辺は住宅地。駅北口側、市道曽和インター信濃町線と市道小針線が交わる小針十字路周辺はかつて「小針銀座」と呼ばれたほど商店があったが、現在ではその面影はほとんどなく跡地には学習塾などが入っている。
南口側
編集- 新潟市青山浄水場
- 青山水道遊園
- JA新潟厚生連 新潟医療センター [4]
- 新潟県立新潟工業高等学校
- 新潟市立小針中学校
- 新潟市立小針小学校
- 新潟縣信用組合 小針支店
- JA新潟かがやき(旧JA新潟みらい) 小針出張所ATMコーナー
- コメリホームセンター 小針店
- セブンイレブン 新潟小針藤山店
- 市営小針住宅
- リオン・ドール 寺尾店
- アピタ新潟西店
北口側
編集- 新潟西警察署 西小針交番
- 国立病院機構西新潟中央病院[1]
- 第四北越銀行 小針が丘支店・小針支店[17]
- 大光銀行 小針支店
- ツルハドラッグ 新潟小針西店
- 新潟市道曽和インター信濃町線1号(西大通り)
- 森塾 新潟小針十字路校
- 東進衛星予備校 小針十字路校
- NSG教育研究会 小針校
- 個別指導スタンダード 小針教室
- 個別指導Axis 小針中央校
- 市営小針第一住宅、小針第二住宅、小針が丘住宅、小針西住宅
バス路線
編集新潟交通の路線バスと新潟市による区バス坂井輪ルートを旧「Qバス」を継承し(新潟交通が運行受託)運行されている。新潟交通の路線図や時刻表は「路線・のりば(新潟交通)」を
Qバスは「区バス坂井輪ルート(Qバス) 時刻表・ルート図(新潟市)」をそれぞれ参照。
南口
編集駅前にはバス停は設置されていないが、南口から小路を左手へ出た先の市道小針線にQバスのバス停が位置する。[5]
- 小針駅前(Qバス)
- 小針線沿い
- 【内回り】:済生会病院行
- 【外回り】:小新大通団地行
- 小針線沿い
北口
編集北口より徒歩約3分の西大通り沿いにバス停が位置し、新潟交通の路線が以下のように運行されている。
バス停名 | 乗り場位置・方面 | 路線名 | 系統番号・行先 |
---|---|---|---|
小針十字路 | 新潟西警察署西小針交番前(寺尾・内野方面) | ■ W2 西小針線 | W20・W23:坂井・内野営業所行 W21・W23:新潟大学・内野営業所行 W22:信楽園病院行 |
第四北越銀行小針支店前(市中心部方面) | ■ W2 西小針線 | W20・W21・W22・W25:新潟駅前行 W23:美咲合同庁舎行 W24:新潟駅南口行 |
西区バス(旧Qバス)のバス停 [6]
- 小針十字路(西区バス(旧Qバス))
- 第四北越銀行小針支店(小針が丘支店)前
- 【内回り 上山・五十嵐・西区役所方面】:済生会病院行き
- 小針十字路南側・パンRITZ向かい 市道小針線沿い
- 【外回り 小針四丁目・小新方面】:小新大通団地行き
- 第四北越銀行小針支店(小針が丘支店)前
隣の駅
編集脚注
編集記事本文
編集- ^ a b c d e f g 『週刊 JR全駅・全車両基地』 21号 新潟駅・弥彦駅・津南駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年12月30日、23頁。
- ^ 「小針駅を新設 新鉄」『交通新聞』交通協力会、1960年2月13日、2面。
- ^ 「小針駅の列車行違い設備完成」『交通新聞』交通協力会、1966年10月1日、1面。
- ^ 「新潟鉄局、59年4月に越後線電化で3駅を無人駅に。」『日本経済新聞』日本経済新聞社、1983年8月14日、地方経済面/長野、3面。
- ^ 『新鉄局、亀田・豊栄・小針3駅の駅舎改装』昭和61年6月17日日本経済新聞地方経済面新潟22面
- ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、599頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 『民営化列車はサービス満載 移行祝いイベント ローカル12本増発 来月18日 夕方の通勤輸送改善』昭和62年3月13日読売新聞朝刊18面新潟読売B
- ^ 『平成16年11月27日(土)新潟駅で自動改札使用開始!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2004年11月27日。オリジナルの2006年1月8日時点におけるアーカイブ 。2021年1月8日閲覧。
- ^ 『2006年1月21日(土)新潟エリアSuicaデビュー!』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2005年9月21日。オリジナルの2006年1月5日時点におけるアーカイブ 。2021年1月8日閲覧。
- ^ a b “小針駅で車いすをご利用のお客さまへのお知らせ”. 東日本旅客鉄道新潟支社. 2018年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月4日閲覧。
- ^ “越後線小針駅 エレベーターあす使用開始”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2019年2月1日)
- ^ a b 『越後線小針駅改札内・外エレベーター及び多機能トイレの供用開始について』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道新潟支社、2019年1月25日。オリジナルの2019年1月25日時点におけるアーカイブ 。2019年2月17日閲覧。
- ^ a b “新潟市西区のJR小針駅のバリアフリー設備が供用開始”. にいがた経済新聞. (2019年2月3日)
- ^ a b “駅の情報(小針駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月10日閲覧。
- ^ “駅の情報(小針駅):JR東日本”. 2022年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月1日閲覧。
- ^ a b c “JR東日本:駅構内図(小針駅)”. 東日本旅客鉄道. 2022年12月1日閲覧。
- ^ 小針支店は旧北越銀行店舗。小針が丘支店は旧第四銀行店舗を由来とする小針支店内の店舗(2022年3月移転)。
利用状況
編集- ^ a b “各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年4月7日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月23日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月30日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月12日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(小針駅):JR東日本