小野 滋蔭(おの の しげかげ)は、平安時代前期の貴族・歌人。官位は従五位下・掃部頭。
宇多朝の仁和4年(888年)従五位下・大蔵少丞に叙任される。その後、寛平3年(891年)周防守、寛平5年(893年)3月信濃介と地方官を務めるが、同年4月には掃部頭に任ぜられ京官に復している。寛平8年(896年)卒去。
勅撰歌人として、和歌作品1首が『古今和歌集』に採られている[1]。
『古今和歌集目録』による。