小田光雄
略歴
編集出版社「パピルス」の編集責任者などで出版業に携わり、1990年代後半から出版不況に警鐘を鳴らしていた。
図書流通[1]、古書・出版に関する著書のほか、エミール・ゾラ作品を多数翻訳。
著書
編集- 『消費される書物 西村寿行と大衆文学の世界』(創林社) 1982
- 『船戸与一と叛史のクロニクル』(青弓社) 1997
- 『〈郊外〉の誕生と死』(青弓社) 1997/論創社 2017 - ※後者は各・改訂版
- 『出版社と書店はいかにして消えていくか 近代出版流通システムの終焉』(ぱる出版) 1999/論創社 2008
- 『ブックオフと出版業界 ブックオフ・ビジネスの実像』(ぱる出版) 2000/論創社 2008
- 『図書館逍遥』(編書房) 2001/論創社 2023 - 電子書籍も刊
- 『文庫、新書の海を泳ぐ ペーパーバック クロール』(編書房) 2002
- 『書店の近代 本が輝いていた時代』(平凡社新書) 2003
- 『ヨーロッパ 本と書店の物語』(平凡社新書) 2004
- 『民家を改修する』(論創社) 2007
- 『出版業界の危機と社会構造』(論創社) 2007
- 『古雑誌探究』(論創社) 2009
- 「古本探究」論創社
- 『古本探究 I』 2009
- 『古本探究 II』 2009
- 『古本探究 III』 2010
- 「出版状況クロニクル」論創社
- 『出版状況クロニクル I』 2009
- 『出版状況クロニクル II』 2010
- 『出版状況クロニクル III』 2012
- 『出版状況クロニクル IV』 2016
- 『出版状況クロニクル V』 2018
- 『出版状況クロニクル Ⅵ』 2021
- 『出版状況クロニクル Ⅶ』 2024 - 電子書籍も刊
- 『郊外の果てへの旅 混住社会論』(論創社) 2017
- 『古本屋散策』(論創社) 2019.5、電子書籍 2023
- 「近代出版史探索」論創社
- 『近代出版史探索』 2019.10、電子書籍 2023
- 『近代出版史探索 II』 2020.5、同 2023
- 『近代出版史探索 III』 2020.7、同 2023
- 『近代出版史探索 Ⅳ』 2020.10、同 2023
- 『近代出版史探索 Ⅴ』 2020.12、同 2023
- 『近代出版史探索 Ⅵ』 2022.5、同 2023
- 『近代出版史探索 Ⅶ』 2024.1、同 2024.5
- 『近代出版史探索 外伝』(論創社) 2021.9
共編著
編集- 『出版クラッシュ!? 書店・出版社・取次-崩壊か再生か 超激震鼎談 出版に未来はあるか? Ⅱ』[3](安藤哲也、永江朗と、編書房) 2000
- 『古本屋サバイバル 超激震鼎談 出版に未来はあるか? Ⅲ』(河野高孝、田村和典と、編書房) 2001
- 『戦後出版史 昭和の雑誌・作家・編集者』(塩澤実信、編著、論創社) 2010
- 「出版人に聞く」(聞き手、論創社)
- 『「今泉棚」とリブロの時代』(今泉正光) 2010
- 『盛岡さわや書店奮戦記』(伊藤清彦) 2011
- 『再販 / グーグル問題と流対協』(高須次郎) 2011
- 『リブロが本屋であったころ』(中村文孝) 2011
- 『本の世界に生きて50年』(能勢仁) 2011
- 『震災に負けない古書ふみくら』(佐藤周一) 2011
- 『営業と経営から見た筑摩書房』(菊池明郎) 2011
- 『貸本屋、古本屋、高野書店』(高野肇) 2012
- 『書評紙と共に歩んだ五〇年』(井出彰) 2012
- 『薔薇十字社とその軌跡』(内藤三津子) 2013
- 『名古屋とちくさ正文館』(古田一晴)[4] 2013
- 『『奇譚クラブ』から『裏窓』へ』(飯田豊一) 2013
- 『倶楽部雑誌探究』(塩澤実信) 2014
- 『戦後の講談社と東都書房』(原田裕) 2014
- 『鈴木書店の成長と衰退』(小泉孝一) 2014
- 『三一新書の時代』(井家上隆幸) 2014
- 『『週刊読書人』と戦後知識人』(植田康夫) 2015
- 『小学館の学年誌と児童書』(野上暁) 2015
- 『弓立社という出版思想』(宮下和夫) 2015
- 『『暮しの手帖』と花森安治の素顔』(河津一哉、北村正之) 2016
- 『風から水へ - ある小出版社の三十五年』(鈴木宏、聞き手、論創社) 2017
- 『全国に30万ある「自治会」って何だ!』(中村文孝と対談、論創社) 2021
- 『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』(中村文孝と対談、論創社) 2022
翻訳
編集脚注
編集外部リンク
編集- 出版・読書メモランダム - 小田光雄ブログ「古本夜話」および「出版状況クロニクル」- 後者は2024年4月より休止
- 小田光雄「本を読む」 - 論創社サイトより