小森健太朗
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小森 健太朗(こもり けんたろう、1965年 - )は、日本の小説家、推理作家、評論家、翻訳家。近畿大学文芸学部教授[1]。
来歴
編集大阪府生まれ。大阪府立北野高等学校[2]、東京大学文学部哲学科出身。
1982年、『ローウェル城の密室』が史上最年少の16歳で第28回江戸川乱歩賞の最終候補作となり話題を集める。 1986年よりコミケットに参加。幻想・推理文学サークル「それぞれの季節」を主宰する。
1989年、東京大学文学部哲学科を卒業。
1994年、「コミケ殺人事件」で本格的にミステリ作家としてデビュー。
1997年、東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。2008年、近畿大学文芸学部文学科 講師着任。
2010年、「英文学の地下水脈 古典ミステリ研究~黒岩涙香翻案原典からクイーンまで」で第63回日本推理作家協会賞評論その他の部門受賞。
2013年、近畿大学文芸学部文学科 准教授就任。2020年、近畿大学文芸学部文学科 教授就任。
作品リスト
編集長編
編集- 『コミケ殺人事件』(出版芸術社) 1994.11、のちハルキ文庫 1998.12
- 『ローウェル城の密室』(出版芸術社) 1995.9、のちハルキ文庫 1998.5
- 『ネヌウェンラーの密室』(講談社ノベルス) 1996.1、のち講談社文庫 1999.11
- 『ネメシスの哄笑』(出版芸術社) 1996.9
- 『バビロン空中庭園の殺人』(祥伝社、ノン・ポシェット) 1997.4
- 『神の子の密室』(講談社ノベルス) 1997.5、のち講談社文庫 2003.7
- 『眠れぬイヴの夢』(トクマ・ノベルズ) 1997.11
- 『マヤ終末予言『夢見』の密室』(祥伝社、ノン・ノベル) 1999.4、のち祥伝社文庫 2010.12
- 『駒場の七つの迷宮』(光文社、カッパノベルス) 2000.8、のち文春文庫 2023.4
- 『ムガール宮の密室』(原書房) 2002.7
- 『Gの残影』(文藝春秋) 2003.3、のち改題『グルジェフの残影』(文春文庫) 2006.7
- 『魔夢十夜』(原書房) 2006.5
- 『ネメシスの虐笑S』(講談社box) 2011.8
短編集
編集共著・アンソロジー作品
編集- 「インド・ボンベイ殺人ツアー」(角川書店、『新世紀「謎(ミステリー)」倶楽部』に収録) 1998.8、のち角川文庫 2001.8
- 『本格ミステリーを語ろう! - 海外篇』(原書房) 1999.3
- 「黒石館の殺人」(原書房、『贋作館事件』に収録) 1999.8
- 『堕天使殺人事件』(角川書店、新世紀「謎」倶楽部による作家11人のリレー小説、「第八章 アージニャー・チャクラの戦慄」を担当) 1999.9、のち角川文庫 2002.5
- 『ルナティック・ドリーム - コミケ殺人事件外伝』(原書房) 2000.10 - 早真さとるによるコミック
- 「疑惑の天秤」(光文社カッパノベルス、『新世紀犯罪博覧会』に収録、新世紀「謎」倶楽部による作家6人の連作小説) 2001.3
- 『本格一筋六十年 想い出の鮎川哲也』(東京創元社) 2002.12
- 『声優論 アニメを彩る女神たち』(河出書房新社) 2015.2
翻訳
編集評論
編集- 『探偵小説の論理学 - バートランド・ラッセル論理学とエラリー・クイーン、笠井潔、西尾維新の探偵小説』(南雲堂) 2007.9
- 「スーフィズムをめぐる思想と闘争」(小説現代増刊号「メフィスト」収録) 2009.1
- 『英文学の地下水脈 - 古典ミステリ研究~黒岩涙香 翻案原典からクイーンまで』(東京創元社) 2009.2
- 「Wから00へ - 9・11を挟んで変貌した“ガンダム”シリーズの戦争描写」(限界小説研究会名義、南雲堂、『サブカルチャー戦争 - 「セカイ系」から「世界内戦」へ』に収録) 2010.12
- 『探偵小説の様相論理学』(南雲堂) 2012.5
- 『神、さもなくば残念。 - 2000年代アニメ思想批評』(作品社) 2013.4
脚注
編集- ^ “小森 健太郎”. 近畿大学 文芸学部・大学院総合文化研究科. 2022年2月20日閲覧。
- ^ Twitter - 2013年8月21日の発言
関連項目
編集外部リンク
編集- 小森健太朗の大きなお茶屋さん - archive.today(2013年4月27日アーカイブ分) - 本人のサイト [1]
- 小森健太朗 ポオ生誕200年記念学会レポート
- 小森健太朗 (@komorikentarou) - X(旧Twitter)