小林道彦
小林 道彦(こばやし みちひこ、1956年 - )は、日本の歴史学者・政治学者。博士(法学)(京都大学・論文博士・2000年)。北九州市立大学名誉教授。専門は日本政治外交史。
略歴
編集埼玉県熊谷市生まれ。1988年中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。2000年博士(法学)(京都大学)の学位を取得。北九州市立大学法学部教授を経て、現在同大学基盤教育センター教授。
『政党内閣の崩壊と満州事変』で平成21年度吉田茂賞受賞。
著書
編集単著
編集- 『日本の大陸政策 1895-1914――桂太郎と後藤新平』(南窓社、1996年)
- 『桂太郎――予が生命は政治である』(ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2006年)
- 『政党内閣の崩壊と満州事変――1918~1932』(ミネルヴァ書房、2010年)
- 『児玉源太郎――そこから旅順港は見えるか』(ミネルヴァ書房〈ミネルヴァ日本評伝選〉、2012年)
- 『大正政変――国家経営構想の分裂』(千倉書房、2015年)、上記『日本の大陸政策』を大幅に増補改訂し改題
- 『近代日本と軍部―1868-1945』(講談社現代新書、2020年2月)
- 『山県有朋―近代日本と権力』(中公新書、2023年11月)
共編著
編集論文
編集※後に単著に収録されたものは除く
単行本所収論文
編集- 「帝国国防方針の補修と日本陸軍」(北九州大学法学部『北九州大学開学五十周年記念論文集』、1997年)
- 「大陸政策と人口問題――1918年~31年」(伊藤之雄、川田稔編著『環太平洋の国際秩序の模索と日本――第一次世界大戦後から五五年体制成立』山川出版社、1999年)
- 「政党政治と満州事変」(伊藤之雄、川田稔編著『20世紀日本と東アジアの形成 1867~2006』ミネルヴァ書房、2007年)
雑誌論文
編集- 「世界大戦と大陸政策の変容――1914~16年」(『歴史学研究』第657号、1994年)
- 「明治軍事史研究の課題と可能性」(『国際安全保障』通号142、2008年)
- 「三月事件と十月事件」(『基盤教育センター紀要』(7)、2010年)
- 「神風連の乱 ある「待罪書」をめぐって」(『北九州市立大学法政論集』38巻1・2号、2010年)
- 「日露戦争から大正政変へ――1901~1913」(『近代日本研究』(29)、2012年)
刊行史料
編集脚注
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