小松川出入口

東京都江戸川区にあるインターチェンジ

小松川出入口(こまつがわでいりぐち)は、東京都江戸川区にある首都高速道路7号小松川線出入口である。両国JCT方面の出入口のみ設置されているハーフインターチェンジである。

小松川出入口
小松川ジャンクション
中環小松川入口
入口付近
所属路線 首都高速7号小松川線
IC番号 703
料金所番号 12-537 (上り入口)
12-541 (下り出口)
本線標識の表記 小松川 船堀街道 新小岩 船堀
起点からの距離 7.0 km(両国JCT起点)
錦糸町出入口 (4.2 km)
(1.4 km) 一之江出入口
所属路線 首都高速中央環状線
IC番号 C45
料金所番号 12-555 (入口)
12-556 (中環小松川料金所)
(12-557 (中環小松川))
本線標識の表記 京葉道路 小松川出口
起点からの距離 40.5 km(大井JCT起点)
(1.7 km) 船堀橋出入口
接続する一般道
東京都道308号標識
東京都道308号千住小松川葛西沖線 (船堀街道)
供用開始日 1971年(昭和46年)3月21日(小松川出入口)
2019年(令和元年)12月1日(小松川JCT・中環小松川入口)
通行台数 台/日
所在地 132-0032
東京都江戸川区西小松川町
北緯35度41分56.3秒 東経139度51分38.5秒 / 北緯35.698972度 東経139.860694度 / 35.698972; 139.860694座標: 北緯35度41分56.3秒 東経139度51分38.5秒 / 北緯35.698972度 東経139.860694度 / 35.698972; 139.860694
備考 JCTは7号小松川線・京葉道路方面と中央環状線・堀切JCT方面接続のみ。
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本項では、併設の小松川ジャンクション(こまつがわジャンクション)および中環小松川入口(ちゅうかんこまつがわいりぐち)についても述べる。

概要

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小松川線上り本線から見た小松川ジャンクション

荒川中央環状線(C2)、中川並行部のすぐ東側に位置する。流入路は上下線の間に、流出路は本線の北側に設置され、一般道は取り付け道路を介して都道308号(船堀街道)と接続している。小松川出入口は都心方面へ行く車両の流入および都心方面から来た車両の流出のみ可能である。

2019年(令和元年)12月1日には当出入口と一体化した小松川ジャンクション(JCT)が供用開始され、元々接続されていなかった7号小松川線と中央環状線の行き来が可能になった[1]。小松川JCTは7号小松川線京葉道路方面)と中央環状線堀切JCT方面)のみを相互接続するクォーターJCTである。

小松川JCTの設置に伴い、出口が上下線の間から本線の北側に移設され(右側流出→左側流出に変更)[2]、入口は従来のものを維持した上で堀切JCT方面(C2内回り)専用の中環小松川入口が新たに追加された[3]。これにより、当出入口でC2外回りからの流出と、C2内回りへの流入が新たに可能となった[3]。誤進入防止のため入口の看板・路面が、都心方面の小松川入口は赤色に、堀切JCT方面の中環小松川入口は青色にそれぞれ色分けされている[2]

JCT建設の経緯

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7号小松川線を跨ぎ越す形で建設された中央環状線であるが、同線の計画段階からJCTの構想はあったものの、優先順位の面で先送りとなっていた[4]。そのため、首都高速道路を介して京葉道路を利用するには、以下のような方法が取られていた(例)[5]

  • 都心環状線を経由して両国JCTから7号小松川線に入り、そのまま京葉道路へ行く
  • 中央環状線の平井大橋出入口で流出し、一般道を経由して篠崎IC(京葉道路の起点)に行く

しかしこれでは埼玉方面と千葉方面を行き来するような場合にも都心環状線や都内の一般道を利用する必要があり、中央環状線の機能が十分発揮できない状態にあった[5]。当JCTはこの改善を目的としており、都心環状線や国道14号平和橋通りの渋滞緩和、および7号小松川線の交通規制・渋滞時における迂回路になることを見込んでいる[6]

当初は2007(平成19)年度着工、2014(平成26)年度完成、総工費156億円[7]を予定していたが、東京都市計画審議会でこの都市計画が可決されたのは2010年(平成22年)2月(決定告示は同年3月5日付)であった。構造検討業務はパシフィックコンサルタンツに委託され、当初の整備工程の見直しが行われた(同12日付発表)[6]。最終的な工事予算は155億9600万円。

小松川JCT設置と同時に、直下の一般道(附属街路第3号線、第4号線)の拡幅・付け替えも行われた[5]

JCTの構造

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C2外回りから7号下り(千葉方面)、および7号上りからC2内回り(埼玉方面)の接続路が設置され、当JCTを介して千葉方面と埼玉方面を相互に行き来できるようになっている[3]。クォーターJCTであり、これ以外の方向に接続路は設置されない。

埼玉方面接続路には、埼玉方面専用の中環小松川入口と、料金所が設置されている[3]。料金所については、7号へ流入する車両の通行料徴収は従来から錦糸町本線料金所で行っていたが、当JCTはこれより手前に位置するためである。すなわち、京葉道路から両国JCT方面へ向かう車両は従来と同様、錦糸町で通行料を支払い、京葉道路から堀切JCT方面へ向かう車両は小松川で通行料を支払う。

千葉方面接続路には、C2外回りと7号下りから流出する小松川出口が設置されている。出口は接続路の末端部(7号側)に設置され、中央分離帯側にあった従来の出口を廃止した上でこの新設出口に統合された[3]

周辺

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 首都高速7号小松川線
(701,702)錦糸町出入口/TB - 小松川JCT/(703)小松川出入口 - (705)一之江出入口
 首都高速中央環状線
(C43)平井大橋出入口 - 小松川JCT/(C45)中環小松川入口/小松川出口 - (C46)船堀橋出入口

脚注

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  1. ^ 小松川ジャンクションは2019年12月1日(日)午後5時に開通、渋谷入口(下り)は2019年12月19日(木)午前2時に開通します 中央環状線が「さらに」利用しやすくなります”. 首都高速道路株式会社 (2019年10月18日). 2019年10月18日閲覧。
  2. ^ a b 小松川JCT ご利用ガイド”. 首都高速道路株式会社. 2019年12月1日閲覧。
  3. ^ a b c d e 小松川JCT 事業の概要”. 首都高速道路株式会社. 2019年12月1日閲覧。
  4. ^ 首都高「小松川JCT」開通でどう変わる? C2と7号線直結、ライダーも歓喜のワケ 3/3”. 乗りものニュース (2019年10月31日). 2020年3月7日閲覧。
  5. ^ a b c 小松川JCT 整備効果”. 首都高速道路株式会社. 2019年12月1日閲覧。
  6. ^ a b “建設通信新聞 2010年3月25日 整備工程見直し着手 -具体化へ調査進む7号小松川JCT-”. 株式会社日刊建設通信新聞社 
  7. ^ “都道首都高速7号線(改築)(小松川JCT(仮称))に関する工事の内容”. 首都高速道路株式会社. http://www.shutoko.co.jp/company/approval/~/media/pdf/corporate/share2011/company/plan/200703/document/10.pdf 

関連項目

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外部リンク

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