姜日出
人物・来歴
編集韓国慶尚北道尚州郡出身。慰安婦関連の活動を行っている。中華人民共和国で生活していたが、2000年に韓国のナヌムの家に入居している[1]。
慰安婦仲間の李容洙と同様に、自身の恨を解消するため、日本政府が謝罪をするように要求している[2]。また、中国に取り残されている日本人慰安婦についての救済も訴えているが、慰安婦の証言活動を支援している日本の市民団体からは黙殺されている[1]。
頭皮に傷があり、これを『日本人に暴行された証拠』として見せるパフォーマンスを得意としており[3][4]、フリージャーナリストのデイビッド・マクニールは、このパフォーマンスを見せられたことから、慰安婦の証言は全て事実と信じるようになった[5]。
活動
編集- 2009年11月に開催された「旧日本軍性奴隷問題の解決を求める全国同時企画・京都実行委員会」にて『1943年に「軍靴のひもを編む工場で働く」と言われて16歳で強制連行され、中国の牡丹江の慰安所で性奴隷生活を強いられた。1945年、日本の軍人たちに焼き殺されそうになったが、朝鮮人たちが戦って逃がしてくれた』と証言した[6]。
- 2010年4月20日に開催された「慰安婦問題の解決求め当事者の韓国人女性の証言を聞く集会」では『1928年に朝鮮半島南東部の慶尚北道で12人兄弟の末っ子として生まれた。17歳のとき（1945年）に自宅から連行され、約2年間にわたって中国・長春や牡丹江などで被害に遭った』と証言した[7]。
- 2011年8月31日、韓国の金星煥外交通商部長官に対して、日本軍「慰安婦」問題解決および法的責任を追及する外交政策を即時に履行するように公式書簡を送った[8]。
- 2012年8月29日、1037回目になる水曜デモで「15歳で中国吉林市の慰安所に連れて行かれ4年過ごしました。」「私以上の証拠がどこにあるのか。それでも強制連行の事実はないとは、彼らは人なのか」と述べた。[9]
- 2013年7月8日、李玉善らと渡米し、慰安婦問題で米国が日本政府の歴史的責任を認めさせるため、慰安婦について日本政府の責任を認めるよう要求する下院決議案を提出したマイク・ホンダらと会談した[10]。
その他の主張
編集竹島問題
編集竹島問題について『竹島は日本のものだと言う人も多い。その人たちはもう一度戦争をしたいのでしょうか。』と嘆き[11]、『（日本人は）日本が犯した歴史の問題に向き合ってほしい』と訴えた[7]。
脚注
編集- ^ a b ～同時証言集会inおおさか2009～ 姜日出ハルモニ証言集会 [1][リンク切れ]
- ^ 日本軍「慰安婦」被害者の声に応え今こそ立法解決を！～同時証言集会inおおさか2009～ [2]
- ^ アジア太平洋ジャーナル 2015年2月2日[3]
- ^ 赤旗 2016年1月27日 安倍首相、直接謝って 元「慰安婦」訴え「加害の事実認めよ」 国会内で証言集会 [4]
- ^ 2015年2月11日 12:04 [Sink the Asahi! The "Comfort Women" Controversy and the Neo-Nationalist Attack]"We both have a clear answer: no. Over the last decade, however, we have interviewed many of these women first hand, in South Korea and elsewhere.We have visited the House of Sharing, a museum and communal refuge for the small number of surviving comfort women outside of Seoul. ""The revisionists "take this isolated episode falsely claimed by Yoshida and try to build an argument that the falsehood of the Yoshida claim proves that there was no 'coercive recruitment' of comfort women anywhere in Japan's wartime empire.The eight residents include Kang Il-chul..."
- ^ 証言集会：「本当の声を聞いて」 旧日本軍「慰安婦」姜日出さん招き、下京で(毎日新聞)
- ^ a b 慰安婦問題の解決求め当事者の韓国人女性の証言を聞く集会開催/川崎：ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞社
- ^ 韓国：日本軍「慰安婦」・原爆被害者の個人請求権放置に違憲判断 [5]
- ^ １５歳で連れて行かれた韓国元慰安婦「私以上の証拠がどこにある」 中央日報日本語版 2012年8月30日
- ^ 統合ニュース 2013/07/08 15:41 元慰安婦２人が訪米へ 国際社会に訴え[6]
- ^ 週刊かけはし（日本革命的共産主義者同盟 (JRCL)発行）「戦時性的強制被害者問題解決促進法案」の成立今こそ[7]
関連項目
編集外部リンク
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