妻沼駅

かつて日本の埼玉県熊谷市にあった東武鉄道の駅

妻沼駅(めぬまえき)は、かつて埼玉県大里郡妻沼町(現・熊谷市)にあった、東武鉄道熊谷線廃駅)である。熊谷線の廃止に伴い1983年(昭和58年)6月1日に廃止となった。

妻沼駅
めぬま
MENUMA
大幡 (5.7 km)
所在地 埼玉県大里郡妻沼町(現・熊谷市
北緯36度13分17.8秒 東経139度22分50.1秒 / 北緯36.221611度 東経139.380583度 / 36.221611; 139.380583座標: 北緯36度13分17.8秒 東経139度22分50.1秒 / 北緯36.221611度 東経139.380583度 / 36.221611; 139.380583
所属事業者 東武鉄道
所属路線 熊谷線
キロ程 10.1 km(熊谷起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1943年昭和18年)12月5日
廃止年月日 1983年(昭和58年)6月1日
備考 路線廃止に伴う廃駅
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駅周辺を写した航空写真、画像中央下部が妻沼駅舎、画像中央上部が杉戸機関区妻沼派出所、1975年1月29日撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

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駅構造

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  • 単式ホーム1面1線の地上駅であった。
  • 終日東武鉄道の社員が配置されていた。
  • 構内の端に杉戸機関区妻沼派出所があった。

駅周辺

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現状

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2010年頃の駅跡周辺(正面の空き地は2024年現在では介護施設が建っている)

駅跡の線路があった部分は道路となっている。

廃止後駅舎はしばらくの間廃止代替の急行バスの待合室として利用されたが、道路拡張の際に撤去された。

現在の朝日バス熊谷駅 - 妻沼線の「ニュータウン入口」停留所付近に当たる。このバス路線は、もともと東武バスが熊谷線の廃止代替として設定した急行バス路線が現在も引き継がれているもので、かつては「妻沼」停留所を名乗り路線終点となっていた。しかし、朝日バスへの移管時に東側のニュータウン地区内へ路線延長され、現在は新しい終点(ニュータウン入口停留所の2つ先)が「妻沼」停留所を名乗っており、旧妻沼(ニュータウン入口)の駅前広場を利用していた折り返し施設の跡地は、自転車駐輪場となっている。

構内にあるイブキの木とシュロの木が当時の面影を留めていたが撤去されている。駅構内及び妻沼出張所の敷地は長らく空き地となっていたが、近年転用が進み、2024年現在では、駅時代の面影は殆ど消滅している。


なお、駅跡の北側(ニュータウン入口停留所から徒歩3分)にある熊谷市立妻沼資料館には、熊谷線で使用されたキハ2000形気動車が保存展示されている。

隣の駅

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東武鉄道
熊谷線
大幡駅 - 妻沼駅

脚注

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  1. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』第5081号、1943年12月18日国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』3号 関東1、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年7月、21頁。ISBN 9784107900210