大田線
韓国の鉄道路線
大田線(テジョンせん)は、韓国鉄道公社(KORAIL)の鉄道路線のひとつ。大田広域市の京釜線大田駅と湖南線西大田駅を結ぶ短絡線で、京釜線の支線である。
大田線 | |
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基本情報 | |
国 | 大韓民国 |
起点 | 大田駅 |
終点 | 西大田駅 |
駅数 | 2駅 |
開業 | 1911年7月10日 |
所有者 | 国家鉄道公団 |
運営者 | 韓国鉄道公社 |
路線諸元 | |
路線距離 | 5.7 km |
軌間 | 1,435 mm |
線路数 | 単線 |
電化方式 | 交流25kV, 60Hz |
大田線 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 대전선 |
漢字: | 大田線 |
発音: | テジョンソン |
日本語読み: | たいでんせん |
英語: | Daejeon Line |
概要
編集現在、大田線を通る定期旅客列車は設定されていない。
もともとは湖南線の起点は開業以来大田駅であり、大田 - 西大田間は湖南線の一部であった。しかし、京城(現在のソウル)と木浦を結ぶ直通列車は大田駅で進行方向を変えるため、機関車の付け替え作業が必要となり、不便であった。このため、1944年に梧井駅(現在は廃止)と西大田駅の間に単線の短絡線・梧井線が建設された。1978年1月、湖南線の複線化工事の竣工により梧井線は廃止され、代替として大田操車場 - 西大田駅間が開通、(旧)大田線と称された。(旧)大田線の開通以後は、ほとんどの列車が大田 - 西大田間(湖南線)を経由せずに大田操車場 - 西大田駅間(大田線)を通る運行形態が固定化した。
2004年4月1日のKTX開業に合わせ、線名と運行形態のねじれを解消すべく、線名が交換される形での変更が行われた。湖南線の起点は大田操車場となり、大田操車場 - 西大田駅間の(旧)大田線が湖南線に編入される一方、湖南線の一部であった大田 - 西大田間が大田線とされた。また、同時期に湖南線とあわせた電化が行われた。
旅客営業末期の定期列車としては、大田 - 光州間のムグンファ号1往復と、貨物列車4往復が運行されていたが、京釜高速線大田区間の工事のため、2013年1月から2014年2月までの間は運行が休止された。その後、湖南高速線開業に伴う運行形態の見直しにより、2015年4月1日をもって定期旅客列車の運行が終了した。
駅一覧
編集駅名 | 駅間キロ (km) | 累計キロ (km) | 接続路線 | 所在地 | |
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日本語 | ハングル | ||||
大田駅 | 대전역 | 0.0 | 0.0 | 韓国鉄道公社:KTX京釜高速線・京釜線 大田広域市都市鉄道公社:●1号線 (104) |
東区 |
西大田駅 | 서대전역 | 5.7 | 5.7 | 韓国鉄道公社:湖南線 | 中区 |