大王わさび農場
長野県安曇野市にあるわさび農場
大王わさび農場(だいおうわさびのうじょう)は、長野県安曇野市にあるわさび農場。大王農場、大王わさび園とも呼ばれる。1917年(大正6年)に開場した。株式会社大王が運営している[1]。
入口 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640番地 北緯36度20分19.7秒 東経137度54分32.8秒 / 北緯36.338806度 東経137.909111度座標: 北緯36度20分19.7秒 東経137度54分32.8秒 / 北緯36.338806度 東経137.909111度 |
設立 |
1947年9月 (1915年創業) |
業種 | 水産・農林業 |
法人番号 | 5100002023141 |
事業内容 | 山葵の生産・販売 |
代表者 | 代表取締役 深澤大輔 |
資本金 | 500万円 |
従業員数 | 60名 |
外部リンク |
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概要
編集北アルプスからの湧き水を利用した安曇野わさび田湧水群の一角にある、日本最大規模のわさび園であり、年間約120万人が訪れる安曇野随一の観光スポットである。雑草の生い茂る原野を20年の歳月をかけ完成させた。「大王」は敷地内にある大王神社に由来し、この神社は民話に登場する八面大王の胴体が埋葬されているとされる。わさび田に引かれる湧水は一日12万トンで、水温は年間通して12℃。収穫は年間通して行われる。直射日光に弱い為、4月から9月末まで黒い寒冷紗でわさび田を覆う。また、ここは黒澤明監督の映画『夢』のロケ地としても知られる。売店での名物はわさびソフトクリーム、わさびコロッケ。 山葵の栽培品種は、長野23号、真妻、正緑、などがある[2]。
歴史
編集- 1915年(大正4年)、初代経営者が扇状地の豊富な湧水を利用したわさび畑の開拓を志し、5町村にまたがる所有者との2年の交渉で15丁歩の土地を個人所有とする。当初は砂利主体の荒地であった。
- 1917年(大正6年)、土地の所有完了。3月開拓に着手。
- 1923年(大正12年)、古畑完成。
- 1926年(大正15年)、大王畑完成。大王神社祭祀。
- 1935年(昭和10年)、新畑の開拓が終わり、約20年にわたる開拓が終了。
- 1941年(昭和16年)、初代が55歳で逝去。
- 1961年(昭和36年)、東畑完成。
- 1976年(昭和51年)1月、売店建設。8月、皇太子、同妃来場。
- 1982年(昭和57年)4月、レストラン棟竣工。
- 1985年(昭和60年)7月22日、環境庁名水百選「安曇野わさび田湧水群」として3町にわたり認定される。
- 1997年(平成9年)4月、本社屋と工場を新設移転。5月、売店新設移転。
- 2021年(令和3年)3月、有限会社大王、有限会社大王わさび農場をそれぞれ株式会社化[3]。
※以上[1]。
データ
編集- 開場 - 1917年
- わさび収穫量 - 150トン/年
- 湧水流量 - 12万トン/日
- 農場面積 - 15ヘクタール
施設
編集- わさび農場(大王畑、東畑、北畑、古畑)
- 水車小屋(万水川にある水車。中に黒澤明監督の撮影時のパネルが飾られている)
- 親水広場
- アルプス展望台
- わさび田の小道
- 名水百選水飲み場
- 大王神社
- 大王窟・開運洞
- 大王さまの見張り台
- 時計台(カリヨン)
- 幸いのかけ橋
- いわな茶屋
- 涼風の小道・ポプラ小道
- ポプラ小径
- ゆめホール
- 大王広場
- 青空広場
- 蕎麦処
- レストラン
- 売店
- 茶屋(社務所)
- 梅林
※以上[2]。
ギャラリー
編集所在地
編集〒399-8303 長野県安曇野市穂高3640
交通アクセス
編集- JR大糸線 穂高駅 徒歩30分
- あづみ野エンジョイバス(観光シーズン限定運行)
脚注
編集- ^ a b “大王の歴史 | 大王わさび農場”. www.daiowasabi.co.jp. 2016年8月9日閲覧。
- ^ a b “大王わさび農場”. www.daiowasabi.co.jp. 2016年8月9日閲覧。
- ^ “わさび農場運営の2社が株式会社に 安曇野”. 中日新聞 (2021年3月3日). 2021年3月4日閲覧。
関連項目
編集- 八面大王
- 魏石鬼窟
- スタイエン (スタジアム) - 当社がネーミングライツ取得STVVの本拠地