大江戸五人男
『大江戸五人男』(おおえどごにんおとこ)は、1951年(昭和26年)11月22日公開の日本映画である。松竹製作・配給。監督は伊藤大輔。モノクロ、スタンダード、132分。
大江戸五人男 | |
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阪東妻三郎 市川右太衛門 | |
監督 | 伊藤大輔 |
脚本 |
八尋不二 柳川真一 依田義賢 |
製作 | 月森仙之助 |
製作総指揮 | 大谷隆三 |
出演者 |
阪東妻三郎 市川右太衛門 |
音楽 | 深井史郎 |
撮影 | 石本秀雄 |
編集 | 宮田味津三 |
製作会社 | 松竹京都撮影所 |
配給 | 松竹 |
公開 | 1951年11月22日 |
上映時間 | 132分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 1億2569万円[1] |
松竹映画30周年記念映画[2]として、破格の製作費とオールキャストで製作された大作映画である。脚本家の八尋不二、柳川真一、依田義賢の3人によって結成された「火口会」が構成し[3]、脚本を執筆した。ストーリーは幡随院長兵衛と水野十郎左衛門の対立が中心で、そこに岡本綺堂作『番町皿屋敷』のエピソードを盛り込んでいる[4]。配収は1億2569万円で、1951年度の邦画配収ランキング第2位となった。
スタッフ
編集キャスト
編集- 長兵衛女房お兼:山田五十鈴
- 腰元おきぬ:高峰三枝子
- 水木あやめ:河原崎権三郎
- 妙姫:小月冴子(松竹歌劇団)
- 小紫:花柳小菊
- 唐犬権兵衛:進藤英太郎
- 近藤登之助:三島雅夫
- 大久保彦左ヱ門:山本礼三郎
- 松平伊豆守:二代目市川小太夫
- 佛の小平:三井弘次
- 石谷将監:大友柳太朗
- 上使成瀬:海江田譲二
- 夢の市郎兵衛:阿部九洲男
- 出尻兵衛:永田光男
- 君使はつ:若杉曜子
- 芸者かつ:鮎川十糸子
- 老母お岸:毛利菊枝(劇団くるみ座)
- 仲居お萬:草島競子
- 老女千草:六條奈美子
- 宗太郎女房お末:月宮乙女
- 渡辺綱左衛門:山路義人
- 卜部季五郎:尾上栄五郎
- 坂田金平:天野刃一
- 旗本五十嵐:加賀邦男
- 旗本錦織:笹川冨士夫
- 小姓数馬:沢村アキオ(後の長門裕之)
- 放れ駒四郎兵衛:小堀明男
- 冥途の又八:青山宏
- 山村佐兵衛:葉山富之輔
- 並木冨輔:高松錦之助
- 供侍露木:椿三四郎
- 用人倉田:玉島愛造
- 新造百代:林喜美枝
- 桟敷の腰元:河上君栄
劇中劇「播州皿屋敷」
脚注
編集- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』、キネマ旬報社、2012年5月23日、p.88
- ^ 本編より
- ^ 優秀映画鑑賞推進事業「大江戸五人男」 - 東京国立近代美術館フィルムセンター、2015年3月2日閲覧
- ^ 大江戸五人男、@ぴあ映画生活、2015年3月2日閲覧