堀場製作所
株式会社堀場製作所(ほりばせいさくしょ、HORIBA, Ltd.)は、京都府京都市南区に本社を置く独立系の分析・計測機器大手。
堀場製作所本社 | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 |
大証1部(廃止) 6856 2013年7月12日上場廃止 |
略称 | HORIBA |
本社所在地 |
日本 〒601-8510 京都市南区吉祥院宮の東町2 北緯34度59分02秒 東経135度43分23秒 / 北緯34.983992度 東経135.723095度座標: 北緯34度59分02秒 東経135度43分23秒 / 北緯34.983992度 東経135.723095度 |
設立 | 1953年(昭和28年)1月26日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 1130001011676 |
事業内容 | 計測機器等の製作 |
代表者 |
堀場厚(代表取締役会長兼グループCEO) 齊藤壽一(代表取締役副会長兼グループCOO) 足立正之(代表取締役社長) |
資本金 | 120億11百万円 |
発行済株式総数 |
4,253万2,752株 (2021年12月31日現在) |
売上高 |
連結:2,243億14百万円 単体:500億13百万円 (2021年12月期) |
営業利益 |
連結:320億46百万円 単体:23億49百万円 (2021年12月期) |
経常利益 |
連結:320億38百万円 単体:96億72百万円 (2021年12月期) |
純利益 |
連結:213億11百万円 単体:19億00百万円 (2021年12月期) |
純資産 |
連結:2,044億93百万円 単体:1,124億31百万円 (2021年12月31日現在) |
総資産 |
連結:3,715億85百万円 単体:2,217億51百万円 (2021年12月31日現在) |
従業員数 |
連結:8,205名 単体:1,542名 (2021年12月31日現在) |
決算期 | 12月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口)8.21% 日本カストディ銀行(信託口)7.22% 全国共済農業協同組合連合会 3.99% 堀場厚 2.47% 京都中央信用金庫 1.97% (2020年12月31日現在) |
主要部門 |
自動車計測システム機器 環境・プロセスシステム機器 医用システム機器 半導体システム機器 科学システム機器 |
主要子会社 | ホリバ・インスツルメンツ社 アメリカ合衆国 100% |
関係する人物 | 堀場雅夫(創業者) |
外部リンク | https://www.horiba.com/jpn/ |
特記事項:各種経営指標は2016年12月期[2] |
概要
編集設立以来、分析・計測機器の総合メーカーとして、多彩な製品を世界各国に送りだしてきた。その分野は自動車や半導体産業をはじめ新素材、エネルギー、鉄鋼、食品、バイオ、化学等々多岐にわたる。最近では、地球温暖化ガス分析装置や酸性雨測定装置など、環境保全に貢献する製品も多数活躍している。エンジン排ガス測定・分析装置分野で80%の世界トップシェアを握る。社是は「おもしろおかしく」。
M&Aを積極的に行い企業価値向上に努めている。2002年(平成14年)まで日立製作所が第一位の大株主であった為、日立製作所の関係が強く販路や社内習慣に影響がある。
沿革
編集- 1945年(昭和20年)10月 - 堀場雅夫が京都市下京区で「堀場無線研究所」を創業。
- 1950年(昭和25年)3月 - 国産初のガラス電極式pHメーターを完成。
- 1953年(昭和28年)1月 - 株式会社堀場製作所を設立。
- 1959年(昭和34年)11月 - 日立製作所と業務及び技術提携。
- 1964年(昭和39年) - 医用呼気ガス分析計を応用し、自動車排気ガス測定装置を完成。
- 1971年(昭和46年)3月 - 大証第二部、京証上場。
- 1972年(昭和47年) - 米国、ヨーロッパに子会社設立。
- 1982年(昭和57年)9月 - 東証・大証第一部上場。
- 1992年(平成4年)1月 - 堀場厚が代表取締役社長に就任。
- 1993年(平成5年)10月 - ISO 9001認証取得。
- 1996年(平成8年)6月 - 血液分析装置メーカーABX社(現・ホリバABX社)買収。
- 1997年(平成9年)
- 3月 - 新本社ビル完成。
- 9月 - 分光器メーカーインスツルメンツ社(現・ホリバジョバンイボン社)買収。
- 1998年(平成10年)8月 - 分光分析機器の輸入販売商社、愛宕物産を買収し合併。
- 2000年(平成12年)3月 - サービス部門を分社化し、株式会社堀場テクノサービスを設立。
- 2002年(平成14年)7月 - 中国上海に100%出資の現地子会社設立。
- 2004年(平成16年)5月 - 計測技術発展を目的に社外対象の研究奨励賞「堀場雅夫賞」を創設。
- 2005年(平成17年)9月 - ドイツの自動車試験装置メーカー シェンク社事業買収。
- 2015年(平成27年)
- 7月 - 英国の子会社を通じ、車両開発エンジニアリングや試験設備の提供を行う英MIRA社事業買収。
- 9月 - フォルクスワーゲンの排出ガス規制不正問題を発見した研究所が使用したポータブル測定機が、当社の製造した製品である事が報道され、一時的に株価が上昇[3]。
製品カテゴリ
編集- 自動車計測機器
- 環境用計測機器
- 医用計測機器
- 半導体用計測機器
- 科学計測機器
- 取扱製品
- 自動車排ガス測定装置
- 煙道排ガス測定装置
- pHメータ
- 水質チェッカ
- 大気汚染監視装置
- 蛍光X線検査装置
- ラマン分光測定装置
- 自動血球計数装置
- 放射温度計
- 超薄膜計測システム
- 半導体異物検査装置
- 液晶品位検査装置
ほか
営業所
編集連結子会社
編集日本
編集- 株式会社堀場エステック
- 株式会社堀場アドバンスドテクノ
- 株式会社堀場テクノサービス
- 株式会社アセック
アメリカ
編集- Ad Lab社
- ジョバンイボン・インターナショナル社
- ホリバ・エステック社
- ホリバ・インスツルメンツ社
- ホリバ・インターナショナル
- ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社
- ホリバ・ジョバンイボン社
- ホリバABX社
イギリス
編集- SRHシステムズ社
- ホリバ・インスツルメンツ社
- ホリバ・ジョバンイボンIBH社
- ホリバ・ジョバンイボン社
イタリア
編集- ホリバ・ジョバンイボン社
オーストリア
編集- ホリバ社
カナダ
編集- シェンク・カナダ社
- ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社
シンガポール
編集- ホリバ・インスツルメンツ社
タイ王国
編集- ホリバABXダイアグノスティック社
- ホリバABX社
ドイツ
編集- ホリバ・オートモーティブ・テストシステムズ社
- ホリバ・ジョバンイボン社
- ホリバ・ヨーロッパ・オートメーション・ディビジョン社
- ホリバ・ヨーロッパ社
ブラジル
編集- ホリバABXヘマトロジア社
フランス
編集- BioPep社
- ホリバ・ジョバンイボン・インターナショナル社
- ホリバ・ジョバンイボン社
- ホリバ・フランス・ホールディング社
- ホリバ・フランス社
- ホリバABXインターナショナル社
- ホリバABX社
ポーランド
編集- ホリバABXダイアグノスティック社
韓国
編集- ホリバ・コリア社
- 堀場エステック・コリア社
中国
編集- 堀场儀器(上海)有限公司
- 堀场貿易(上海)有限公司
テレビ番組
編集- 日経スペシャル カンブリア宮殿 「おもしろくなければ会社じゃない」(2007年3月12日、テレビ東京)- 堀場製作所 最高顧問 堀場雅夫出演[4]。
脚注
編集- ^ コーポレートガバナンス - 株式会社堀場製作所
- ^ http://www.horiba.com/uploads/media/2016.Q4.pdf
- ^ “世界揺るがしたVW排ガス不正、見抜いたのは堀場製作所の小型測定器”. ブルームバーグ. (2015年10月2日). オリジナルの2015年10月6日時点におけるアーカイブ。 2015年10月8日閲覧。
- ^ 「おもしろくなければ会社じゃない」 - テレビ東京 2007年3月12日