城景都
経歴
編集1946年インド系朝鮮人の父の三男として生まれる。小学校時代より音楽と絵に興味を持ち、学生時代を経てロックバンドを結成しライブ活動を行いつつ、絵を書き始める。
傷害事件で少年院に入ったこともあるが、恩師であり画家である近藤正治と出会いその芸術論に感銘し、その後本格的に絵を描きはじめる。植物の葉脈から導き出した、貫乳風のひび割れを使った作風は独自のスタイルといえる。从会会員。
画集等で公表されている生年月日は1948年12月13日であるが、現在では1946年12月13日に訂正されている。
弟に画家で絵本作家の木村昭平がいる。
受賞歴
編集- 1970年 シェル美術賞展 佳作賞
- 1972年 イタリア・ジェノバ市芸術家展 大賞
- 1978年 安井賞 入選
- 1979年 第一回中日展 佳作賞
- 1982年 日仏現代美術展 賞2席
- 1984年 日仏現代美術展 入賞
出版物
編集- 1977年 画集「女の学問」(青木画廊)
- 1978年 詩画集「ヴェロニカの午睡」(詩・新郷久、柴舟画廊)
- 1978年 カラーエッチング集「追憶の女」(青木画廊)
- 1979年 詩画集「太陽は夜を孕み 海は時をみごもる」(詩・鈴木孝、風媒社)
- 1979年 詩画集「苦悩の乳房たちよ」(詩・鈴木孝、風媒社)
- 1979年 「城景都版画集」(Y+K)
- 1980年 画集「女の変幻」(柴舟画廊)
- 1981年 「城景都 版画作品集」(阿部出版)
- 1982年 「銅版画全作品集」(阿部出版)
- 1984年 画集「花の形而上学」(美術出版社)
- 1984年 詩画集「イビサの噂」(詩・新郷久、鈴木春子、柴舟画廊)
- 1984年 「城景都版画集 日記 アムステルダムでの12月13日から22日迄」(河出書房新社)
- 1985年 「城景都版画集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」(柴舟画廊)
- 1985年 銅版画集「大地の夢」(KEITO JOH版画工房)
- 1986年 カラーエッチング集「フローラの潤い」(JK版画工房)
- 1987年 「サッフォーたちの饗宴」(詩・白石かずこ、パルコ出版)
- 1987年 カラーエッチング集「めにょじょのカオス」(詩・新郷久、柴舟画廊、青木画廊)
- 1988年 「城景都 全版画集」(阿部出版)
- 1988年 銅版画集「女の想学」(JK版画工房)
- 1989年 「城景都 銅版画集(豆本)」(未来工房)
- 1990年 版画集「思・想・荘・宗」(JK版画工房)
- 1992年 詩画集「トライアングル・ジャングル」(詩・北川透、鈴木秀夫 JK版画工房)
- 1996年 画集「花の形而上学」増補改訂版(美術出版社)
- 2003年 版画10点セット(JK版画工房)
- 2004年 リトグラフ8点セット(JK版画工房)
- 2009年 版画集「凸全凹絵貴」(JK版画工房)
- 2010年 版画集「巨樹の摂理」(JK版画工房)
外部リンク
編集- 城景都オフィシャルウェブサイト
- 城景都オフィシャルウェブサイトニュース
- 城景都 (@Keito_Joh) - X(旧Twitter)