垂井駅

岐阜県不破郡垂井町にある東海旅客鉄道の駅

垂井駅(たるいえき)は、岐阜県不破郡垂井町にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。駅番号CA78[5]

垂井駅
南口(2022年11月)
たるい
Tarui
CA77 大垣[* 1] (8.1 km)
(5.7 km) 関ケ原 CA79
地図
所在地 岐阜県不破郡垂井町1682-4
北緯35度22分11.413秒 東経136度31分52.705秒 / 北緯35.36983694度 東経136.53130694度 / 35.36983694; 136.53130694座標: 北緯35度22分11.413秒 東経136度31分52.705秒 / 北緯35.36983694度 東経136.53130694度 / 35.36983694; 136.53130694
駅番号 CA  78 [5]
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線(上り本線・下り本線〔垂井線〕)[1][2][注釈 1][注釈 2]
キロ程 418.1 km(東京起点)
電報略号 タル
駅構造 地上駅橋上駅[6]
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
1,899人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1884年明治17年)5月25日[5][7]
備考
  1. ^ この間に南荒尾信号場有り(当駅から5.0 km先)。
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北口(2017年9月)

運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。なお、ダイヤは後述する。

歴史

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駅構造

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構内北側に単式ホーム1面1線[23]と南側に島式ホーム1面2線[23]、合計2面3線のホームを有する地上駅である[7]。島式ホーム側は上下両方向の発車・到着が可能である[23]橋上駅舎を備え[6]、南北に駅前広場をもつ。また、北口の広場には竹中半兵衛銅像が鎮座している[24][25]

お客様サポートサービスを導入している無人駅であり[8][9]大垣駅が管理している[要出典]。2024年1月末までは有人駅であった。なお、当駅には自動券売機サポートつき指定席券売機[8][9]自動改札機などがあり、TOICA及び相互利用可能なICカードの利用が可能である。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1  東海道本線(上り本線) 上り 名古屋方面[26][注釈 4]  
2  東海道本線(下り本線)
〔垂井線〕[注釈 2]
下り(上り) 米原方面[26][注釈 4] 関ケ原駅始発列車のみ発着[27]
3 下り 米原方面行き列車のみ発着[28]
備考
  • 駅前広場から改札までは南口、北口ともにエレベーターと上りエスカレーターを1基ずつ備える。改札から各ホームまではエレベーターがそれぞれ1基あり、2・3番線には上りエスカレーターが1基設置されている。そのため駅前広場と各ホーム間は自由通路を含め、バリアフリーに対応している。

ダイヤ

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普通は全て大垣発着であるが、快速系統の各列車は岐阜・名古屋方面へ直通する。

日中時間帯
  • 米原 - 大垣を運行する普通が、上下線とも1時間当たり2本停車する。
  • 米原始発の新快速と関ケ原始発の新快速・区間快速が運行される。なお、土曜・休日は米原発着の特別快速と米原行きの区間快速も運行される。
夕方以降
  • 米原発着の特別快速・新快速・快速が運行される。なお、晩は米原行きの区間快速も運行される。

利用状況

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「垂井町史」、「岐阜県統計書」、「垂井町勢要覧」によると、各年度の1日平均乗車人員は以下の通りである。大垣駅 - 米原駅の途中にある駅では最も利用客が多い。

年度別1日平均乗車人員(1884年 - 1911年)

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年度 1日平均
乗車人員
1884年(明治17年) 24
1885年(明治18年) 14
1886年(明治19年) 11
1887年(明治20年) 25
1888年(明治21年) 47
1889年(明治22年) 54
1890年(明治23年) 62
1891年(明治24年) 65
1902年(明治35年) 151
1903年(明治36年) 140
1904年(明治37年) 107
1905年(明治38年) 121
1906年(明治39年) 129
1907年(明治40年) 154
1908年(明治41年) 161
1909年(明治42年) 167
1910年(明治43年) 175
1911年(明治44年) 207

年度別1日平均乗車人員(1912年 - 1925年)

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年度 1日平均
乗車人員
1912年(大正元年) 249
1913年(大正2年) 265
1914年(大正3年) 298
1915年(大正4年) 260
1916年(大正5年) 263
1917年(大正6年) 294
1918年(大正7年) 366
1919年(大正8年) 394
1920年(大正9年) 434
1921年(大正10年) 455
1922年(大正11年) 453
1923年(大正12年) 525
1924年(大正13年) 538
1925年(大正14年) 614

年度別1日平均乗車人員(1926年 - 1988年)

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年度 1日平均
乗車人員
1926年(昭和元年) 610
1927年(昭和2年) 634
1928年(昭和3年) 658
1929年(昭和4年) 659
1930年(昭和5年) 645
1931年(昭和6年) 589
1932年(昭和7年) 574
1933年(昭和8年) 583
1934年(昭和9年) 636
1935年(昭和10年) 689
1936年(昭和11年) 733
1937年(昭和12年) 902
1938年(昭和13年) 918
1939年(昭和14年) 1,045
1940年(昭和15年) 1,148
1941年(昭和16年) 1,406
1942年(昭和17年) 1,462
1943年(昭和18年) 1,951
1944年(昭和19年) 1,662
1945年(昭和20年) 1,496
1946年(昭和21年) 1,280
1947年(昭和22年) 1,892
1955年(昭和30年) 2,246
1956年(昭和31年) 2,460
1957年(昭和32年) 2,652
1960年(昭和35年) 3,182
1961年(昭和36年) 3,222
1962年(昭和37年) 3,442
1965年(昭和40年) 4,099
1970年(昭和45年) 3,402
1975年(昭和50年) 3,348
1980年(昭和55年) 3,224
1984年(昭和59年) 2,927
1988年(昭和63年) 2,862

年度別1日平均乗車人員(1989年以降)

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年度 1日平均
乗車人員
1989年(平成元年) 2,880
1990年(平成2年) 2,951
1991年(平成3年) 3,125
1998年(平成10年) 2,949
1999年(平成11年) 2,930
2000年(平成12年) 2,889
2001年(平成13年) 2,784
2002年(平成14年) 2,715
2003年(平成15年) 2,704
2004年(平成16年) 2,710
2005年(平成17年) 2,677
2006年(平成18年) 2,800
2007年(平成19年) 2,621
2008年(平成20年) 2,763
2009年(平成21年) 2,669
2010年(平成22年) 2,682
2011年(平成23年) 2,666
2012年(平成24年) 2,544
2013年(平成25年) 2,600
2014年(平成26年) 2,520
2015年(平成27年) 2,599
2016年(平成28年) 2,642
2017年(平成29年) 2,655
2018年(平成30年) 2,621
2019年(令和元年) 2,623
2020年(令和2年) 1,899

駅周辺

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  • 南口側を中心にコインパーキングや月極駐車場が分布している。
  • 平成期に構内のキヨスクが撤退した。最寄りのコンビニは南口から500メートルほど離れている。また、最寄りのスーパーマーケットは北口から100メートルの場所にある。なお、キヨスク跡地には飲料・惣菜・アイスクリームの自販機が設置されている[要出典]

北口

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南口

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バス路線

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北口
南口
  • 名阪近鉄バス(運行日:不破高校の登校日)[30]
    • 不破高校スクール線[31]
  • 垂井町巡回バス[29](運行日:平日)
    • 栗原・表佐・東線

隣の駅

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東海旅客鉄道(JR東海)
  東海道本線
特別快速・新快速・快速・区間快速・普通
大垣駅(CA77) - (南荒尾信号場) - 垂井駅(CA78) - 関ケ原駅(CA79)

脚注

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注釈

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  1. ^ 国鉄時代に制定された日本国有鉄道線路名称および国土交通省監修の『鉄道要覧』では、当駅経由が東海道本線の「本線」である[1][2][3]
  2. ^ a b 下り本線の〔〕内は通称[4]
  3. ^ 復活した下り本線は、垂井線という通称で呼ばれている[4]
  4. ^ a b これらはJR東海公式サイトの各駅の駅構内の案内表記。

出典

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  1. ^ a b 監修者 国土交通省鉄道局「東海旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、東海道線掲載頁頁。 
  2. ^ a b (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 東海 東海道本線(3)沿線 JR東海道本線(3)豊橋~米原」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 7号東海、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年11月19日、35 - 36頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  3. ^ 日本国有鉄道 謹呈「線名索引 東海道線」『時刻表 全国ダイヤ改正号』 秋号 1980、日本国有鉄道、432頁。 
  4. ^ a b c d e f 松本典久、池口英司「東海道本線 名古屋~神戸 223.5km」『鉄道ファン2008年1月号 特集:東海道本線2』第48巻第1号(通巻561号)、交友社、2008年1月1日、15 - 16頁。 
  5. ^ a b c d 結解 2020, p. 141.
  6. ^ a b c “駅すてーしょん 垂井(東海道線)”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1995年5月15日) 
  7. ^ a b c 川島 2009, p. 43.
  8. ^ a b c d e f 東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)への「お客様サポートサービス」の提供開始日について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月1日https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043057.pdf2023年12月1日閲覧 
  9. ^ a b c d e f 【社長会見】東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)へのお客様サポートサービス(旧「集中旅客サービスシステム」)の導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年1月18日。オリジナルの2023年1月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20230118061742/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042492.pdf2023年1月18日閲覧 
  10. ^ a b 結解 2020, p. 132.
  11. ^ 結解 2020, p. 98.
  12. ^ 結解 2020, p. 98-99.
  13. ^ a b c 結解 2020, p. 99.
  14. ^ 「運輸省告示第489・490号」『官報』1944年10月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  15. ^ 名局建築課「垂井駅本屋」『鉄道建築ニュース』1966年7月号(通巻199)、鉄道建築協会、1966年7月1日、32-33頁。 
  16. ^ 結解 2020, p. 133.
  17. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '95年版』ジェー・アール・アール、1995年7月1日、188頁。ISBN 4-88283-116-3 
  18. ^ 「JR垂井駅北口の「駅北広場」完成 しゅん工式に 園児らが祝う」『中日新聞中日新聞社、2003年4月17日、朝刊/西濃版、16面。
  19. ^ "東海道本線 垂井駅、清洲駅エレベーター等使用開始について" (Press release). 東海旅客鉄道. 12 February 2010. 2022年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月10日閲覧
  20. ^ 平成28年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2015年12月18日。オリジナルの2015年12月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151222165911/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/151218_02_keihanshin.pdf2022年2月21日閲覧 
  21. ^ 平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2015年12月18日、10頁。オリジナルの2016年2月11日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160211080424/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000028822.pdf2022年2月21日閲覧 
  22. ^ JR時刻表2024年2月号及びJTB時刻表2024年2月号
  23. ^ a b c 川島 2009, p. 21.
  24. ^ ぎふの旅ガイド 竹中半兵衛公の像と垂井町観光案内所 - 岐阜県観光連盟
  25. ^ 垂井~新垂井跡 秘密兵器「えけい号」で出陣じゃ~”. 日刊スポーツ (2020年4月23日). 2020年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月21日閲覧。
  26. ^ a b 垂井駅 Tarui 駅構内図”. JR東海HP 主な駅のご案内. 東海旅客鉄道. 2021年5月6日閲覧。
  27. ^ 垂井駅 東海道線時刻表 大垣・名古屋方面” (PDF). 東海旅客鉄道 (2021年3月). 2021年5月6日閲覧。
  28. ^ 垂井駅 東海道線時刻表 米原・京都方面” (PDF). 東海旅客鉄道 (2021年3月). 2021年5月6日閲覧。
  29. ^ a b 中部地区のコミュニティバス運行状況 岐阜県” (PDF). 国土交通省 中部運輸局自動車交通部旅客第一課. p. 3 (2020年2月1日). 2021年5月6日閲覧。
  30. ^ 不破高校スクール線(平日) 往路” (PDF). 名阪近鉄バス (2019年10月1日). 2021年5月6日閲覧。
  31. ^ 中部地区のコミュニティバス運行状況 岐阜県” (PDF). 国土交通省 中部運輸局自動車交通部旅客第一課. p. 4 (2020年2月1日). 2021年5月6日閲覧。

参考文献

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  • 監修者 国土交通省鉄道局「東海旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、東海道線掲載頁頁。 
  • 『鉄道ピクトリアル2013年3月号 【特集】東海道本線(Ⅱ)』第63巻第3号(通巻第873号)、電気車研究会、2013年3月1日。 
    • 今田保「東海道本線 歴史の趣味 名古屋-神戸間」p.11
    • 「関ケ原越えのいまむかし」pp.54 - 56
    • 三宅俊彦「関ヶ原越えを辿る」pp.57 - 62
    • 祖田圭介「東海道沿線の駅構内の今昔 名古屋-神戸」pp.67 - 68
  • 松本典久、池口英司「東海道本線 名古屋~神戸 223.5km」『鉄道ファン2008年1月号 特集:東海道本線2』第48巻第1号(通巻561号)、交友社、2008年1月1日、15 - 16頁。 
  • 日本国有鉄道 謹呈「線名索引 東海道線」『時刻表 全国ダイヤ改正号』 秋号 1980、日本国有鉄道、432頁。 
  • (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 東海 東海道本線(3)沿線 JR東海道本線(3)豊橋~米原」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 7号東海、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年11月19日、35 - 36頁。ISBN 978-4-10-790025-8 
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道 東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』講談社、2009年7月20日。ISBN 978-4-06-270015-3 
  • 結解善幸『DJ鉄ぶらブックス 031 路線百科 東海道本線』交通新聞社、2020年10月30日。ISBN 978-4-330-08020-8 

関連項目

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外部リンク

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