喜多村豊景
明治時代の伊勢国の浮世絵師
喜多村 豊景(きたむら とよかげ、天保13年〈1842年〉 ‐ 明治21年〈1888年〉6月22日[1])とは、明治時代の伊勢国の浮世絵師。
来歴
編集喜多村邦穀の次男で水溜米室の門人。伊勢の人、通称は与太郎または与太治。字は子明。四明と号す。明治期に伊勢音頭を題材にした錦絵など描いている。享年47。門人に端館紫川がいる。
作品
編集- 『養蚕弁』 ※明治8年(1875年)刊行。野村義雄著、豊景画。玉潤堂版
- 「伊勢古市踊之図」 横大判錦絵 ※伊勢喜多村嘉四郎版
脚注
編集- ^ 『度会人物誌』列伝53頁。
参考文献
編集- 『度会人物誌』 度会郷友会、1934年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。41コマ目、160コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※125頁