和歌山港駅
和歌山県和歌山市にある南海電気鉄道の駅
和歌山港駅(わかやまこうえき)は、和歌山県和歌山市薬種畑[1]にある南海電気鉄道和歌山港線の駅。同線の終点である。駅番号はNK45-1[1]。
和歌山港駅 | |
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駅舎(2021年) | |
わかやまこう WAKAYAMAKŌ | |
◄NK45 和歌山市 (2.8 km) | |
所在地 | 和歌山県和歌山市薬種畑 |
駅番号 | NK 45-1 |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | ■和歌山港線 |
キロ程 |
2.8km(和歌山市起点) 難波から67.0 km |
電報略号 | ワカコ |
駅構造 | 地上駅(築堤上) |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[南海 1]346人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1971年(昭和46年)3月6日 |
乗換 | 南海フェリー |
備考 | 無人駅 |
和歌山港駅 | |
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わかやまこう WAKAYAMAKŌ | |
(2.6 km) 水軒► | |
所属事業者 | 南海電気鉄道 |
所属路線 | 和歌山港線 |
電報略号 | ワカコ |
廃止年月日 | 2002年(平成14年)5月26日 |
備考 | 路線廃止による |
歴史
編集南海フェリーへの連絡駅としては、1956年(昭和31年)に開業した初代和歌山港駅(後の築港町駅)が存在していた。和歌山港のフェリー乗り場の移転に伴い、和歌山港線の延伸とともに、2代目の和歌山港駅として当駅が開業した。
年表
編集駅構造
編集島式1面2線のホームを持つ盛土駅。2階に改札口とコンコース、3階にホームがある。有効長は8両編成分ある。
改札口を出ると、そのまま南海フェリー乗り場への連絡通路(途中、動く歩道あり)に続いている[注 2]。フェリーの出航5分前に「ルージュの伝言」、乗り換え列車案内に「セシルの週末」、それぞれの曲が案内放送とともに流れている。
無人駅だが、列車発着時は改札前で南海フェリーの社員が乗り換えなどの案内を行う。
のりば
編集のりば | 路線 | 行先[5] |
---|---|---|
1・2 | 和歌山港線 | なんば方面 |
- 付記事項
- 当駅 - 水軒駅間が廃止されるまでは、1番線の線路が水軒方面に通じていた。
- 2番線は開業当初から行き止まり式であった。
-
ホーム
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改札口
-
改札口からフェリー乗り場への通路
利用状況
編集2022年(令和4年)度の調査結果では、1日平均乗降人員は346人[南海 1]である。乗降客数は減少傾向にあり、特に1998年の明石海峡大橋開通以降の落ち込みが著しくなっている。
各年度の1日平均乗降人員は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
南海電鉄に おける順位 |
出典 |
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1980年(昭和55年) | 2,770 | [和歌山県統計 1] | |
1985年(昭和60年) | 2,494 | [和歌山県統計 1] | |
1990年(平成 | 2年)2,347 | [和歌山県統計 1] | |
1995年(平成 | 7年)2,176 | [和歌山県統計 1] | |
2000年(平成12年) | 1,008 | [和歌山県統計 1] | |
2001年(平成13年) | 905 | [和歌山県統計 1] | |
2002年(平成14年) | 734 | [和歌山県統計 1] | |
2003年(平成15年) | 667 | [和歌山県統計 1] | |
2004年(平成16年) | 612 | [和歌山県統計 1] | |
2005年(平成17年) | 609 | [和歌山県統計 1] | |
2006年(平成18年) | 641 | [和歌山県統計 1] | |
2007年(平成19年) | 654 | [和歌山県統計 1] | |
2008年(平成20年) | 589 | [和歌山県統計 1] | |
2009年(平成21年) | 509 | [和歌山県統計 1] | |
2010年(平成22年) | 524 | [和歌山県統計 1] | |
2011年(平成23年) | 484 | [和歌山県統計 1] | |
2012年(平成24年) | 456 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2013年(平成25年) | 438 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2014年(平成26年) | 430 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2015年(平成27年) | 457 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2016年(平成28年) | 473 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2017年(平成29年) | 485 | 85位 | [和歌山県統計 1] |
2018年(平成30年) | 504 | 84位 | [南海 2][和歌山県統計 1] |
2019年(令和元年) | 478 | 84位 | [南海 2][和歌山県統計 1] |
2020年(令和 | 2年)262 | 87位 | [南海 2] |
2021年(令和 | 3年)277 | 86位 | [南海 3] |
2022年(令和 | 4年)346 | 83位 | [南海 1] |
駅周辺
編集海沿いに工場、倉庫が立ち並び、和歌山港に関連する官公庁施設もある。
- 紀の川(一級河川)
- 紀の川河口大橋
- 和歌山県道16号和歌山港線
- 花王 和歌山工場・和歌山研究所
- 近畿地方整備局 和歌山港湾事務所(道路を挟んで駅の向かい)
- 近畿運輸局 和歌山運輸支局
- 和歌山港湾合同庁舎(港橋付近)
- 海上保安庁 第五管区和歌山海上保安部
- 出入国在留管理庁大阪出入国在留管理局 和歌山出張所
- 大阪税関 和歌山税関支署
- 和歌山市中央卸売市場
バス路線
編集最寄停留所は和歌山港駅となる。以下の路線が乗り入れ、和歌山バスにより運行されている。
また、大十バスが4月下旬から11月下旬までの土曜・日曜・祝日限定で「高野マリンライナー」を高野山奥の院まで運行している。
隣の駅
編集- 県社分界点はかつては久保町駅という旅客駅であったが、同駅と和歌山市駅の間にあった築地橋駅・築港町駅とともに2005年(平成17年)11月27日に廃止された。なお県社分界点から当駅間は和歌山県が第三種鉄道事業(保有)を行う区間であり、駅舎も和歌山県が所有している。南海電気鉄道は第二種鉄道事業者(運送)となる[6]。
廃止区間
編集- 南海電気鉄道
- 和歌山港線
- 和歌山港駅 - 水軒駅
脚注
編集注釈
編集出典
編集本文中の出典
編集- ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 64-65. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 和歌山県. “南海電鉄の鉄道について”. 2021年8月14日閲覧。
- ^ “南海 駅ナンバリング 導入”. 鉄道コム (2012年2月27日). 2023年2月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “南海電鉄全駅に「駅ナンバリング」を導入します”. 南海電鉄. 2021年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月13日閲覧。
- ^ “和歌山港駅 立体構内図”. 南海電気鉄道. 2023年6月11日閲覧。
- ^ “意外? 日本一短い鉄道は「和歌山県」だった 南海和歌山港線の不思議”. 乗りものニュース (2018年3月5日). 2018年5月4日閲覧。
利用状況の出典
編集- 和歌山県公共交通機関等資料集
- 南海電気鉄道の1日平均利用客数
- ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2023年8月). “2023 HAND BOOK NANKAI”. p. 68. 2024年1月21日閲覧。
- ^ a b c 南海電気鉄道株式会社 (2021年8月). “2021 HAND BOOK NANKAI”. p. 77. 2021年8月14日閲覧。
- ^ 南海電気鉄道株式会社 (2022年8月). “ハンドブック南海2022年度版”. 2022年10月14日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 和歌山港駅 - 南海電気鉄道