味全ドラゴンズ
本記事に内容加筆および出典を追加される方へ: 本記事に新しい内容を加筆をする際は、検証可能な出典を忘れないでください。 Citeテンプレート使用時を含め、出典追加時は最低限入力が求められている項目の記入を必ずお願いします。 |
味全ドラゴンズ(みぜんドラゴンズ[注 1]、ウェイチュエン・ドラゴンズ、繁体字中国語: 味全龍)は、台湾・中華職業棒球大聯盟に所属しているプロ野球チームである。史上初の「北台湾大戦」となった2023年の台湾シリーズでは、楽天モンキーズを抑えて24年ぶりの優勝を飾った。[2]
味全ドラゴンズ | |
---|---|
Wei Chuan Dragons | |
会社名 | 共享棒球股份有限公司 |
創設 | 1979年 |
ユニフォーム色 | |
紅 | |
所属リーグ | |
中華職業棒球大聯盟 | |
歴代チーム名 | |
| |
本拠地 | |
( - 1999):台北市立棒球場 (2020 - ):台北市立天母棒球場 (2022 - ):新竹市立野球場 | |
台北市、新竹市 | |
永久欠番 | |
85 | |
獲得タイトル | |
リーグ年間優勝(5回) | |
1990年、1997年、1998年、1999年、2023年 | |
リーグ優勝(5回) | |
1990年後期、1991年前期、1996年後期、1997年後期、2023年後期 | |
成績(タイトル以外) | |
球団組織 | |
オーナー | 丁仲緯 |
運営母体 | 共享棒球股份有限公司 |
監督 | 葉君璋 |
味全ドラゴンズ | |
---|---|
各種表記 | |
繁体字: | 味全龍 |
簡体字: | 味全龙 |
拼音: | Wèi quán lóng |
通用拼音: | Wèi cyuán lóng |
注音符号: | ㄨㄟˋ ㄑㄩㄢˊ ㄌㄨㄥˊ |
発音: | ウェイチュエンロン |
台湾語白話字: | Bī-choân-liông |
英文: | Wei Chuan Dragons |
YouTube | |
---|---|
チャンネル | |
活動期間 | 2019年8月6日 - |
ジャンル | 野球 |
登録者数 | 約4.86万人 |
総再生回数 | 20,811,612回 |
チャンネル登録者数・総再生回数は 2020年9月13日時点。 |
概要
編集中華職業棒球大聯盟の初年度にあたる1990年のチャンピオンチームでもある。
1997年から1999年まで3年連続で優勝を果たしたが、1999年に当時台湾プロ野球界で蔓延していた八百長事件の影響により、当時のオーナーである魏應行が解散を宣言。その直後にファンが猛反発、球団に存続を訴えたり署名活動が行われるなどの騒動に発展し、12月12日に中正紀念堂正門にて抗議運動「棒球迷大遊行」が行われた。さらに行政院や立法院にプロ野球の救済を求めた。しかしオーナーの魏應行はファンに一切耳を傾けず、その翌日に解散を強行した。
再加入
編集2019年1月、かつてのオーナー企業だった頂新国際集団が2021年シーズンからのリーグ参加を目標にCPBLへの申請を表明した[3]。新本拠地については新球場の構想がある新竹市、雲林県立斗六野球場のある斗六市、澄清湖棒球場のある高雄市[4]、KANOの聖地である嘉義市などが候補に挙がっている[5]。
その後、GMを務めることになった台湾のIT実業家である呉徳威(繁体字中国語: 吳德威)は、同球団OBの葉君璋を監督、黄煚隆を守備コーチ、張泰山を打撃コーチに据える人事を発表した[6]。
5月13日、CPBLの審査を通過し、20年振りのリーグ参入が正式に決定[7]。2020年から2軍に、2021年から1軍に参入することとなった[8]。
6月、2軍の本拠地を斗六市に決定した[9]。7月に選手兼任コーチとして元福岡ソフトバンクホークスでメジャーリーグ経験のある川﨑宗則の加入を発表した[10]。
11月4日、1軍の本拠地を新竹市に決定。ただし新竹市立中正野球場跡地に建設される新スタジアムの「新竹市立野球場」の完成予定は2021年秋とされ、それまでは高雄市または台北市の球場使用を申請している[11]。新スタジアムは2022年3月完工となり、7月22日にこけら落としの主催試合が開催された[12]。
永久欠番
編集- 85 徐生明(2021年10月16日 - )
在籍選手
編集首脳陣
編集一軍
編集背番号 | 名前 | 役職 |
---|---|---|
27 | 葉君璋 | 監督 |
54 | 林瑋恩 | ヘッドコーチ |
70 | 高須洋介 | ヘッドコーチ |
91 | 郭勝安 | 投手コーチ |
14 | トミー・クルーズ | 打撃コーチ 登録名「克魯茲」 |
49 | 張泰山 | 打撃コーチ |
66 | 張建銘 | 打撃コーチ |
76 | 劉榮華 | 内野守備コーチ |
86 | 陳志偉 | 内野守備コーチ |
95 | 高孝儀 | 走塁コーチ |
32 | 王膺鵬 | バッテリーコーチ補佐 |
92 | 黄亦志 | ブルペンコーチ |
97 | 邱世杰 | トレーニングコーチ |
二軍
編集背番号 | 名前 | 役職 |
---|---|---|
12 | 張家浩 | 監督 |
79 | 林宗男 | ヘッドコーチ |
30 | ゲーリー・サーマン | 総合コーチ 登録名「塞曼」 |
88 | マイク・ガルシア | 投手総合コーチ 登録名「賈西」 |
89 | 蕭一傑 | 投手コーチ |
62 | 呉宗峻 | 打撃兼外野守備コーチ |
8 | 黄煚隆 | 外野守備コーチ |
96 | 蘇柏豪 | 走塁コーチ補佐 |
75 | 鄭皓達 | バッテリーコーチ補佐 |
19 | 羅嘉仁 | リハビリコーチ補佐 |
94 | 彭立堯 | トレーニングコーチ |
80 | 王昊 | トレーニングコーチ補佐 |
投手
編集背番号 | 選手名 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
00 | リオ・ゴメス | 左 | 左 | 登録名「銳歐」 |
0 | 李超 | 右 | 右 | |
5 | 陳禹勲 | 右 | 右 | |
16 | 王維中 | 左 | 左 | |
17 | 郭郁政 | 右 | 右 | |
18 | 徐若熙 | 右 | 右 | |
20 | 呉俊杰 | 右 | 右 | |
35 | タイラー・エップラー | 右 | 右 | 登録名「艾璞楽」 |
37 | ドリュー・ギャグノン | 右 | 右 | 登録名「鋼龍」 |
39 | テディ・スタンキビッチ | 右 | 右 | 登録名「泰迪」 |
41 | 鄭亦軒 | 右 | 右 | |
42 | 趙璟榮 | 右 | 左 | |
45 | 楊鈺翔 | 右 | 右 | |
48 | 林逸達 | 右 | 右 | |
51 | 張景淯 | 左 | 左 | |
52 | ブライアン・ウッドール | 右 | 右 | 登録名「伍鐸」 |
56 | ジャシエル・ヘレラ | 右 | 右 | 登録名「荷雷拉」 |
59 | 陳冠偉 | 右 | 右 | |
67 | 曹祐齊 | 右 | 右 | |
68 | 羅華韋 | 左 | 左 | |
71 | 林子昱 | 右 | 右 | |
74 | 張鈞守 | 右 | 右 | |
77 | 林鋅杰 | 右 | 右 | |
78 | 呉君奕 | 右 | 左 | |
90 | 王定穎 | 左 | 左 | |
99 | 林凱威 | 右 | 右 | |
103 | 姚恩多 | 右 | 右 | |
104 | 黄侰程 | 左 | 左 | |
106 | 林柏佑 | 右 | 右 | |
107 | 王伯洋 | 左 | 左 | 自主培訓選手 |
122 | 李致霖 | 右 | 右 | 2024年ドラフト2位 |
124 | 薛毓達 | 右 | 右 | 2024年ドラフト4位 |
128 | 呉承翰 | 左 | 左 | 2024年ドラフト8位 |
129 | 陳柏安 | 右 | 右 | 新入団 自主培訓選手 |
999 | 李承風 | 右 | 右 | 自主培訓選手 |
未定 | 翁瑋均 | 右 | 左 | 台鋼から移籍 |
捕手
編集背番号 | 選手名 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
4 | 吉力吉撈・鞏冠 | 右 | 右 | |
9 | 林辰勲 | 右 | 右 | |
22 | 全浩瑋 | 右 | 右 | |
36 | 李展毅 | 右 | 右 | |
60 | 劉時豪 | 右 | 左 | |
63 | 蔣少宏 | 右 | 右 | |
123 | 黄贊維 | 右 | 右 | 2024年ドラフト3位 |
125 | 劉曜豪 | 右 | 左 | 2024年ドラフト5位 |
内野手
編集背番号 | 選手名 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
3 | 瑪仕革斯・俄霸律尼 | 左 | 左 | |
6 | 郭嚴文 | 右 | 左 | |
10 | 黄柏豪 | 右 | 左 | |
21 | 李凱威 | 右 | 左 | |
23 | 劉俊緯 | 右 | 右 | |
24 | 王順和 | 右 | 右 | |
25 | 張政禹 | 右 | 左 | |
26 | 陽念祖 | 右 | 右 | |
31 | 林智勝 | 右 | 右 | |
44 | 陳思仲 | 右 | 右 | |
46 | 劉基鴻 | 右 | 右 | |
57 | 拿莫・伊漾 | 右 | 右 | |
61 | 呉東融 | 右 | 右 | |
127 | 許子謙 | 右 | 右 | 2024年ドラフト7位 |
未定 | 朱育賢 | 左 | 左 | 楽天からFA移籍 |
外野手
編集背番号 | 選手名 | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 林孝程 | 右 | 左 | |
2 | 郭天信 | 右 | 左 | |
28 | 鄭鎧文 | 右 | 右 | |
34 | 張祐銘 | 右 | 左 | |
81 | 張祐嘉 | 左 | 左 | |
82 | 冉承霖 | 右 | 左 | |
121 | 曽聖安 | 右 | 左 | 2024年ドラフト1位 |
126 | 許博閎 | 右 | 右 | 2024年ドラフト6位 |
未定 | 陳子豪 | 左 | 左 | 中信兄弟からFA移籍 |
未定 | 周委宏 | 右 | 左 | 中信兄弟から移籍 |
日本プロ野球に在籍したことのある主な選手・コーチ
編集監督・コーチ
編集選手
編集その他在籍していた主な選手・コーチ
編集- 監督・コーチ
- 選手
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “スポーツオンライン - 2019-05-18 台湾プロ野球、待望の第5の球団が誕生(5分30秒~)”. 台湾国際放送. (2019年5月18日)
- ^ 台灣新聞社 (2023年11月13日). “味全ドラゴンズが24年ぶりに台湾シリーズ制覇”. 台湾新聞. 2023年12月8日閲覧。
- ^ “味全ドラゴンズ復活へ、21年シーズンにも参戦”. NNA ASIA. (2019年1月23日)
- ^ “【味全龍大復活】味全龍落腳何處 三縣市被點名”. 鏡週刊. (2019年1月15日)
- ^ “黃敏惠 邀味全龍主場來嘉”. 聯合報. (2019年4月10日)
- ^ “龍魂不滅! 葉君璋張泰山黃煚隆出任味全龍教練”. TVBS. (2019年4月17日)
- ^ “味全ドラゴンズの復活、プロ野球団体が承認”. NNA ASIA. (2019年5月15日)
- ^ “味全ドラゴンズ、雲林・斗六でキャンプイン 2軍リーグから参戦へ/台湾”. 中央社 フォーカス台湾. (2020年2月5日)
- ^ “味全龍正式復活!訓練基地落腳雲林斗六球場”. 三立新聞網 (2019年6月24日). 2019年7月1日閲覧。
- ^ “川崎氏、台湾でコーチ就任会見=「選手兼任」”. NNA ASIA. (2019年7月15日) 2019年7月15日閲覧。
- ^ “味全ドラゴンズ、新竹市にホームスタジアム”. NNA ASIA. (2019年11月5日) 2019年11月11日閲覧。
- ^ “斥資12億 新竹棒球場工程進度98%”. 自由時報. (2022年3月2日)
- ^ http://twbsball.dils.tku.edu.tw/wiki/index.php/味全龍隊
外部リンク
編集- 味全龍隊 (WC.DragonBaseball) - Facebook
- 味全ドラゴンズ公式サイト
- 味全ドラゴンズ公式オンラインショップ