及川 ひとみ(おいかわ ひとみ、1958年11月10日[6] - )は、日本女性声優音響監督

おいかわ ひとみ
及川 ひとみ
プロフィール
本名 堀川 ひとみ[1]
(ほりかわ ひとみ)[2]
性別 女性
出生地 日本の旗 日本東京都板橋区[3][4]
出身地 日本の旗 日本埼玉県戸田市[3][4]
生年月日 (1958-11-10) 1958年11月10日(66歳)
血液型 O型[5]
身長 150 cm[5]
職業声優音響監督
事務所 アズリードカンパニー(音響制作とマネージメント)
配偶者 堀川りょう
活動
活動期間 1982年 - 2019年
デビュー作 少年(『ときめきトゥナイト』)
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芸名乃川ひとみ

経歴

東京都板橋区に生まれ、埼玉県戸田市で育つ[3][4]

幼い頃から物を書いたり演じたりといった遊びが好きであり、当初は漫画を描いていたが、絵の方面には限界を感じて、小説を書くようになったが、文章にも限界を感じて断念[7]。その後は「なにか楽しいことはできないかな」と考えていた思いついたボイスドラマで元になる物語を作り、友人と何人かで演じてテープレコーダーで録音して担任の教師に聞いてもらったりしていた[7]。中学3年生の時に雑誌で「声優になるにはどうしたらいいですか?」を読み、初めて「声優ってなんだろう」と思い、声優を知った[7]

中学時代は卓球部の練習に熱中。淑徳与野高等学校卒業後、電話交換手養成学校を経て、日立化成商事電話交換手として就職した。かねてからの夢だった声優を目指し、蓄えを得た1年後に勤務の傍ら東京アナウンスアカデミー声優コースに入学して半年間勉強。さらにTTC黒沢良アテレコ教室で1年間学んだが、声優になれずに電話交換手として5年目で雑誌投書欄で声優志望者の勉強会に参加し、ボイスアーツの創立メンバーの1人になる。ボイスアーツでの活動が認められて、オーディションの機会をもらうようになり、1982年に『ときめきトゥナイト』でアニメ声優デビュー、1983年に『イタダキマン』(三蔵法子役)で初レギュラー。1984年には『牧場の少女カトリ』と『くりいむレモン』で主役を演じた[3][4][8]

その後は1984年6月設立のアーツビジョンに所属し[8]、1988年には声優の堀川りょうと結婚した[9]

2002年に長く在籍したアーツビジョンを離れ、フリーに。その後、夫の堀川りょうが代表取締役を務めるアズリードカンパニーに所属した。

2019年時点でのTwitterでは、声優よりも音響業務の方を主流として担当していることを記載していた。

また2017年の記事では、新人声優【トライコード】の原作脚本も担当するなど裏方の業務が主体となっている模様。

2019年現在、アズリードカンパニーの所属者欄から名前が削除されており[10]、声優業からは事実上第一線を退いている様子。

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1988年
1994年
1996年
2004年

OVA

劇場アニメ

ゲーム

吹き替え

映画

アニメ

ドラマCD

  • 下級生2 ドラマCD(3)(2004年、沢村香月
  • 下級生2〜季花詞集(Anthology)〜 テーマソング&ドラマCD(2006年、沢村香月
  • planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜 ドラマCD 第三章 星の人(2007年、エズラ)
  • ホントにあったHな体験教えます CD付特装版(2010年、雨宮ゆず季
  • メンズゴールド 付録ドラマCD(2011年)

ラジオ

ネットラジオは※を表記。

ディスコグラフィ

キャラクターソング

発売日 商品名 楽曲 備考
2004年11月26日 下級生2〜瞳の中の少女たち〜 ソング・コレクション 沢村香月(及川ひとみ 「Lucky Day」 テレビアニメ『下級生2〜瞳の中の少女たち〜』関連曲

収録CD不明

  • 愛よファラウェイ(『超獣機神ダンクーガ』主題歌 藤原理恵の曲をカバー)
  • おくびょうなプリンセス
  • 去りゆく日々
  • キャンドルを消さないで
  • 旅立ち
  • 愛のスパークリングワイン
  • 優しくて哀しくて
  • MY・バージン・ハート
  • 恋はタイトロープ
  • そのままじっと
  • いろめいてイルミネーション
  • 亜美のGuilty Night!
  • My Love そして…
  • ひ・み・つ放課後 Pee-Ka-Boo
  • あなたへ…

音響監督

アニメ

デジタルコミック

ドラマCD

ゲーム

脚注

注釈

ユニットメンバー

出典

  1. ^ 成美堂出版 編「女性篇」『声優名鑑』成美堂出版、1999年8月10日、48頁。ISBN 4-415-00878-X 
  2. ^ 掛尾良夫 編「女性篇」『声優事典』(第二版)キネマ旬報社、1996年3月30日、361頁。ISBN 4-87376-160-3 
  3. ^ a b c d 勝田久「声優クローズあっぷ 及川ひとみ(ボイス・アーツ)の巻」『ジ・アニメ』1984年4月号、p.162
  4. ^ a b c d 及川ひとみ物語アーカイブ
  5. ^ a b 及川 ひとみ” (PDF). アズリードカンパニー. 2014年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月8日閲覧。
  6. ^ 『日本音声製作者名鑑2007』小学館、2007年、154頁。ISBN 978-4-09-526302-1 
  7. ^ a b c ①自分は声優になるものと信じて疑わなかった”. 声優グランプリ. 及川ひとみの声優道. 主婦の友社 (2013年5月1日). 2017年9月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月29日閲覧。
  8. ^ a b 『声優名鑑 アニメーションから洋画まで…』近代映画社、1985年、p.29
  9. ^ 「'88年版、幸せ通信」『アニメージュ』1989年2月号、p.62
  10. ^ タレントデータ”. アズリードカンパニー (2019年8月4日). 2019年12月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月13日閲覧。
  11. ^ 「イタダキマン」全話いっき見ブルーレイ”. フロンティアワークス. 2022年5月28日閲覧。
  12. ^ 作品データベース イタダキマン”. タツノコプロ 公式サイト. タツノコプロ. 2023年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月2日閲覧。
  13. ^ 牧場の少女カトリ”. 日本アニメーションOFFICIAL SITE. 日本アニメーション. 2016年6月22日閲覧。
  14. ^ 『プリンセスメーカー』事前登録開始。名作育成SLGがアプリに!”. 電撃オンライン. 2015年7月28日閲覧。

外部リンク