千鳥町駅 (東京都)
東京都大田区千鳥にある東急電鉄の駅
千鳥町駅(ちどりちょうえき)は、東京都大田区千鳥一丁目にある、東急電鉄池上線の駅である。駅番号はIK12。
千鳥町駅 | |
---|---|
駅舎(五反田方面、2021年8月) | |
ちどりちょう Chidorichō | |
◄IK11 久が原 (0.9 km) (1.1 km) 池上 IK13► | |
所在地 | 東京都大田区千鳥一丁目20-1 |
駅番号 | IK12 |
所属事業者 | 東急電鉄 |
所属路線 | ■池上線 |
キロ程 | 8.0 km(五反田起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
[東急 1]14,744人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)8月6日[1] |
歴史
編集年表
編集- 1926年(大正15年)8月6日:池上電気鉄道の慶大グラウンド前駅として開設[1]。現在地より池上寄りにあった。
- 1927年(昭和2年)6月24日:複線化に伴い、現在地へ移転。移転先近くに1923年(大正12年)5月開設の光明寺駅があったが、当駅移転に伴い、駅間距離が約200mと短くなってしまうため同駅は廃止となった。
- 1936年(昭和11年)1月1日:千鳥町駅へ改称[1]。
- 2002年(平成14年)11月30日:蒲田方面乗り場に改札口新設。同時に跨線橋廃止[1]。
駅名の由来
編集開設当時の駅名である「慶大グラウンド」とは、東京府荏原郡矢口村(現・大田区千鳥二丁目)付近にあった慶應義塾大学新田運動場(野球場を併設)のことで、運動場の最寄駅として新設されたのが由来。開設当初は東京六大学野球などが開催された場合のみ営業した臨時駅であったが、後に正式な駅へ昇格した。なお、運動場跡地は同潤会へ売却された[2]。
駅構造
編集相対式ホーム2面2線を有する地上駅。以前は池上線では唯一の跨線橋を備える駅であったが[3]、下り線ホーム側に駅舎・改札(有人通路無し)が増設された際に跨線橋が撤去された結果、上下線で駅舎・改札が別となり、改札内でのホーム間移動は不可能となった。
当初は構内踏切で繋がっていたが、ホームが曲線上にあり安全性に問題があったことから、跨線橋としたものであった[4]。
サービスマネジャー導入駅のため蒲田駅から遠隔監視している。
のりば
編集番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 池上線 | 下り | 蒲田方面[5] |
2 | 上り | 雪が谷大塚・旗の台・五反田方面[6] |
利用状況
編集2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員は14,744人である[東急 1]。
近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[8] |
1日平均 乗車人員[9] |
出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)6,159 | [* 1] | |
1991年(平成 | 3年)6,087 | [* 2] | |
1992年(平成 | 4年)5,962 | [* 3] | |
1993年(平成 | 5年)5,910 | [* 4] | |
1994年(平成 | 6年)5,477 | [* 5] | |
1995年(平成 | 7年)5,404 | [* 6] | |
1996年(平成 | 8年)5,258 | [* 7] | |
1997年(平成 | 9年)5,219 | [* 8] | |
1998年(平成10年) | 4,907 | [* 9] | |
1999年(平成11年) | 4,902 | [* 10] | |
2000年(平成12年) | 5,071 | [* 11] | |
2001年(平成13年) | 5,318 | [* 12] | |
2002年(平成14年) | [10]11,428 | 5,258 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [10]11,740 | 5,484 | [* 14] |
2004年(平成16年) | 11,238 | 5,773 | [* 15] |
2005年(平成17年) | 12,077 | 6,160 | [* 16] |
2006年(平成18年) | 12,700 | 6,485 | [* 17] |
2007年(平成19年) | 13,109 | 6,672 | [* 18] |
2008年(平成20年) | 13,700 | 6,952 | [* 19] |
2009年(平成21年) | 13,758 | 6,970 | [* 20] |
2010年(平成22年) | 13,902 | 7,252 | [* 21] |
2011年(平成23年) | 14,012 | 7,104 | [* 22] |
2012年(平成24年) | 14,392 | 7,296 | [* 23] |
2013年(平成25年) | 14,895 | 7,551 | [* 24] |
2014年(平成26年) | 15,021 | 7,603 | [* 25] |
2015年(平成27年) | 15,365 | 7,776 | [* 26] |
2016年(平成28年) | 15,682 | 7,923 | [* 27] |
2017年(平成29年) | 16,130 | 8,145 | [* 28] |
2018年(平成30年) | 16,483 | 8,321 | [* 29] |
2019年(令和元年) | 16,646 | 8,396 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[東急 2]12,216 | ||
2021年(令和 | 3年)[東急 3]12,947 | ||
2022年(令和 | 4年)[東急 4]13,955 | ||
2023年(令和 | 5年)[東急 1]14,744 |
駅周辺
編集隣の駅
編集脚注
編集出典
編集- ^ a b c d 東急の駅、p.125。
- ^ 第86回─三田評論 2014年1月号 新田運動場
- ^ 千鳥町駅。跨線橋撤去前の当駅(東急電鉄ホームページ・インターネットアーカイブ)。
- ^ 大正出版『回想の東京急行1』p.142。
- ^ “池上線標準時刻表 千鳥町駅 蒲田方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ “池上線標準時刻表 千鳥町駅 五反田方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
- ^ 大田区政ファイル - 大田区
- ^ レポート - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
- ^ a b 村上潤(東京急行電鉄鉄道事業本部運転車両部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第54巻第7号(通巻749号)、電気車研究会、2004年7月10日、28頁、ISSN 0040-4047。
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)
- 東急電鉄の1日平均利用客数
- ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
- ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
参考文献
編集- 慶應義塾 『慶應義塾百年史』 中巻(後) 1964年
- 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。ISBN 9784533071669。
関連項目
編集外部リンク
編集- 千鳥町駅(各駅情報) - 東急電鉄
- 三田評論 2014年1月号 - 慶應義塾大学出版会