勝川春亭 (2代目)
江戸時代の浮世絵師。二代目春亭を襲名した。
二代目 勝川春亭(にだいめ かつかわ しゅんてい、生年不明 - 安政3年8月15日〈1856年9月13日〉)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
編集勝川春英の門人。俗名幸吉、はじめ勝川春和と称す。文化から天保の頃にかけて美人画、武者絵、相撲絵などを描く。花鳥画も描いたといわれているが現存しない。天保4年(1833年)に出した「東西関取集大酒盛之図」に「春和改勝川春亭筆」の落款があり、この時期に二代目春亭を襲名したとみられる。新橋加賀町にて死去。墓所は東京都台東区蔵前の正覚寺(榧寺)、法名は隆誉昌嶽信士。
作品
編集- 「東西関取集大酒盛之図」 大判錦絵3枚続
- 「二美人図」 間判錦絵
- 「鎌倉権五郎と鳥ノ海彌三良」 大判錦絵
参考文献
編集- 岩切友里子「勝川春亭考」『浮世絵芸術』第120巻、国際浮世絵学会、1996年、3-30頁、doi:10.34542/ukiyoeart.1091、ISSN 0041-5979、NAID 130007987559。
- 佐野國夫「勝川春亭代々とその親族-勝川桂子氏書簡と同家蔵日拝帳より-」『浮世絵芸術』第122巻、国際浮世絵学会、1997年、12-17頁、doi:10.34542/ukiyoeart.1109、ISSN 0041-5979、NAID 130007988300。