倉林靖
倉林 靖(くらばやし やすし、1960年4月15日[1]- )は、日本の美術評論家、音楽評論家。
群馬県生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。1986年、美術出版社主催「芸術評論」募集で第1席入選し、以後評論活動を開始。美術評論家連盟会員。現在、武蔵野美術大学、東海大学、東海大学大学院、専門学校桑沢デザイン研究所で非常勤講師。これまで、多摩美術大学、東京造形大学、京都芸術大学、和光大学、東京工科大学、文教大学の非常勤講師を歴任。日本の現代美術、芸術社会学、視覚伝達論、および芸術と社会、思想に関わる領域を専門とする。リコーダー奏者でもあり、大竹尚之に師事。
主な活動
編集著書
編集単著
編集- 『意味とイメージ:「非-意味」をめざす文化』 青弓社、1990年
- 『超・文化論:危険を孕むモダン・カルチャー』 日本経済新聞社、1992年
- 『現代アートの遊歩術』 洋泉社、1994年)
- 『現代アートを聴く:20世紀音楽と今日の美術』 スカイドア、1995年
- 『岡本太郎と横尾忠則:モダンと反モダンの逆説』 白水社、1996年/ブックエンド(新版)、2011年
- 『澁澤・三島・六〇年代』 リブロポート、1996年
- 『震災とアート : あのとき、芸術に何ができたのか』 ブックエンド、2013年
- 『音楽と絵画 上:バロック、古典派からロマン派まで』 芸術現代社、2019年
- 『音楽と絵画 下:マーラーとクリムト、民族楽派から20世紀まで』同上
その他
編集- 『横尾少年:横尾忠則昭和少年時代』(角川書店、1994年:企画構成)
- 『横尾忠則の全ポスター』(誠文堂新光社、1995年:解説)
- 『朝日美術館 日本編9 横尾忠則』(朝日新聞社、1997年:作品解説)
- 『美術批評と戦後美術』(ブリュッケ、2007年:年表)
他、展覧会カタログ・パンフレットに多数執筆
脚注
編集- ^ 『文藝年鑑』2008