仲間港
沖縄県西表島にある港湾
仲間港(なかまこう)は、沖縄県八重山郡竹富町、西表島東部の字南風見に所在する地方港湾。港湾管理者は沖縄県[1]。統計法に基づく港湾調査規則では乙種港湾に分類されている[5]。
仲間港 | |
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仲間港旅客ターミナル「なかまりん」 (2013年10月13日撮影) | |
所在地 | |
国 | 日本 |
所在地 | 沖縄県八重山郡竹富町 |
座標 | 北緯24度16分22.2秒 東経123度53分5.6秒 / 北緯24.272833度 東経123.884889度座標: 北緯24度16分22.2秒 東経123度53分5.6秒 / 北緯24.272833度 東経123.884889度 |
詳細 | |
開港 | 1972年5月15日[1] |
管理者 | 沖縄県 |
種類 | 地方港湾 |
面積 | 413 ha[1] |
係留施設数 | 8[2] |
桟橋数 | 3[2] |
統計 | |
統計年度 | 2015年度 |
発着数 | 6,693隻/256,256総トン(入港船舶)[3] |
旅客数 | 642,988人(乗降人員)[4] |
公式サイト | 仲間港 (PDF) |
概要
編集正式名称は「仲間港」であるが、大原集落に近接することから「大原港」(おおはらこう)の通称で呼ばれることが多く、本港と石垣港を結ぶ各社の定期航路の時刻表は全て「大原」と記載されている[6][7][8]。西部の上原港と共に西表島と石垣島を結ぶ定期航路が開設されているが、上原航路が冬季などは海が荒れやすく船の欠航が多いのに対して、波が穏やかな石西礁湖内を運航する大原航路は天候の影響を受けにくく1年を通じて欠航が少ないため、大原航路の利用者が増加している[9]。
現在の旅客ターミナルは2002年に供用を開始したもので「なかまりん」の愛称が付けられている[10]。
2015年度の発着数は6,693隻(256,256総トン)[3]、利用客数は642,988人(乗船274,065人、下船368,923人)である[4]。
沿革
編集- 1972年(昭和47年)5月15日 - 本土復帰に伴い地方港湾に指定[11]。
- 2002年(平成14年)4月24日 - 旅客待合所「なかまりん」供用開始。また、浮桟橋2基を増設し供用開始[10]。
- 2005年(平成17年) - 7月の台風5号及び9月の台風13号による高潮で「なかまりん」が2度にわたり浸水[12]。
- 2006年(平成18年)2月17日 - 竹富町心身障害児親の会「スオウの木の会」が「なかまりん」に売店「スオウの木」を開設[13][14]。
- 2009年(平成21年)8月7日 - 台風8号による高潮のため「なかまりん」が床下浸水[15]。
- 2011年(平成23年)12月末 - 売店「スオウの木」が経営悪化のため一時営業休止[14]。その後、法人化し営業を再開した[16])。
施設
編集航路
編集関連項目
編集脚注
編集- ^ a b c 港湾管理者一覧表 (PDF) 国土交通省港湾局、2017年4月1日
- ^ a b c 八重山要覧 平成28年度版 第3章 交通・通信 (PDF) 沖縄県八重山事務所、2017年8月
- ^ a b 港湾統計(平成27年度)第3部第1表
- ^ a b 港湾統計(平成27年度)第3部第2表
- ^ 港湾調査規則 e-Gov
- ^ a b c 運航状況・時刻表・運賃 八重山観光フェリー
- ^ a b c 時刻表・料金 安栄観光
- ^ a b c 運航時刻表・運賃 石垣島ドリーム観光
- ^ 園原謙「西表島における戦後宿泊施設の概略史 (PDF) 」 西表島総合調査報告書、2001年
- ^ a b c 島の玄関"整備祝う/西表・仲間港" 琉球新報、2002年4月27日
- ^ 仲間港 (PDF) 沖縄県土木建築部港湾課
- ^ 仲間港内に再び大量の海水 台風13号と高潮で流れ込む 八重山毎日新聞、2005年9月2日
- ^ 西表・仲間港で工芸、特産品の販売を開始「スオウの木の会」 八重山毎日新聞、2006年2月24日
- ^ a b 西表仲間港「スオウの木」売店一時休止 景気低迷の影、福祉にも 八重山毎日新聞、2011年12月24日
- ^ 大原港またも浸水 高潮で構内に海水流れ込む 八重山毎日新聞、2009年8月8日
- ^ 共同作業所「スオウの木」 八重山毎日新聞、2014年1月3日
- ^ a b 西表に浮桟橋完成 エム・エムブリッジ株式会社
- ^ {{{1}}} (PDF) 三菱重工技報 Vol.39 No.6、2002年11月
参考文献
編集- 『港湾統計(年報)』国土交通省、2016年 。2017年4月16日閲覧。