今屋友次郎
今屋 友次郎(いまや ともじろう、1867年7月14日(慶応3年6月13日[1])- 1945年(昭和20年)4月[2])は、日本の陸軍軍人、政治家。最終階級は陸軍少将。大津市長。
経歴
編集現在の山口県[3]で今屋利介の二男として生まれる[4]。1884年9月、陸軍士官学校(旧9期)に入学[1][5]。1887年7月、陸軍歩兵少尉に任官し歩兵第8連隊付となる[1]。
1896年3月、歩兵第6連隊中隊長に就任し台湾守備のため派遣された[1]。同年10月、歩兵第8連隊中隊長に転じ、1898年5月、韓国守備のため派遣[1]。1903年4月、歩兵第9連隊大隊長に就任[1]。日露戦争に出征し、1905年3月、後備歩兵第60連隊長に発令された[1]。1909年5月、歩兵第9連隊長に就任し歩兵大佐に昇進した[1][5]。1912年11月、歩兵第30連隊長に転じ[5]、1913年4月、満州に派遣された[1]。1915年2月、陸軍少将に進み歩兵第12旅団長に就任[1][2][5]。同年3月、満州より帰国し、1917年8月待命となり、同年12月1日予備役に編入された[1][2][5]。
1918年9月11日、大津市長に就任[4]。開市二十周年祝賀会を挙行し、二代目市章の制定、都市計画委員の任命、市初の市営住宅の建設・職業紹介所設置・公設市場設置、江若鉄道開業(三井寺下 - 叡山間)に尽力するなどの施策を推進し、1922年9月10日に市長を退任した[4]。
栄典
編集- 位階
- 勲章
脚注
編集- ^ a b c d e f g h i j k 「今屋友次郎滋賀県大津市長就任ノ件」
- ^ a b c 『日本陸軍将官辞典』105頁。
- ^ 長門国、周防国のどちらの生まれなのかは不明。
- ^ a b c 『日本の歴代市長』第2巻、675頁。
- ^ a b c d e 『日本陸軍将官辞典』82頁。
- ^ 『官報』第2193号「叙任及辞令」1890年10月20日。
- ^ 『官報』第627号「叙任及辞令」1914年9月2日。
- ^ 『官報』第1624号「叙任及辞令」1917年12月29日。
- ^ 『官報』第6573号「叙任及辞令」1905年5月31日。
- ^ 『官報』第4438号・付録「辞令二」1941年10月23日。
参考文献
編集- 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第2巻、歴代知事編纂会、1984年。
- 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
- 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
- 内閣「今屋友次郎滋賀県大津市長就任ノ件」大正7年。国立公文書館 請求番号:任B00854100・本館-2A-019-00
ギャラリー
編集-
大津市二代目市章