仁志耕一郎
仁志 耕一郎(にし こういちろう、1955年[1] - )は、日本の小説家。歴史小説・時代小説を主に手がける。富山県生まれ。
仁志耕一郎(にしこういちろう) | |
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誕生 |
1955年(68 - 69歳) 富山県 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 東京造形大学卒業 |
活動期間 | 2012年 - |
ジャンル | 小説 |
主な受賞歴 |
小説現代長編新人賞(2012年) 朝日時代小説大賞(2012年) 歴史時代作家クラブ賞(2013年) |
ウィキポータル 文学 |
経歴
編集東京造形大学を卒業。広告会社に就職後、1994年に広告制作会社を起業したが、2002年に廃業[2]。47歳を過ぎての就職活動を断念し、小説家をめざす[2]。
江戸川乱歩賞など数多くのミステリや恋愛物に10年余り新人賞に応募するも落選[2]。ミステリ作家を諦め、歴史時代小説の道へ。その後2年間、独学で執筆。2011年に「これが最後」と書いた長編2作が新人賞を受賞。翌2012年『玉兎の望』で第7回小説現代長編新人賞、『無名の虎』で第4回朝日時代小説大賞を受賞し、作家デビュー。2013年、同2作で第2回歴史時代作家クラブ賞の新人賞を受賞。
作品リスト
編集単著
編集- 『玉兎の望』2012年11月、講談社
- 『無名の虎』2012年11月、朝日新聞出版
- 『玉繭の道』2013年10月、朝日新聞出版
- 『とんぼさま』2014年5月、幻冬舎
- 『松姫はゆく』2014年7月、角川春樹事務所
- 『家康の遺言』2015年3月、講談社
- 『按針』2020年4月、ハヤカワ文庫
- 『咲かせて三升の團十郎』2022年4月、新潮社 のちに2024年9月『花と茨 ―七代目市川團十郎―』に改題、新潮文庫
- 『凛と咲け 家康の愛した女たち』2023年7月、新潮社
アンソロジー収録作品
編集- 「医は仁術なり」朝日新聞出版『小説トリッパー』2013年秋号→『平成二十六年度(60)代表作時代小説』日本文藝家協会編2014年6月光文社に収録掲載
- 「へうげの茶」『小説すばる』2016年12月号、集英社→『時代小説ザ・ベスト2017』日本文藝家協会編(集英社・2017年6月)に収録掲載
単行本未収録作品・短編
編集- 「兵は仁にあり」 『ジェイ・ノベル』2013年10月号、実業之日本社
- 「二つの真田」 『小説すばる』2015年4月号、集英社
- 「六文銭の旗印」 『小説すばる』2015年7月号、集英社
- 「真田の鬼神」『小説すばる』2015年9月号、集英社
- 「真田の鬼謀」『小説すばる』2015年11月号、集英社
- 「冬の花」『小説すばる』2016年1月号、集英社
- 「夏の夢」『小説すばる』2016年3月号、集英社
- 「花散里」『小説新潮』2023年4月号、新潮社
単行本未収録作品・掌編
編集- 「信長の朱印状」『小説すばる』2016年10月号、集英社