井戸田駅
名古屋鉄道名古屋本線の駅
井戸田駅(いどたえき)は、かつて愛知県名古屋市瑞穂区[注釈 1]にあった、名古屋鉄道名古屋本線の駅。
井戸田駅 | |
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いどた | |
◄呼続 (0.5 km) (0.7 km) 堀田► | |
所在地 | 愛知県名古屋市瑞穂区 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 |
名古屋本線 (営業時は豊橋線) |
キロ程 | 60.4 km(豊橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1917年(大正6年)3月19日 |
廃止年月日 | 1969年(昭和45年)4月5日 |
備考 | 戦況悪化に伴う運行集約により休止。 |
歴史
編集- 1917年(大正6年)3月7日 - 愛知電気鉄道が神宮前駅 - 笠寺駅間を開業させた際に開設[注釈 2][1]。当時の堀田駅 - 呼続駅間のルートは堀田駅よりほぼ真東に延び、井戸田駅付近で急カーブする線形だった[2]。
- 1930年(昭和5年)7月11日 - 堀田駅 - 呼続駅間の複線化と線形改良に伴い、元の位置から南南東に約300m移転[3]。
- 1935年(昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道への合併により名古屋鉄道が発足したため、同社の駅となる。
- 1944年(昭和19年) - 休止。
- 1948年(昭和23年)5月16日 - 休止中の線名変更により、名古屋本線の駅となる。
- 1969年(昭和44年)4月5日 - 廃止。
利用状況
編集『愛知県統計書』によると、年間乗降人員は以下の通りである。
年度 | 乗車人員(人) | 降車人員(人) | 出典 |
---|---|---|---|
1917年度 | 9,326 | 11,826 | [4] |
1918年度 | 18,453 | 22,039 | [5] |
1919年度 | 26,809 | 28,464 | [6] |
1920年度 | 24,777 | 35,758 | [7] |
1921年度 | 47,281 | 48,157 | [8] |
その他
編集井戸田駅を含む神宮前駅 - 呼続駅間は、1968年(昭和43年)に下り線が、1969年(昭和44年)には上り線が高架化されている。そのこともあり、井戸田駅は休止中に駅設備は撤去されている。
隣の駅
編集所属路線、隣の駅は営業時代のもの。
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1917年3月16日(国立国会図書館デジタル化資料)
- ^ 国土地理院1/25000地形図「名古屋南部」1920年(大正9年)測図、1923年(大正12年)12月28日発行
- ^ 国土地理院1/25000地形図「名古屋南部」1938年(昭和13年)三修、1947年(昭和22年)9月3日発行
- ^ 『愛知県統計書. 大正6年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正7年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正8年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正9年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『愛知県統計書. 大正10年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道停留場廃止」『官報』1923年6月16日(国立国会図書館デジタル化資料)