中山恒

日本の機械工学者

中山 恒(なかやま わたる、1936年1月7日 - ) は、日本の機械工学者。元日立製作所技師長、元東京工業大学教授。元メリーランド大学客員教授。元日本伝熱学会会長。

人物・経歴

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鎌倉市出身。神奈川県立湘南高等学校を経て、1958年防衛大学校機械工学科卒業。航空自衛隊勤務を経て、1961年東京工業大学 大学院理工学研究科 機械工学専攻 修士課程入学、1966年同博士課程修了、工学博士[1][2][3]。1966年防衛庁第3研究所を経て、1967年カナダアルバータ大学Postdoctoral Fellow、1968年カナダシャーブルック大学Invited Lecturer。1970年日立製作所機械研究所入社、1990年-1992年同所技師長、1989年–1992年東京工業大学 工学部生産機械工学科 日立寄付講座教授を兼任後、1996年まで同機械知能システム学科教授[4]。また、1996年–2001年には米国メリーランド大学客員教授[5]。1998年以後ThermTech International代表[6]

学会活動では、1990年日本機械学会熱工学部門長[7]。1994年日本伝熱学会会長[8]。1990年-1992年米国機械学会 (ASME) 日本支部会長。1994年-2002年熱物質移動国際センター (ICHMT) Executive Committee メンバー[9]

著書・編著書

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  • 『エネルギー工学のための熱交換技術入門』オーム社 1981年
  • 『半導体実装技術ハンドブック』サイエンスフォーラム 1986年
  • Computers and Computing in Heat Transfer Science and Engineering, CRC Press - Begell House, W. Nakayama and K. T. Yang) 1993年
  • 『技術予測論』日科技連出版社 1998年
  • Electronics Packaging: Design, Materials, Process, and Reliability, McGraw-Hill, (J. Lau, C. P. Wong, J. Prince, W. Nakayama) 1998年
  • "The Japanese electronics industry" CRC Press 1999年

受賞など

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  • 1988年  Hawkins Memorial Lecturer, 米国パデュー大学
  • 1992年  米国機械学会 (ASME) 伝熱部門記念賞 (Heat Transfer Memorial Award)[10]
  • 1996年  熱物質移動国際センター (ICHMT) フェローシップ賞[11]
  • 1997年  日本伝熱学会名誉会員
  • 1997年  日本機械学会熱工学部門国際貢献賞[12]
  • 1998年  米国機械学会 (ASME) 電子実装部門 (EEPD) 貢献賞 (現Alan Kraus メダル)[13]
  • 2000年  米国機械学会 (ASME)/ 米国電気電子学会 (IEEE) ITHERM Achievement Award
  • 2001年  米国機械学会 (ASME) InterPack Achievement Award (現Avram Bar-Cohen 記念賞)[14]
  • 2006年  米国電気電子学会 (IEEE) Thermi Award
  • 2007年  日本機械学会船井特別賞[15]
  • 2012年  米国機械学会 (ASME) Life Fellow[16]
  • 2012年 Max Jakob 記念賞、米国機械学会 (ASME)[17]
  • 2013年  米国電気電子学会 (IEEE) Life Fellow[18]
  • 2013年  米国機械学会 (ASME) 伝熱部門75周年記念メダル

脚注

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  1. ^ In Celebration Dr. Prof. Wataru Nakayama on his 80th birthday (Elsevier)”. Watt & Edison. 2024年3月26日閲覧。
  2. ^ 曲円管内強制対流熱伝達に関する研究
  3. ^ 中山 恒
  4. ^ 中山 恒 NAKAYAMA WataruORCIDORCID連携する *注記科学技術振興機構
  5. ^ これまでの受賞者一覧機械学会
  6. ^ 電気通信大学産学官連携センター 第43回研究開発セミナー電気通信大学
  7. ^ 熱工学部門の紹介機械学会熱工学部門
  8. ^ 歴代会長からのメッセージその1」『伝熱』第41巻第168号、日本伝熱学会、2002年、1-14頁、doi:10.11368/htsj1999.41.168_1ISSN 1344-8692NAID 130004886228 
  9. ^ Past Members of Executive Committee”. 2024年3月26日閲覧。
  10. ^ Heat Transfer Memorial Award”. 2024年3月26日閲覧。
  11. ^ ICHMT Fellowship Award”. 2024年3月26日閲覧。
  12. ^ 日本機械学会熱工学部門賞”. 2024年3月26日閲覧。
  13. ^ THERMAL MANAGEMENT AWARD RECIPIENTS”. 2024年3月26日閲覧。
  14. ^ Avram Bar-Cohen Memorial Medal”. 2024年3月26日閲覧。
  15. ^ 日本機械学会船井賞”. 2024年3月26日閲覧。
  16. ^ The ASME Fellow”. 2024年3月26日閲覧。
  17. ^ The Max Jakob Memorial Award”. 2024年3月26日閲覧。
  18. ^ IEEE Life Members”. 2024年3月26日閲覧。
先代
棚澤一郎
日本機械学会熱工学部門長
1990年 - 1991年
次代
越後亮三
先代
棚澤一郎
日本伝熱学会会長
1994年 - 1995年
次代
相原利雄