ロッテワールド
ロッテワールド(朝: 롯데월드、英: Lotte World)は、大韓民国のソウル特別市松坡区にあるテーマパーク。運営はロッテグループのホテル事業であるホテルロッテのロッテワールド事業本部。1985年に着工、1989年7月12日にオープンした。マスコットキャラクターは「ロッティ&ローリー」。施設にはロッテ百貨店、免税店を併設し観光名所として知られている。ソウル首都圏ではエバーランド、ソウルランドと合わせ三大娯楽施設と呼ばれることがある。
ロッテワールド Lotte World 롯데월드 | |
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施設情報 | |
テーマ | 小さな地球村(작은 지구 마을) |
事業主体 | 株式会社ホテルロッテ |
管理運営 | 株式会社ホテルロッテ |
面積 | 28,246m2 |
開園 | 1989年7月12日 |
所在地 |
大韓民国 ソウル特別市松坡区オリンピック路240 |
位置 | 北緯37度51分 東経127度10分 / 北緯37.850度 東経127.167度座標: 北緯37度51分 東経127度10分 / 北緯37.850度 東経127.167度 |
公式サイト | http://www.lotteworld.com/ |
ロッテワールド | |
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各種表記 | |
ハングル: | 롯데월드 |
発音: | ロッテウォルドゥ |
英語案内: | Lotte World |
遊園地であるロッテワールド・アドベンチャー(롯데월드 어드벤처、Lotte World Adventure)は、屋内のアドベンチャーと、石村湖水(西湖)に突き出した屋外のマジック・アイランド(매직아일랜드)を合わせた部分であり、その他、ロッテワールド民俗博物館(민속박물관)、アイスリンク、ホテルなどがある。
概要
編集ロッテワールド・アドベンチャーは、1989年7月12日に開業し、マジックアイランドは1990年3月24日に開業した。現在は40以上のアトラクションがある韓国内でも大規模のテーマパークである。2011年の来場者数は758万人で、世界のテーマパークランキングで11位を記録した。
2006年3月26日、同年3月5日に起こった従業員の転落死亡事故のお詫びとしてパークを同年3月31日まで無料で開放したが、パークのキャパシティをはるかに超える10万人の観客の殺到により35人の負傷者を出すという事故が起こった[1][2]。これを受けて27日以降の無料開放を中止する措置をとった。
2007年1月、施設の安全性について深刻な問題があるという診断を受け、1月8日からは営業を臨時中止していたが同年7月1日、約85億円が投入された全面的な安全改補修を済ましてから「ロッテワールドシーズン2」を宣言し営業を再開した。
テレビドラマ「天国の階段」や「Running Man」「ボスを守れ」「ジキルとハイドに恋した私」の撮影で使用された。
他展開
編集韓国内
編集2014年から2015年にかけて慶尚南道金海市長有洞に金海ロッテウォーターパークをオープンしていた。2014年10月14日、ロッテワールドの近接地のロッテワールドモール内にロッテワールド水族館をオープンした。その後も2016年には恩平ロッテモールにロッテワールド・キッズパークをオープン。2017年4月3日、ロッテワールドのすぐ向かいにロッテワールドタワーをオープンした。
2022年に釜山広域市機張郡の東釜山観光団地のオシリアテーマパークにロッテワールド・アドベンチャー釜山(釜山ロッテワールド・マジックフォレストテーマパーク)が開場された。[3]
ロッテワールド東京
編集1997年、東京都江戸川区葛西臨海地区のロッテ所有地に「ロッテワールド東京」を建設する計画があり、実際にアセスメントまで実施したが[4][5]、近隣に東京ディズニーシー等競合施設が建設されたことなどを受け、同計画は凍結。着工に至っていない。
ロッテワールド瀋陽
編集中華人民共和国瀋陽市に建設。2014年に一期工事が完成し、ショッピングモールが営業を開始。続いて二期工事のテーマパーク、オフィスビルの建設が始まったが、2016年に韓国内のTHAADミサイル配備に伴い中韓関係が悪化すると、中国当局が消防法違反を理由に工事許可を取り消した。2018年現在も工事完成の目処は立っていない[6]。
入場料
編集1989年にオープン当時の入場券価格は4,500ウォン、フリーパスは13,000ウォンだったが、現在はフリーパス59000ウォンとなっている。既存の入場券は、フリーパスに統一された。また、外国人観光客のための外国人のフリーパスも存在する。
アクセス
編集- 蚕室駅(ソウル交通公社2号線・ソウル交通公社8号線)より徒歩1分
脚注
編集- ^ “ロッテワールド、客殺到で負傷者、無料入場の催しで。”. 日本経済新聞 朝刊 (日本経済新聞社): p. 7. (2006年3月27日)
- ^ “修羅場と化したロッテワールド”. 朝鮮日報 (2006年3月27日). 2006年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月19日閲覧。
- ^ “「釜山ロッテワールド」 31日に開園”. 聯合ニュース 朝刊. (2022年3月17日)
- ^ “手続きの進捗状況 (仮称)ロッテワールド東京計画”. 東京都環境局 (1997年12月2日). 2018年1月22日閲覧。
- ^ “ロッテワールド東京、計画縮小、景観や日照阻害などに配慮――ホテル1棟建設中止。”. 日本経済新聞 朝刊 (日本経済新聞社): p. 15. (1999年1月22日)
- ^ “韓経:「THAAD雪解け」本当に来るのか…ロッテ、中国テーマパーク工事再開に期待感”. 中央日報 (2018年4月2日). 2018年4月6日閲覧。