ルナ20号とは、1972年にソビエト連邦が打ち上げた無人月探査機である。30gの月の土壌を地球へ持ち帰った。

ルナ20号
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1972-007A
カタログ番号 05835
状態 運用終了
目的 探査
観測対象
打上げ機 プロトン
打上げ日時 1972年2月14日
軌道投入日 1972年2月18日(月軌道)
軟着陸日 1972年2月21日(月着陸)
1972年2月24日(地球帰還)
質量 5600kg
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概要

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ルナ20号は月サンプルリターンを目的として1974年2月14日にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。探査機は宇宙待機軌道に投入された後に月へ向かい、2月18日に月周回軌道に入った。同月21日に豊かの海付近にあるアポロニウス高地へ着陸に成功。月面の観測や土壌の採集を行った。22日に月の石を封入したカプセルが月面から打ち上げられ、25日に地球のソビエト領内に帰還した。回収された土壌の質量は30gだった[1]。土壌サンプルからは自然アルミニウム (Aluminium) のような珍しい鉱物も検出された[2]

ルナ20号と同様のミッションとして、ルナ16号ルナ24号がある。

参考文献

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  1. ^ Luna 20”. NASA NSSDC. 2012年10月5日閲覧。
  2. ^ Luna 20 landing site mindat.org