ライカミング T55
ライカミング T55, (社内識別名称ライカミング LTC-4)は1950年代以降、アメリカ製のヘリコプターや(ターボプロップとして)固定翼機で使用されるターボシャフトエンジンである。コネチカット州ストラッドフォードのライカミング・タービンエンジン部門でより小型のライカミング T53を拡大することで設計された。両方のエンジンはハネウェル・エアロスペース社で製造される。T55はライカミング ALF502ギヤードターボファンエンジンのコアとしても使用される。
派生機種
編集- LTC4
- LTC4A
- LTC4B-8
- LTC4B-12
- T5508D
- LTC4-8Dの民間機型
- AL5512
- T55-L-7
- T55-L-9
- T55-L-11
- T55-L-712
- T55-L-714
- T55-L-714A
- T55-GA-714
- T55-GA-715
- 可変式案内翼制御 : 開発中
搭載機
編集- ベル 214A/B - A初期型がLTC4B-8Dを、B型がT5508Dをそれぞれ搭載
- ベル 309
- ボーイング CH-47 チヌーク
- ボーイング チヌーク (イギリス仕様)
- ボーイング モデル 360
- ボーイング RC-135 - 1基のT55がRC-135E派生型に航空機のフェーズドアレイレーダーに電力を供給する目的で搭載された。
- カーチス-ライト X-19
- ノース アメリカン YAT-28E Trojan
- パイパー PA-48
- en:H1 Unlimited hydroplane
仕様 (T55-L-714A)
編集一般的特性
- 形式: ターボシャフト
- 全長: 1,196.3 mm (47.1 inches)
- 直径: 615.9 mm (24.3 inches)
- 乾燥重量: 377kg (831 lbs)
構成要素
性能
- 出力: 4,867 shp (3,631 kW)
- 全圧縮比: 9.32[1]
- タービン入口温度: 815 °C (出力タービン入口温度)
- 出力重量比: (4,867 shp / 831 lbs) ~ 5.8568:1 shp/lb
関連項目
編集類似のエンジン
出典
編集- ^ “CH-47D Power Plants (714) (AQC/IPC/MOI/FEIC)”. 2018年7月4日閲覧。
- Gunston, Bill (2006). World Encyclopedia of Aero Engines, 5th Edition. Phoenix Mill, Gloucestershire, England, UK: Sutton Publishing Limited. pp. 132. ISBN 0-7509-4479-X