メキシコ割譲地
メキシコ割譲地(メキシコかつじょうち、Mexican Cession)とは、米墨戦争終結に伴うグアダルーペ・イダルゴ条約によりアメリカ合衆国が獲得した現在の南西アメリカの地域の歴史上の名称。1848年にアメリカ合衆国がメキシコより割譲させた。
1821年にメキシコがスペインからの独立をした時から1848年までの27年間、同地域はメキシコ領であり、その北西部を占めていた。割譲地域の面積は、それまでの全メキシコ領のおよそ3分の1となる。
地域
編集現在のカリフォルニア州(旧カリフォルニア共和国)、ネバダ州、ユタ州全域および以下の地域が含まれる。
- アリゾナ州(後にガズデン購入によって併合した南部地域を除く主要部分)
- コロラド州(旧テキサス共和国の境界以西)
- ニューメキシコ州(ガズデン購入地を除くリオ・グランデ川以西)
- ワイオミング州(旧テキサス共和国の境界以西および北緯42度線以南)