メイフェア

ロンドンの地名

メイフェア (Mayfair) は、ロンドンシティ・オブ・ウェストミンスターに属する地区。その名称は1686年から1764年までの間開かれていた2週間続く市場)に由来する。1686年以前と1764年以後はこの市はヘイマーケットにおいて開かれていたが、その後ロンドン郊外のボウへ移動した。

サヴィル・ロウ
オールド・ボンド・ストリートのアーケード

概説

編集
 
クラリッジス

メイフェアの区域は西はハイド・パークに、北はオックスフォード・ストリート、東をリージェント・ストリート、南をピカデリーにそれぞれ囲まれている。メイフェアは17世紀中頃から都市化が始まり、18世紀以降はロンドン随一の高級住宅街として人気を集めた。メイフェアにおける土地の自由保有権の多くは現在でもウェストミンスター公爵が所有している。

メイフェアは現在商業地区として発展を続けている。以前に住宅であった建物を改装してオフィスにした物件なども多く存在する。本社を設けている企業も多くあり、ロンドンにおいてヘッジファンドが集中している地区としても知られている。賃料は高額であるものの、現在でもメイフェアに居住している者も多い。その他にはレストラン、高級品店舗などが建ち並び、ピカデリー沿いの在英国日本国大使館(在英国アメリカ大使館は2018年1月、テムズ川沿いワンズワース区に移転。)、グローヴナー・スクエアロイヤル・アカデミー・オブ・アーツグローヴナー・ハウス・ホテルクラリッジスなどが存在する。

イギリス版のモノポリーでは最も高額の土地がある街とされている。

ミュージカル・映画『マイ・フェア・レディ』 (My Fair Lady) の題名は、この「Mayfair lady」(メイフェアレディ)をコックニー訛りでもじったものである。

街路

編集
 
ピカデリーサーカス

隣接地区

編集

地下鉄・鉄道

編集
ロンドン地下鉄の駅
鉄道駅

関連項目

編集

外部リンク

編集