ミス・リベンジ
『ミス・リベンジ』(原題:Miss Bala)は2019年に公開された米墨合作のアクション映画である。監督はキャサリン・ハードウィック、主演はジーナ・ロドリゲスが務めた。本作は2011年に公開されたメキシコ映画『MISS BALA/銃弾』をリメイクした作品である。本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2019年9月4日にDVDが発売された[4]。
ミス・リベンジ | |
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Miss Bala | |
監督 | キャサリン・ハードウィック |
脚本 | ギャレス・ダネット=アルコセル |
原作 | ヘラルド・ナランホ『MISS BALA/銃弾』 |
製作 |
パブロ・クルス ケヴィン・ミッシャー |
製作総指揮 |
ギャレス・ダネット=アルコセル アンディ・バーマン キャサリン・ハードウィック マウリシオ・カッツ ジェイミー・マーシャル サムソン・ムク アルトゥーロ・サンプソン ヘラルド・ナランホ |
出演者 |
ジーナ・ロドリゲス イスマエル・クルス・コルドバ アンソニー・マッキー アイスリン・デルベス |
音楽 | アレックス・ヘッフェス |
撮影 | パトリック・ムルギア |
編集 | テリリン・A・シュロプシャー |
製作会社 |
コロンビア ピクチャーズ ミッシャー・フィルムズ カナナ・フィルムズ |
配給 | ソニー・ピクチャーズ・リリーシング |
公開 |
2019年2月1日 劇場未公開 |
上映時間 | 104分[1] |
製作国 |
アメリカ合衆国 メキシコ |
言語 | 英語 |
製作費 | 1500万ドル[2] |
興行収入 | $15,383,492[3] |
概略
編集メーキャップ・アーティストのグロリアは親友のスズに会うために、メキシコのティフアナを訪れていた。ところが、スズがナイトクラブで行方不明になるという事件が発生してしまう。グロリアはスズの救出を警察に依頼したが、汚職警官の裏切りに遭い、麻薬組織に身柄を引き渡されることとなった。身の安全と引き替えに、グロリアは麻薬組織のために働かざるを得なくなってしまった。
米墨国境地帯は麻薬組織と麻薬取締局が熾烈な闘争を繰り広げている場所である。一般人にすぎないグロリアはいきなり闘争のど真ん中に放り込まれたのである。絶望的な状況でしかなかったが、グロリアは必死の思いでその環境に適応していくのだった。
キャスト
編集- メーキャップ・アーティスト。リノに拉致されて事件に巻き込まれる。父は亡くなっている。
- イスマエル・クルス・コルドバ - リノ(吹替:鈴木達央)
- 麻薬カルテルのリーダー。
- アンソニー・マッキー - ジミー(吹替:森宮隆)
- CIAの潜入捜査官。
- ダミアン・アルカザール - サウセド(吹替:野川雅史)
- 警察署長。
- アイスリン・デルベス - イザベル
- 麻薬カルテルに脅されている女性。
- マット・ローリア - ブライアン
- 捜査官のリーダー。
- クリスティーナ・ロドロ - スズ
- グロリアの親友。小学生の弟がいる。
- リカルド・アバルカ - ポロ
- 麻薬カルテルのメンバー。
- トーマス・デッカー - ジャスティン
製作
編集2017年4月、キャサリン・ハードウィックが本作の監督に起用されたとの報道があった[5][6]。5月、ジーナ・ロドリゲスとイスマエル・クルス・コロドバの出演が決まった[7]。7月、マット・ローリア、クリスティーナ・ロドロ、アイスリン・デルベスがキャスト入りした[8][9]。2018年4月23日、アンソニー・マッキーが本作に出演することが明かされた[10]。
なお、本作の撮影に携わったスタッフ及び俳優の約95%がラテン系であった[11]。
公開・マーケティング
編集興行収入
編集本作は公開初週末に620万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[16]、その予想は的中した。2019年1月1日、本作は全米2203館で公開され、公開初週末に686万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場3位となった[17]。
評価
編集本作に対する批評家の評価は芳しいものではない。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには75件のレビューがあり、批評家支持率は25%、平均点は10点満点で4.8点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ミス・リベンジ』はジーナ・ロドリゲスがアクションスターとして活躍する未来を示唆している。また、そのストーリーも感動的である。しかし、不幸なことに、同作はストーリーにおける個々の要素を調和させることが如何に難しいかを例証している。」となっている[18]。また、Metacriticには25件のレビューがあり、加重平均値が41/100となっている[19]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[20]。
出典
編集- ^ “ミス・リベンジ”. 映画.com. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “Gina Rodriguez’s ‘Miss Bala’ Features Rare Leading Role for Latinx Actor, Diverse Crew” (2018年11月16日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Miss Bala”. Box Office Mojo. 2019年6月14日閲覧。
- ^ “ミス・リベンジ ブルーレイ&DVDセット”. Amazon. 2019年6月21日閲覧。
- ^ “メキシコ映画『MISS BALA/銃弾』リメイク企画で監督にキャサリン・ハードウィック” (2017年4月5日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Catherine Hardwicke To Helm ‘Miss Bala’ Remake; Gina Rodriguez Courted” (2017年4月4日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Gina Rodriguez Set To Star In ‘Miss Bala’, Ismael Cruz Córdova Cast As Male Lead” (2017年5月15日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Hot set with these crazy people” (2017年7月15日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Matt Lauria and Cristina Rodlo Join Gina Rodriguez in ‘Miss Bala’ Remake (EXCLUSIVE)” (2017年7月19日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “‘Miss Bala,’ Animated Spider-Man Show Sony’s Commitment to Diverse Heroes” (2018年4月23日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “CinemaCon: Sony Touts Diversity of Its Upcoming Movies” (2018年4月24日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Sony Dates Trio For 2019: ‘Miss Bala’, ‘A Dog’s Way Home’ & ‘The Crow’” (2018年3月2日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Sony Moves ‘Escape Room’ Up By A Month & ‘Miss Bala’ By A Week” (2018年10月12日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “‘Miss Bala’ Trailer: Jane’s Got A Gun” (2018年10月16日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “Gina Rodriguez is an action star in the first trailer for Miss Bala” (2018年10月16日). 2019年1月5日閲覧。
- ^ “'Glass' Looks to Threepeat Over Soft Super Bowl Weekend”. Box Office Mojo (2019年1月31日). 2019年6月14日閲覧。
- ^ “February 1-3, 2019”. Box Office Mojo. 2019年6月14日閲覧。
- ^ “Miss Bala”. Rotten Tomatoes. 2019年2月4日閲覧。
- ^ “Miss Bala (2019)”. Metacritic. 2019年2月4日閲覧。
- ^ “6:41 - 2019年2月5日 by@CinemaScore”. Twitter. 2019年2月8日閲覧。