マリキナ
フィリピンのメトロ・マニラ内の都市
マリキナは、フィリピンマニラ首都圏東部に位置する市。2002年の統計では人口は約39万人。
マリキナ市 Lungsod ng Marikina Marikina City | |
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愛称 : Shoe Capital of the Philippines | |
位置 | |
マリキナの位置 | |
位置 | |
座標 : 北緯14度38分24秒 東経121度5分50秒 / 北緯14.64000度 東経121.09722度 | |
歴史 | |
市制成立 | 1996年12月8日 |
行政 | |
国 | フィリピン |
地方 | マニラ首都圏 (メトロ・マニラ) |
市 | マリキナ市 |
市長 | Marcelino Teodoro |
地理 | |
面積 | |
市域 | 21.52 km2 |
標高 | 14.7 m |
人口 | |
人口 | (2010年現在) |
市域 | 424,150人 |
その他 | |
等時帯 | PST (UTC+8) |
ZIP Code | 1800 |
市外局番 | 2 |
公式ウェブサイト : http://www.marikina.gov.ph/ www.marikina.gov.ph |
1987年に市に昇格。マニラ首都圏に位置するため、他の都市同様に地方からの流入者も多い。市内を流れるマリキナ川沿いには低湿地となっており、台風襲来時にはしばしば氾濫して被害が発生する[1]。
製靴産業
編集古くからフィリピンの靴産業を支え栄えてきた土地柄であり、革靴メーカーや職人などの形で市民の半数近くが何らかの形で靴産業に従事する[2]。1887年(スペイン統治時代)、当時の市長が製靴を奨励したことが始まり。サンダルから革靴まで生産し、1950年代には「靴の首都」と呼ばれるようになった。1994年時点で、靴工場は市への登録工場で513(非登録を含めれば3000以上)を数えたが、2000年頃から安価な中国製が流入して衰退。近年はオーダーメードやインターネット販売でマリキナの靴産業は復活しつつある。
フィリピン大統領夫人であったイメルダ・マルコスは約3000足もの靴コレクションで知られ、外国訪問ではマリキナ製を履いて宣伝に努めた[3]。
市内に存在するマリキナ靴博物館には、世界最大の革靴や、イメルダが収集してきた靴の一部が展示されている[4]。
主な出来事
編集出典
編集- ^ “2009年フィリピン台風災害調査速報”. 独立行政法人防災科学研究所 2014年7月21日閲覧。
- ^ “マリキナ靴博物館の評判”. 地球の歩き方 2014年7月21日閲覧。
- ^ 【グローバルViews】フィリピン、靴の町に希望/SNSで販促 ネット世代の起業家台頭『日経産業新聞』2019年1月1日(グローバル面)2019年3月31日閲覧。
- ^ “イメルダ夫人の栄華の跡”. 『まにら新聞』. (2004年10月31日) 2014年7月6日閲覧。
- ^ ビル火事40人死ぬ マニラ、窓から飛び降り『中国新聞』昭和50年1月23日朝刊15面