ビスタラ

インドの航空会社

ビスタラ英語: Vistara)はインドデリーを拠点に置く航空会社である。将来的にエア・インディアと合併する計画がある。

Tata SIA Airlines Limited
Vistara
IATA
UK
ICAO
VTI
コールサイン
VISTARA
設立 2014年
運航開始 2015年1月9日
拠点空港 インディラ・ガンディー国際空港
焦点空港 インドの旗 インドデリー
マイレージサービス Club Vistara
会員ラウンジ Vistara Lounge
親会社 タタ・グループ
シンガポール航空
保有機材数 40機
就航地 約40都市
スローガン "Fly the new feeling"
本拠地 インドの旗 インドデリー
代表者 Phee Teik Yeoh (CEO)
外部リンク https://www.airvistara.com/
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概要

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2014年、インドの大手財閥タタ・グループシンガポール航空との共同出資で TATA SIA Airlines Limited. が設立された。同年の10月より運航を開始する予定でだったが[1]、延期になり2015年1月9日より運航を開始することになった[2]

運航ブランドはサンスクリット語で「無限の広がり」を意味するVistaarから名付けられた[3]

日本航空との間でコードシェアの実施とマイレージの提携を2017年に発表し、同社国内線と成田デリー線、ビスタラのインド国内線がコードシェア対象となる。さらにJAL・ビスタラ2社間のラウンジ相互利用などについても検討が進められ[4]、2019年2月28日からデリー発着インド国内7路線でコードシェアを開始した[5]

広告にはボリウッド女優のディーピカー・パードゥコーンを起用、高級感を演出して競合のエア・インディアにサービスの面で差をつけようとしている。

2020年2月28日、国土交通省より外国人国際航空運送事業の経営許可を取得[6]シンガポール航空シルクエア日本航空のコードシェア便として運航する。

2024年1月8日、ビスタラのCEOは、エア・インディアへの合併に関するすべての規制当局の認可が2024年半ばまでに完了し、事業の統合が2025年半ばまでに完了すると予想しています[7]

保有機材

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2022年1月現在

ビスタラ 保有機材
機材名 受領済 発注済 座席数 特記
エアバスA320 6 158
エアバスA320neo 34 21 158
エアバスA321neo 4 188 リース予定のものも含む
ボーイング737-800 5 168
ボーイング787-9 2 5 299
Total 51 56  

就航都市

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ビスタラ 就航都市 (2021年9月現在)
州・国名 都市 空港名 特記
  インド 国内線
デリー首都圏 デリー インディラ・ガンディー国際空港 ハブ空港
アッサム州 グワーハーティー ロクプリヤ・ ゴピナート・ボルドロイ国際空港
チャンディーガル連邦直轄領 チャンディーガル チャンディーガル空港
ゴア州 ゴア ダボリム空港
グジャラート州 アフマダーバード サルダール・ヴァッラブバーイー・パテール国際空港
ジャンムー・カシミール州 ジャンムー ジャンムー空港
レー クショク・バクラ・リンポチェ空港
シュリーナガル シュリーナガル空港
ジャールカンド州 ラーンチー ブリサムンダ空港
カルナータカ州 ベンガルール ケンペゴウダ国際空港
ケーララ州 コーチ コーチ国際空港
マハーラーシュトラ州 ムンバイ チャトラパティ・シヴァージー国際空港
プネー プネー国際空港
オリッサ州 ブヴァネーシュヴァル ビジュー・パトナイク国際空港
パンジャーブ州 アムリトサル シュリー・グル・ラーム・ダース・ジー国際空港
タミル・ナードゥ州 チェンナイ チェンナイ国際空港
テランガーナ州 ハイデラバード ラジーヴ・ガンディー国際空港
ウッタル・プラデーシュ州 ラクナウ チョードリー・チャラン・シン空港
ヴァーラーナシー ラール・バハードゥル・シャーストリー空港
西ベンガル州 シリグリ(バグドグラ) バグドグラ空港
コルカタ ネータージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港
アンダマン・ニコバル諸島連邦直轄領 ポートブレア ビアー・サバーカー国際空港
国際線
  シンガポール シンガポール チャンギ国際空港
  イギリス ロンドン ヒースロー国際空港
  ドイツ フランクフルト フランクフルト国際空港
  フランス パリ シャルルドゴール国際空港
  スリランカ コロンボ バンダラナイケ国際空港
  ネパール カトマンズ トリブバン国際空港
  サウジアラビア ジッダ キング・アブドゥルアズィーズ国際空港
ダンマーム キング・ファハド国際空港
  カタール ドーハ ドーハ国際空港
  タイ バンコク スワンナプーム国際空港
  アラブ首長国連邦 ドバイ ドバイ国際空港
アブダビ アブダビ国際空港
  オマーン マスカット マスカット国際空港
  モーリシャス ポートルイス サー・シウサガル・ラングーラム国際空港
  バングラデシュ ダッカ ハズラット・シャージャラール国際空港
  モルディブ マレ ヴェラナ国際空港
  インドネシア バリ ングラ・ライ国際空港
  香港 香港 香港国際空港
運休・廃止路線
  日本 東京 東京国際空港 運航終了

インド国内からアメリカやヨーロッパ各国への就航を検討している[8]

提携航空会社

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コードシェア提携[9]

サービス

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座席

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エコノミークラスとプレミアムエコノミーおよびビジネスクラスが設定されている[10]

マイレージプログラム

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Club Vistaraという名でマイレージサービスを提供している。シルクエアー、シンガポール航空、ユナイテッド航空と提携している[11]

出典

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  1. ^ Tatas unveil ‘luxury airline’ Vistara, target October take-off” (英語). THE TIMES OF INDIA. 2014年8月12日閲覧。
  2. ^ Air Vistara to commence operations on January 9” (英語). dnaindia. 2014年12月28日閲覧。
  3. ^ Singapore Airlines Bets On Indian Market With New Carrier Air Vistara” (英語). International Business Times. 2014年8月12日閲覧。
  4. ^ JALとVISTARA、コードシェア、マイレージなどで提携』(プレスリリース)JAL、2017年9月7日http://press.jal.co.jp/ja/release/201709/004413.html 
  5. ^ JALとVISTARA、コードシェアを開始』(プレスリリース)2019年2月22日https://press.jal.co.jp/ja/release/201902/005070.html 
  6. ^ 外国人国際航空運送事業の経営許可 (PDF) - 国土交通省 令和2年2月28日
  7. ^ “‘Merger into Air India likely by mid 2025’: Vistara CEO Kannan”. The Times of India. (2024年1月8日). ISSN 0971-8257. https://timesofindia.indiatimes.com/business/india-business/merger-into-air-india-likely-by-mid-2025-vistara-ceo-kannan/articleshow/106632553.cms?from=mdr 2024年8月8日閲覧。 
  8. ^ “Vistara航空、インドから欧米への長距離フライトを視野に”. レスポンス. (2015年3月6日). http://response.jp/article/2015/03/05/245770.html 
  9. ^ Codeshare Partners - Vistara
  10. ^ Cabin - Vistara
  11. ^ Club Vistara - Vistara

外部リンク

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