ビアク島(ビアクとう、インドネシア語: Pulau Biak)はインドネシアパプア州北部のチェンデラワシ湾ニューギニアの北西部に位置する小島。ビアク島はビアク諸島の一部で、最大の島である。

ビアク諸島

島で最大の人口密集地は南部海岸に位置するビアク市である。他は人口密度の低い小村が多い。

歴史

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第二次世界大戦中には日本軍の航空基地が存在した。ビアク島の戦いの後、アメリカ軍が島を占領した。占領された航空基地は「モクメル飛行場」と改名され、その後オーストラリア空軍に移管された。

1996年の地震と津波で大きな被害を出した。

1998年7月6日、インドネシア軍による島民の大量虐殺事件が発生した。

人口動態

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ビアク島の住民は大多数がメラネシア人で、宗教的にはキリスト教徒である。公用語はインドネシア語だが、ビアク語も広く用いられる。オランダ語英語の使用もみられるが、これは限定的である。人口は11万2873人(2010年国勢調査)[1]

気候

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インドネシア・ビアク島
雨温図説明
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29
25
 
 
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180
 
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気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]
インペリアル換算
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9.8
 
84
77
 
 
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82
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9.8
 
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7.9
 
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9.8
 
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77
 
 
9.1
 
84
77
 
 
9.8
 
82
77
 
 
9.4
 
84
77
 
 
8.7
 
84
77
 
 
7.1
 
84
77
 
 
7.5
 
86
77
 
 
9.1
 
84
77
気温(°F
総降水量(in)

ビアク島の気候は、年間を通してほぼ同一の気温である熱帯雨林気候である。市内の年間平均気温は27度であり、それは一般的に毎日の平均気温と同じである。 市内は、年間を通しての毎月の降水量が年間降水量およそ2,850mmを平均したちょうど良い量であることがわかり、10月と11月は、月平均の降水量200mmを若干下回る最も乾燥する月である。

インドネシア・ビアク島の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 29
(84)
28
(82)
29
(84)
29
(84)
29
(84)
29
(84)
28
(82)
29
(84)
29
(84)
29
(84)
29
(84)
30
(86)
29
(84)
平均最低気温 °C°F 25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
25
(77)
降水量 mm (inch) 250
(9.84)
240
(9.45)
250
(9.84)
200
(7.87)
250
(9.84)
230
(9.06)
250
(9.84)
240
(9.45)
220
(8.66)
180
(7.09)
190
(7.48)
230
(9.06)
2,840
(111.81)
出典:https://www.weatherbase.com/weather/weather.php3?s=6579&refer=&units=metric

脚注

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外部リンク

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