ヒシ科
ヒシ科 (ヒシか、Trapaceae) は双子葉植物の科で、すべて一年生の水草。現生種はヒシ属の数種のみからなり、ユーラシアと北アフリカに分布する。日本にはヒシ、オニビシとヒメビシがある。化石種もいくつか知られ、古いものでは7千万年ほど前(白亜紀末)に遡るTrapago 属がある。
ヒシ科 | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オニビシ(広義)
| |||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||
| |||||||||||||||
属 | |||||||||||||||
|
かつてはアカバナ科に入れられたが、水中生活に適応して特殊化しているため分離された。APG植物分類体系ではミソハギ科に含めている。
形態
編集菱形の浮葉を茎から放射状に展開し、水面を覆う。果実には2-4本の棘を持ち、デンプンを蓄積して大型になる。
利用
編集ヒシやトウビシなどの実は食用となる。
種
編集文献によって、学名に与えられる和名が異なることが多い。ここで示す学名も、文献によっては異なる種にあてられることがある。