ツルコケモモ
ツルコケモモ(蔓苔桃、学名:Vaccinium oxycoccos)はツツジ科スノキ属ツルコケモモ亜属の常緑小低木。
ツルコケモモ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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福島県会津地方 2009年7月
花柄に短毛がはえる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Vaccinium oxycoccos L. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Oxycoccus palustris Pers. | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ツルコケモモ(蔓苔桃) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Cranberry |
長万部・幌別・斜里の北海道アイヌはカタㇺ(アイヌ語: katam)、美幌の北海道アイヌはカタㇺカウレㇷ゚(アイヌ語: katamka-urep)と呼ぶ一方、樺太アイヌはフトゥレㇸ(樺太アイヌ語: hutureh)と呼称し、食用に用いられた[1]。
特徴
編集茎は細く、長さ20cmくらいになり、まばらに分枝する。葉は無柄で茎に互生し、形は卵状長楕円形または狭卵形で、葉身の長さ5-15mm、幅2-5mm。葉の先端は尖り、縁は全縁でやや裏面側にまくれ、裏面はやや粉白色になる。
花期は7月。前年の枝先にできた花芽から短毛が密にはえた1-4本の花柄をだして、その先端に下向の淡紅色の花を1個ずつ咲かせる。花冠は4裂し、裂片は長さ7-9mmで、カタクリのように背面に反り返る。
分布と生育環境
編集日本では、北海道、本州の中部地方以北に分布し、寒地の高層湿原でミズゴケ類の中に自生する。世界では、北ヨーロッパ、北アジア、北アメリカ北部など、北半球の寒い地域に広く分布する。
ギャラリー
編集脚注
編集関連項目
編集参考文献
編集- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅲ 』(1981)平凡社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)